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Yamareco

記録ID: 5190238
全員に公開
雪山ハイキング
東海

【奥美濃】道の駅夜叉ヶ池の里から行く冬雨のアラクラ〜黒津山〜五蛇池山〜小蕎麦粒山〜蕎麦粒山〜湧谷山〜丁子山

2023年02月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:31
距離
20.5km
登り
1,969m
下り
1,981m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:58
休憩
0:35
合計
11:33
5:32
181
スタート地点
8:32
8:41
30
9:11
9:13
51
10:03
10:03
54
10:57
11:13
78
12:31
12:31
182
15:33
15:34
14
15:48
15:55
68
17:04
ゴール地点
天候 天気@ 曇りのち雨

気温@ 道の駅夜叉ヶ池の里・さかうち2℃(AM5:30頃)、黒津山−1℃(AM9:10頃)、蕎麦粒山1℃(PM12:30頃)、湧谷山1℃(PM3:30頃)

風@ 北西のち南東の風少々

積雪@ 麓では0cm、アラクラ〜黒津山1m位、五蛇池山〜蕎麦粒山1.5〜2m位、湧谷山80cm〜1m位
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅夜叉ヶ池の里さかうちに駐車、朝・夕方ともに自車以外に駐車なく閑散としていた。
コース状況/
危険箇所等
@概況@
雪はアラクラ尾根の広瀬城跡標高450mくらいから出始めその後程なくしてつながるようになる。雪質は一部フカフカの部分もあったが概ね良く締まっていた。このためスノーシューは持っていったが使用せず、大部分はツボ足で歩行。沈み込みは踝からスネ程度だった。五蛇池山から蕎麦粒山を降りた所までは12本爪アイゼンを装着、全行程ウィペット2本で通したが、特に小蕎麦粒山の前後は急斜面&厳しいトラバースがあり、ピッケルでないと危なくて、持ってこなかったのを後悔した。至るところに発達した雪庇が有り、一部細尾根もあり踏み抜き滑落に注意が必要だった。また、灌木やシャクナゲのやぶ漕ぎもあり通過に難儀することもあったが、ごく一部だったのが救いだった。小蕎麦粒山からは冷たいみぞれ混じりの雨になったが、雪が緩むことは無かった。蕎麦粒山には西側からの真新しいトレースがあった。湧谷山にも遊らんど坂内スキー場跡からの真新しいトレースがあった。それ以外にトレースは無かった。


以下、セクションごとの状況。

@アラクラ尾根と黒津山@
JA施設の裏手から尾根にアプローチ。標高450m位にある広瀬城跡から雪が覆うようになり、アラクラでは1mを超えていた。雪質は良く締まっていてつぼ足で多少の沈み込みで済み、快適に登っていけた。明瞭な尾根を行く行程で迷うようなことは無かった。途中、細尾根の急斜面で灌木のやぶ漕ぎを余儀なくされた部分があってやや難儀した。それ以外にも所々にやぶにぶち当たることもあったが、難儀するほどでは無かった。

@アラクラと黒津山のJCTから五蛇池山まで@
黒津山からアラクラ側に少し降ったところからのJCTから、鞍部まで降って五蛇池山に登り返す行程。鞍部から五蛇池山への登りの途中に細尾根があり、雪庇歩きを余儀なくされた。ここは雪庇の踏み抜きに警戒しながら通過。それ以外はおおむね快適な雪稜歩きで、つぼ足で問題なかった。

@五蛇池山から小蕎麦粒山まで@
五蛇池山から見る小蕎麦粒山、蕎麦粒山方面は見るからに険しく、硬い雪面に備えて12本爪アイゼンを装着。ピッケルは持ってこなかったので心配したが、小蕎麦粒山の直下で岩が立ち塞がる部分があり、厳しいトラバースを余儀なくされた。ここはピッケルの長い刃を深く刺す必要がありウィペットでは心許なく断然ピッケルに分がある。雪面は思ったほど硬くなくそれに救われた感じだった。

