清水頭、雨乞岳【奥の畑谷から絶景の稜線を西尾根へ周回】


- GPS
- 09:32
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,094m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:02
天候 | 曇り 後快晴 【気温】桜地藏尊:1℃ 清水頭:4℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
への案内板で甲津畑林道へ→グリーンランド入口を過ぎた除雪最終地点 辺りの路肩のふくらみに駐車。 (路面的には鳴野橋まで乗り入れ可能でした。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【積雪状況】 全線積雪状態です。奥の畑入口からスノーシューを装着。 午後になり雪の緩んだ雨乞岳西峰からはアイゼンも効かず ツボ足で下山。 稜線部は40〜60cmほどの積雪かと。 《奥の畑谷》 適度な間隔でリボンの目印が付いていますが、谷から稜線への取り付きは 最奥より一本ほど西側の尾根へ誘導するように付いていました。 トレースの主もそちらへ向ったようです。 《雨乞岳西尾根》 昨年末に揺れていたリボンは殆ど無くなっていました。 ガレ場記号の地点からの下りは一段と傾斜がきつくなります。 co800mを下った辺りから尾根形状が曖昧になり、浅い谷側をルートに 下りました。 |
写真
感想
昨年末のクリスマス寒波以来久しぶりの寒波で、鈴鹿のお山も
雪の供給に恵まれた。この機会を逃さずお気に入りの清水頭へ
出掛けよう、そして状況次第で雨乞岳から西尾根へ足を延ばそう。
関ヶ原の雨が甲津畑の登山口では雪に変わった。
支度を終えて出発しようとしていると1台の車がやってきた。
見覚えのあるウエアーの主はbeggioさんだ。
聞くと私とは逆のコースで西尾根から時計廻りで奥の畑谷へ下る計画
だと言う。
そんな経緯で奥の畑分岐までご一緒させていただく事になった。
着雪が霧氷のような景色を見せてくれる鈍色の林道から千種街道に
入る頃には雪は止んだが、空はどんよりしたままだ。
天気の回復を願いつつ到着した奥の畑分岐で雨乞岳西尾根へ向かう
beggioさん一行とは南雨乞岳での再会を約束?して、奥の畑谷へ向かう。
支流を二度ほど横切った奥の畑入口の平原でスノーシューを装着して
立ちあがった時、左脚に感じた違和感が気になるが無理せず進もう。
前日の物と思われるトレースや、適度の間隔で現れるリボンのおかげで
戸惑う事無く谷を詰めてこれたが、相変わらず空の明るさは乏しい
ままだ。視界の悪い稜線は魅力に欠けるので清水頭ピストンも視野に
入れながら東に向かって谷を進むとリボンの案内は計画よりも西側の
尾根地形で谷を離れ、トレースもそれに従って稜線へ向っていたが、
脚に負担をかけたくないのでトレースの消えた左岸を更に上流まで進み、
最奥の標高差の少ない尾根へ取り付き、草付きの急斜面を休み休み
登り詰めるとそこには素晴らしい雪の稜線が広がっていたが、
相変わらず雲は低いままで展望に欠ける残念な状態だった。
この先どうするかは清水頭に立ってから決めようと山頂へ向かうと、
過去一度も青空を外したことが無く、連勝続きの神通力が効いたのか
みるみる雲が消え素晴らしい青空が戻ってきた。
違和感の残る脚と展望に欠ける曇り空、先ほどまで折れそうだった心は
至福の喜びに変わり、穏やかで遠望の利く極上の稜線を満喫するために
ゆっくりでも先へ進む気力が湧いてきた。
行動食のパンを頬張り、たっぷりと展望を楽しんで僅かに霧氷が残る
稜線を南雨乞岳の山頂に向かうと、約束通り雨乞岳から雪稜を登って来る
beggioさん一行を迎える事が出来た。
狭い山頂でお互い劇的な天気回復を喜び合い、奥の畑方面と西尾根方面へ
別れる。いつも苦しめられる笹のブッシュも今は雪の下だ。
冬期限定の雪稜ルートで雨乞岳に到着すると更にワイドな展望が広がり、
鈴鹿の展望は言うに及ばず遠くアルプスの姿をも捉えながら西尾根を
千種街道に向けて下ると、奇跡的にも奥の畑分岐で休憩中の
beggioさん一行とバッタリ。
一人で絶景の余韻に浸りながら戻るつもりが、楽しいグループ山行の
雰囲気を感じながらの戻り道に変わった。
【駐車地で出逢うことも無く雪の中を出発していたら、悪天候のまま
清水頭ピストンで下山していたと容易に想像できる。
出発を遅らせてbeggioさん一行とご一緒できた事で幸運にも
極上の稜線を歩く機会に恵まれた。
ひょんな事から顔見知りの方々と楽しい山行が出来ました。
改めてbeggioさん、uriuri4211さん、hanabana31さん、sora-kanaさん
皆様にお礼を申し上げます。】
御所平は終日天気も良く暑いぐらいでした
風の無い一日でしたね。展望は折り紙付きなので晴れてくれれば
文句なしですね。
積雪状況はどうでした? スノーハイクは楽しめましたか?
劇的な展開、そして出会、自分もonetotaniさんに心から感謝したいと思います。
何か神がかってた今回の山行、本当にすごく楽しかったし、一緒に歩いて頂けて本当に嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
健脚の皆さんのペースについて行くのに少し疲れましたが、
またこんなバッタリが有れば、その時もよろしくお願いします。
雪の雨乞岳周回素晴らしいですね、この時期の雨乞は私達にとってかなり厳しい場所なので憧れます。
beggioさんご一行と劇的な出合いもあって、充実した山行きになりましたね。
冬の甲津畑から雨乞は雪が多く、千種街道を歩くのも一苦労する印象ですが、積雪は多めだったのでしょうか?
今回は稜線に出た途端、青空が蘇るという劇的な展開がより感動を
与えてくれました。
最高の演出のおかげで折れかけていた心に活力が蘇り、鈴鹿第一級の稜線を
計画通り歩ききる事ができました。
今回は苦しみを伴う積雪ではなく、純粋に雪山の楽しさを感じられる
積雪量でした。
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