白駒池 山スキーハイク
- GPS
- 04:49
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 377m
- 下り
- 862m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 4:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
久々の山。
正直去年は山に登れる環境ではなく、入院中だった父が7月に亡くなり、通夜葬儀〜四十九日〜納骨と怒涛の毎日。加えて仕事も人生MAXで倒れそうなくらい忙しく、疲労とストレスから9月に突発性難聴を発症し右耳死亡。。。
幸いにも突発性難聴については聴音検査でしかわからない超高音域帯の難聴で、すぐに治療も始めたのもあり日常生活にはほとんど影響は残らなかったものの、難聴に起因する酷い耳鳴りが残り、冗談抜きで気が狂いそうになレベル。
頭の中で常にキーンというマイクのハウリングのような音がガンガン鳴り続けている状態で、耳鳴りがうるさくて眠れないし、台風が来たり電車や車でトンネル入ると頭痛や耳痛がするしで、QOLの低下が半端ない。。
気圧変化は禁忌なので、当然山もプールもスキーもDr.ストップ。。
突発性難聴は予後が非常に悪く完全に治るのは3割程度なので、この耳鳴りとも一生の付き合いと思ったら流石にメンタルやられかけましたが、引き篭もって鬱々してても治るわけでもなく、元来そんなタイプでもないので、とりあえず耳を労りつつ、以前の日常生活を取り戻そうと抗ってみることに。
この世のものとは思えないまずいシロップ薬に悶絶しつつも数ヶ月薬を飲み続け、耳の負担を軽くすべくプールでは耳栓して泳ぎ、キャンプも標高低いキャンプ場を選び、スキーも標高差のない緩いコースで滑るなど、セーブしつつもできるだけ元の生活をしていたところ少しづつ耳鳴りも軽減してきたので、今回お試しで山復帰。
ということで久々の標高2000mオーバー、ロープウェイ利用と、耳にとってハードル高めでしたが、なんとか山行中は問題なく歩けました!
が、しかし、、、最後の最後、ゲレンデトップからベースまでノンストップで滑走したら耳死亡。。やっちまった…。
下山後4日経つのにまだ耳がおかしい状態ですが、自分のアホさ加減に呆れ果ててると同時に、受動的に耳鳴りを受け入れざるを得なかった状況とは異なり、自分の行動の結果として起こったある意味能動的な状態に、なんとなくスッキリしてる今日この頃です。
今回は山を滑るためではなく歩くために山スキーを持ち出してみましたが楽しかった!
正直言うと自分は、滑るという意味では山スキーよりもゲレンデでカービングしてた方が1000000倍楽しいので、滑るのではなく歩くための山スキーはかなりアリだなと思いました。
一時は耳鳴りのせいで「もう二度と黒部源流のあの空気は吸えないんだな。。」と落ち込んでましたが、気圧の急激な変化を避ければなんとかなるかもと、少し光明が見えてきた気もしています。
3000mオーバーの気圧に耳が耐えられるかなんとも言えないところですが、夏山復帰できるよう頑張りたいと思います。
最後に突発性難聴のこと。
明確な原因があるわけでもなく誰もがなる可能性があり、効果的な治療薬や治療法もなく完治率も低いので、なっちゃったら最期なところがあります。
山登りは気圧の変化も大きく耳への負担は大きいと思いますので、皆様ご自愛くださいませ。
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