@小蕎麦粒山から蕎麦粒山まで@
小蕎麦粒山から蕎麦粒山に向かうと程なくして大きな岩峰が立ち塞がる。小蕎麦粒山側から見ると妙に盛り上がった巨大な雪庇といった見た目だが、行ってみると岩峰であることに気付かされる。ここを直接超えるのはロープがないと無理。なので北側の斜面を降りて大きく迂回するか、南側の断崖絶壁をトラバースするかで処理する必要がある。自身は南側の断崖絶壁をトラバースしたが、切り立った狭い足場に壁みたいな雪が貼り付いており、ここでもピッケルがないことを後悔するほどに恐怖した。ここは無難に北側から大きく迂回するほうが良い。その後、蕎麦粒山本峰への登りは山頂直下が急斜面&シャクナゲのやぶ漕ぎとなって難儀した。とにかく積雪期のこの区間はピッケルが必須で、ウィペットはその長さゆえに邪魔になり危険。ピッケルを持たずにここに来ることは叱られるレベルであった。この前後からみぞれ混じりの雨になる。

@蕎麦粒山〜P1075〜大谷川下降点@
蕎麦粒山には本日のものと思われる踏み跡があった。ここからの降りは急斜面で、この踏み跡を踏襲すると固く締め固まり歩きにくくて、これまでとは違う意味で難儀した。P1075との鞍部までで12本爪アイゼンはお役御免とした。トレースは大谷川への尾根へと下降していた。時間の経過とともに雨は本降りとなりガスは濃くなり視界はなくなっていった。

@大谷川下降点〜湧谷山〜丁子山@
ここから再びトレースなしとなる。視界もなしとなり、修行の歩きに徹しざるをえなかった。この間全般に緩やかな尾根でおおむね快適な雪稜漫歩となった。ただし細かなアップダウンは多いので、疲れ知らずとはいかない。積雪は80cm〜1m前後といったところで、ツボ足でたまにズボズボなることもあったがスノーシューを履くほどではなかった。道中至るところに発達した雪庇もあり天気が良ければ最高の雪稜歩きとなるところだったが、今回は本降りの雨で視界はほとんどなく黙々と歩くしかなかった。湧谷山には再びトレースがあった。遊らんど坂内スキー場跡からの登山者はそれなりにいるようだ。

@丁子山から遊らんど坂内スキー場跡までの下降@
標高差700mの急斜面が続く。トレースを辿ると歩きにくくてしょうがないので、途中から適当な場所にずらして下降した。天気が良い日みたいに雪が緩み過ぎることはなかったので、たまに踏み抜く程度で快適にスピーディーに降りることができた。



