天国のような稜線 笠新道〜笠ヶ岳〜鏡平


- GPS
- 31:28
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,476m
- 下り
- 2,459m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:50
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:15
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ずーっと前から行きたくて、でも何故か後回しになっていた笠ヶ岳にやっと行ってきました。
初めて笠ヶ岳を意識したのは槍ヶ岳に初めて登った時。日の出の時に槍のシルエットが笠ヶ岳に映りました。裏銀座に行った時、黒部五郎へ行った時もずっと見えていていつか登ってやろうと思ってました。でも何故か行くのが遅くなったのは笠新道がキツそうだったからかもしれません。
金曜日の夜に自宅を出て新穂高温泉の登山者用駐車場に入ろうとすると、なんと「満車」の看板が・・・。係の人が帰ろうとしているので頼んで入れてもらい路肩に駐車。すぐさま深山荘の露天風呂へ直行。22時2分前に受付へ。私はここの風呂が大好きなのです。上を見れば満天の星。ただただ星を眺めながら40分ほど入ってました。
翌朝は5時起床の予定だったのに目が覚めたら6時15分。明るくなるから目が覚めるだろうとアラームをかけなかったのが悪かった。寝具の片づけ、朝食、支度とあわただしく時が過ぎてゆく。
登山センターで入山届けを出してスタート。笠新道入口までは一部舗装された林道をだらだらと行く。笠新道入口で沢水を飲む、とっても旨い。ここで笠と双六方面とに別れるが以外と笠へ向かう人が多かった。
さあて、とうとう笠新道です。急登といっても、ふくらはぎが痛くなるような急登ではなく九十九折りで登り一辺倒の道が長く続く。紅葉もだいぶ進んでいて楽しくなる。しばらく行くと木々の間から槍ヶ岳〜奥穂高岳へむかう稜線が見えはじめ、ワクワクしてきてピッチが上がる。しかし、その内に目眩がしてきた。23日に富士山に登った時にも歩き始めて1時間くらいで目眩がして足が止まったが、同じような感じだ。富士山の時は3000M近い標高だから高山病だなと思ったが、今日はまだ1600Mくらい。何だろうと思いながらフラフラしながらも登り続けた。
しかし杓子平に付く頃には調子が戻ってきた。目眩は単なるオバーペースなのだろうか。杓子平以降は景色も良くなりテンションが上がり、いつも通り登る事ができた。16時頃に笠ヶ岳山荘に着。ここで携帯の電源を入れるとカミさんから御嶽山が噴火した旨のメールが入っていてビックリ。地理に疎いカミさんに御嶽山とは離れている旨のメールを返した
同じ頃に着いた千葉から来た方と同室になった。山談義で楽しく過ごさせていただいた。高山病が気になっていたので今回はアルコール零。布団1枚に1人という事でわりと気持ちよく過ごす事が出来た。
翌朝は素晴らしい天気。食事前にご来光を見る事にして笠ヶ岳を目指す。10分ちょっとで登ってしまった。そこには360℃のパノラマが待っていた。素晴らしい。黒部五郎、薬師、立山、劔、槍、穂高、焼岳、乗鞍、そして御岳が噴煙を上げていた。
ご来光はちょうど大キレットから上がってきた。上がりきった所で下って朝食とするが、ほとんど最後の方だった。
同室の方と笠新道の分岐まで同行していただく。いい方と会うと山旅がいっそう楽しいものとなる。ありがとうございました。
この後は抜群の景色の中を楽しく縦走した。想像していたよりアップダウンがあった。笠新道を降りた方が時間的にロスはないが、この景色を見ずに帰るのはちょっと勿体ない。休憩のたびに、たまたまそこに居た方とのおしゃべりが面白かった。
弓折岳で裏銀座方面の景色と別れて鏡平へ下る。以前来た時と同じように生ビールと迷ったあげくかき氷を食べ、すっかり涼しくなって、さらに下りのペースを早める。
予定より1時間ほどはやく新穂高温泉駐車場に到着。最後に深山荘の露天風呂で汗を流し帰路についた。
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