その他周辺情報 道の駅夜叉ヶ池の里さかうち https://yashaikenosato.com 営業時間8:00〜17:00

道の駅星のふる里ふじはし https://www.ibikogen.com/michinoeki.html 営業時間は季節により変動有りだが朝は10:00ころから夜は19:00〜20:30位のよう。日帰り温泉(有料)、足湯(無料)も有り。
この時間は青空も覗き夕方まで持ってくれるといいのにと思っていたのだが...
2023年02月18日 07:02撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 7:02
この時間は青空も覗き夕方まで持ってくれるといいのにと思っていたのだが...
金糞岳の存在感が素晴らしい、これは登ってみたい。
2023年02月18日 07:12撮影 by  SO-51C, Sony
3
2/18 7:12
金糞岳の存在感が素晴らしい、これは登ってみたい。
ツボ足でも沈み込みは少なくて歩きやすい。
2023年02月18日 07:31撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 7:31
ツボ足でも沈み込みは少なくて歩きやすい。
発達した雪庇も出てきた!これは今日もいい景色が期待できる!駄菓子菓子...
2023年02月18日 08:05撮影 by  SO-51C, Sony
2
2/18 8:05
発達した雪庇も出てきた!これは今日もいい景色が期待できる!駄菓子菓子...
遠くにはこのあいだ登った高丸が見える。烏帽子山のとんがりも。
2023年02月18日 08:19撮影 by  SO-51C, Sony
2
2/18 8:19
遠くにはこのあいだ登った高丸が見える。烏帽子山のとんがりも。
まさに山波という言葉が似合う奥美濃の秘峰たち。しかしその後ろに控える、いかにも雨を降らせそうな雲が気になる。でもこの雰囲気、嫌いじゃない。
2023年02月18日 08:41撮影 by  SO-51C, Sony
2
2/18 8:41
まさに山波という言葉が似合う奥美濃の秘峰たち。しかしその後ろに控える、いかにも雨を降らせそうな雲が気になる。でもこの雰囲気、嫌いじゃない。
アラクラからの眺めはそれはそれは素晴らしいものがあるが、どれがどれだか...
2023年02月18日 08:42撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 8:42
アラクラからの眺めはそれはそれは素晴らしいものがあるが、どれがどれだか...
こちらは...何でしたっけ?
2023年02月18日 08:42撮影 by  SO-51C, Sony
2
2/18 8:42
こちらは...何でしたっけ?
これは分かる!夜叉ヶ池方面だな!
2023年02月18日 08:43撮影 by  SO-51C, Sony
2
2/18 8:43
これは分かる!夜叉ヶ池方面だな!
黒津山へ向かう。重厚な雪庇の道を行く。
2023年02月18日 08:47撮影 by  SO-51C, Sony
3
2/18 8:47
黒津山へ向かう。重厚な雪庇の道を行く。
両白山地西側の主峰、能郷白山のたおやか且つ雄大な眺め。
2023年02月18日 08:47撮影 by  SO-51C, Sony
2
2/18 8:47
両白山地西側の主峰、能郷白山のたおやか且つ雄大な眺め。
雪庇近撮
2023年02月18日 08:49撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 8:49
雪庇近撮
むちゃくちゃ伸びた雪庇なのか、地面の上なのかわからないので、なるべく左側を歩く。
2023年02月18日 08:51撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 8:51
むちゃくちゃ伸びた雪庇なのか、地面の上なのかわからないので、なるべく左側を歩く。
重厚な雪庇が長々と続く。
2023年02月18日 08:53撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 8:53
重厚な雪庇が長々と続く。
富嶽三十六景神奈川沖浪裏を彷彿とさせる雪庇。
2023年02月18日 09:01撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 9:01
富嶽三十六景神奈川沖浪裏を彷彿とさせる雪庇。
黒津山に到着!標高1193m、気温−0.7℃、風は穏やか。すぐに出発する。
2023年02月18日 09:12撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 9:12
黒津山に到着!標高1193m、気温−0.7℃、風は穏やか。すぐに出発する。
次は五蛇池山に向かう、今にも雨が降り出しそう。
2023年02月18日 09:23撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 9:23
次は五蛇池山に向かう、今にも雨が降り出しそう。
このような細尾根の雪庇は慎重に歩く。
2023年02月18日 09:47撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 9:47
このような細尾根の雪庇は慎重に歩く。
五蛇池山に到着!奥美濃の奥深くに佇む秘峰は静寂そのもの。ここで12本爪アイゼンを装着。
2023年02月18日 10:04撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:04
五蛇池山に到着!奥美濃の奥深くに佇む秘峰は静寂そのもの。ここで12本爪アイゼンを装着。
東側にも長大な尾根が続く。こちら側も歩いてみたい!
2023年02月18日 10:05撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:05
東側にも長大な尾根が続く。こちら側も歩いてみたい!
西側にはこれから向かう小蕎麦粒山が凄い迫力!ここから見ると左の蕎麦粒山本峰と右の小ピークを従えているような構図だ。
2023年02月18日 10:11撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:11
西側にはこれから向かう小蕎麦粒山が凄い迫力!ここから見ると左の蕎麦粒山本峰と右の小ピークを従えているような構図だ。
小蕎麦粒山と左奥には蕎麦粒山本峰。小蕎麦粒山という名称には似つかわしくない立派な山容だ!
2023年02月18日 10:11撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:11
小蕎麦粒山と左奥には蕎麦粒山本峰。小蕎麦粒山という名称には似つかわしくない立派な山容だ!
小蕎麦粒山直下には岩峰が立ち塞がり、厳しい巻きを強いられた。ウィペットでは心許なくピッケルが必要な場面だった。ちなみに写真では全く伝わらないが、これは平場にちょこんと乗っている岩ではなくて壁です。
2023年02月18日 10:51撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:51
小蕎麦粒山直下には岩峰が立ち塞がり、厳しい巻きを強いられた。ウィペットでは心許なくピッケルが必要な場面だった。ちなみに写真では全く伝わらないが、これは平場にちょこんと乗っている岩ではなくて壁です。
小蕎麦粒山に到着!そして西側には蕎麦粒山本峰が一段と迫力を増して迫ってきた!
2023年02月18日 10:59撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:59
小蕎麦粒山に到着!そして西側には蕎麦粒山本峰が一段と迫力を増して迫ってきた!
謎の山々。
2023年02月18日 10:59撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 10:59
謎の山々。
奥のひときわ白い山々は越美国境の美濃俣丸〜笹ヶ峰あたりだろうか。
2023年02月18日 10:59撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 10:59
奥のひときわ白い山々は越美国境の美濃俣丸〜笹ヶ峰あたりだろうか。
重畳たる奥美濃の秘境。鉛色の空が冬らしさを醸し出している。
2023年02月18日 11:00撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 11:00
重畳たる奥美濃の秘境。鉛色の空が冬らしさを醸し出している。
蕎麦粒山へ向かおう。
2023年02月18日 11:03撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 11:03
蕎麦粒山へ向かおう。
これから向かう湧谷山の様子。まだまだ遠い。この頃から雪混じりの雨に。
2023年02月18日 11:03撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 11:03
これから向かう湧谷山の様子。まだまだ遠い。この頃から雪混じりの雨に。
貝月山方面か。奥は伊吹山かな?
2023年02月18日 11:03撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 11:03
貝月山方面か。奥は伊吹山かな?
小蕎麦粒山から少し進むと妙に盛り上がった巨大な雪庇が!近づいてみるとその正体は岩峰で、ロープがないと降りられない。左右いずれかから巻くわけだが、左側からの巻きはそれはそれはもう...。右側はかなり下らないとならないが、それでも右側の方が無難だと思われる。
2023年02月18日 11:05撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 11:05
小蕎麦粒山から少し進むと妙に盛り上がった巨大な雪庇が!近づいてみるとその正体は岩峰で、ロープがないと降りられない。左右いずれかから巻くわけだが、左側からの巻きはそれはそれはもう...。右側はかなり下らないとならないが、それでも右側の方が無難だと思われる。
岩峰の裏側はこんな感じ。これはさすがにフリーでの降りは厳しすぎる。
2023年02月18日 11:17撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 11:17
岩峰の裏側はこんな感じ。これはさすがにフリーでの降りは厳しすぎる。
岩峰を無事やり過ごし先に進む。相変わらずの雪庇天国だが、雨が冷たい。
2023年02月18日 11:19撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 11:19
岩峰を無事やり過ごし先に進む。相変わらずの雪庇天国だが、雨が冷たい。
蕎麦粒山が近づいてきた。
2023年02月18日 11:32撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 11:32
蕎麦粒山が近づいてきた。
振り返って小蕎麦粒山。実に立派だ!恐怖の岩峰も見える。
2023年02月18日 11:48撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 11:48
振り返って小蕎麦粒山。実に立派だ!恐怖の岩峰も見える。
雪庇の中を蕎麦粒山へと登っていく。
2023年02月18日 12:12撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 12:12
雪庇の中を蕎麦粒山へと登っていく。
蕎麦粒山山頂直下は超急斜面とシャクナゲのやぶ漕ぎが合わさって難儀した。
2023年02月18日 12:22撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 12:22
蕎麦粒山山頂直下は超急斜面とシャクナゲのやぶ漕ぎが合わさって難儀した。
蕎麦粒山山頂に到着!標高1296.6m、気温1.2℃、風は南東からで数メートル前後。冷たい雨。ここで西側からのトレースと合体する。
2023年02月18日 12:32撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 12:32
蕎麦粒山山頂に到着!標高1296.6m、気温1.2℃、風は南東からで数メートル前後。冷たい雨。ここで西側からのトレースと合体する。
蕎麦粒山山頂からの下りは急斜面だが、障害物はないのでそれほど労せず降りられた。ただトレースを辿ると歩きにくいので、この意味では難儀した。
2023年02月18日 12:32撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 12:32
蕎麦粒山山頂からの下りは急斜面だが、障害物はないのでそれほど労せず降りられた。ただトレースを辿ると歩きにくいので、この意味では難儀した。
山頂の少し下に山名表示版。
2023年02月18日 12:34撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 12:34
山頂の少し下に山名表示版。
遥か彼方にこれから向かう湧谷山が見える。けっこう遠い。
2023年02月18日 12:45撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 12:45
遥か彼方にこれから向かう湧谷山が見える。けっこう遠い。
蕎麦粒山とP1075との鞍部の雨が避けられる場所でランチ&着替&ICOSタイム。上半身は雨でびしょ濡れだったので、乾いた服に着替えて気持ちいい。雨対策もバッチリ施し、気持ちも新たに先へ進む。
2023年02月18日 12:58撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 12:58
蕎麦粒山とP1075との鞍部の雨が避けられる場所でランチ&着替&ICOSタイム。上半身は雨でびしょ濡れだったので、乾いた服に着替えて気持ちいい。雨対策もバッチリ施し、気持ちも新たに先へ進む。
しかしこのあと雨は本降りに、濃いガスが沸き立ち修行モードを余儀なくされた。黙々と歩き続け、湧谷山に到着!標高1079m、気温1.4℃。
2023年02月18日 15:33撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 15:33
しかしこのあと雨は本降りに、濃いガスが沸き立ち修行モードを余儀なくされた。黙々と歩き続け、湧谷山に到着!標高1079m、気温1.4℃。
続きまして今回最後のピーク丁子山に到着!腹が減っておやつタイム。ここや湧谷山はトレースもあり、この時期でもそれなりに登山されているようだった。
2023年02月18日 15:49撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 15:49
続きまして今回最後のピーク丁子山に到着!腹が減っておやつタイム。ここや湧谷山はトレースもあり、この時期でもそれなりに登山されているようだった。
丁子山からは標高差700mの下り一辺倒。トレースを辿ると歩きにくいので、外して下った。
2023年02月18日 16:03撮影 by  SO-51C, Sony
2/18 16:03
丁子山からは標高差700mの下り一辺倒。トレースを辿ると歩きにくいので、外して下った。
山中を抜け、雨の中のどかな田園風景を歩く。
2023年02月18日 16:42撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 16:42
山中を抜け、雨の中のどかな田園風景を歩く。
最後は麓を散策。水が豊富なこの地域、水と生活が一体。天然の洗い場が水郷の雰囲気を醸し出していて素敵だった。お疲れ様でした。
2023年02月18日 16:51撮影 by  SO-51C, Sony
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2/18 16:51
最後は麓を散策。水が豊富なこの地域、水と生活が一体。天然の洗い場が水郷の雰囲気を醸し出していて素敵だった。お疲れ様でした。

感想

今回は、奥美濃の秀峰として名高い蕎麦粒山をメインにその周辺に鎮座する合計7峰を反時計回りに周回するツアーを組んだ。この日は夕方から雨の予報なので、雨でも冷えてしまわないように用意周到のうえ臨んだ。思ったよりも早く雨が降り出し、後半は本降りの雨とガスとなってしまったが、蕎麦粒山まではその美しさ、雪深さ、厳しさを存分に堪能させてもらったので十分満足。しかしそんな中で反省点もあった。ピッケルを持参しなかったことだ(忘れたのではなく、敢えて持っていかなかった)。雪山にピッケルというのは行ったことのない山なら持参すべきだと改めて認識した次第だ。こういった気の緩みが事故を招くことになることを今一度肝に銘じ今後は気をつけたい。

以下、備忘録。

@着用衣服・装備(スタート時)@
ミレーの変態アミアミパンツ、メリノウールのベースレイヤー、化繊のタイツ、薄手フリースジャケット(ポーラテックパワーグリッド)、靴下(中厚手)、フェイスタオル、ハードシェルパンツゲイター内蔵、ヘッドランプ、リストウォーマー、厚手ウールグローブ、オーバーグローブ(ショート丈、ゴアテックス)、腕時計、前後コバ付き冬季ブーツ、ウィペットポール2本

@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
12本爪ワンタッチアイゼン(使用)、チェーンスパイク、スノーシュー、サングラス、ビーニー(使用)、ハードシェルジャケット(使用)、ハードフリースジャケット(使用)、予備化繊ベースレイヤー(使用)、予備下着、予備インナーグローブ(使用)、予備タオル(使用)、防寒テムレス(使用)、エマージェンシーシート、ヘッドランプ2個(1個使用)、予備のGPS機、気象観測計(使用)、スマートフォン(使用)、モバイルバッテリー、単3、単4リチウム乾電池、キズパワーパッド、ロキソニン、テーピングテープ、ダクトテープ、ICOS(使用)、その他(財布、鍵)

@飲・食料@
ポカリ900ml×4本、500ml×1本(900ml×2本消費)、フランクロール(消費せず)、ミニアンパン5個入(全消費)、ミックスナッツ(全消費)、スイートポテトまんじゅう4個(1個消費)、サラミソーセージ1本(消費せず)、ICOS(2本消費)

ザック総重量(スタート時):12.79kg

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コメント

eight-woodさん、初めまして。
同じ日に蕎麦粒を登ったものです。
まさか同じ日に五蛇池から蕎麦粒を目指している方がいたとは驚きです😲
レコ読んでるだけで緊張感が伝わってきました😨
後半は雨も本降りで大変だったと思います☔
改めてお疲れ様でした😊
2023/2/20 5:20
kei7985さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

蕎麦粒山へのトレースはkei7985さんのものでしたか。トレースを見て、この奥深い山中でも1人じゃないんだと、勝手に連帯意識を育んでいました(笑) 心に余裕を与えてもらいました。ありがとうございます m(_ _)m

雨の中の登山は何かと面倒ですが、しっかりした装備を身につけると、まるで頑丈な建物の中で台風から身を守られているような安心感がありました(大げさですね)

これからもどうぞご安全に!
2023/2/20 22:19
eight-woodさん はじめまして!

これは凄い!
蕎麦粒&五蛇池は岐阜県人の山好きにとって憧れの山。
雪も中途半端なこの状況で湧谷山までとは恐れ入りましたm(_ _)m

小蕎麦粒手前の岩場は結構な岩壁なのですね。
比較的雪の多かった2019年2月、灌木を掴んで苦労して乗り越えて記憶が蘇りました。

それにしてもeight-woodさんの山行歴、ハイレベルの連続ですね。
もう私の年齢では絶対に無理、嫉妬さえ覚えます

これからもフォローさせてもらい、魅力的・刺激的なレコを楽しませてもらいますnotes
くれぐれも安全に山行を楽しんでくださいね
2023/2/20 8:27
sumi8848さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

自分もこの界隈は思い入れのある場所でして、かつて若かりし時分、車の免許をとりたてで、この界隈にドライブに出掛けて、この岐阜にこんな秘境があるものなのか!と、カルチャーショックを受けたことをつい昨日のことのように思い出されます。以来、この界隈は自分にとって憧れの地であり、これからもそうあり続けると思います。今回そんな山々を巡ることができて幸せでした!

これからも安全には十分気をつけて登山を楽しみたいと思いますm(_ _)m
2023/2/20 22:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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