三ノ沢岳〜大展望を独り占め 千畳敷からのピストン

2014年10月04日(土) [日帰り]

• GPS: 06:23
• 距離: 8.4km
• 登り: 760m
• 下り: 768m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:24
• 合計: 7:19

8:59 千畳敷駅
9:26 9:31 極楽平
9:43 9:44 三ノ沢分岐
11:17 12:08 三ノ沢岳
13:39 12:41 三ノ沢分岐
13:51 13:52 極楽平
14:10 14:36 千畳敷駅
15:20 千畳敷駅

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「40　木曽駒・空木岳」（2014年版）
※コースタイムについて
　山と高原地図(2014年版)では、遭難の碑がある三ノ沢分岐から三ノ沢岳山頂までは片道2時間30分と書かれているが、これはかなり余裕のある時間だと思う。
　スローペースで道草が多い自分でも1時間半で着いた。
　千畳敷から2時間30分、の誤りではなかろうか、と推測するがどうだろう。

天候

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

国立府中→駒ヶ根　中央道　約204km　3,740
駒ヶ根→黒川平　約3km
黒川平駐車場　500

黒川平→しらび平　バス　3,900（バス＋RW往復）
しらび平→千畳敷　駒ヶ岳ロープウェイ


駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅

千畳敷→しらび平　駒ヶ岳ロープウェイ
しらび平→黒川平　バス

黒川平→大芝公園　約23km
大芝の湯

大芝公園→伊那I.C.　約4km
伊那→国立府中　中央道　約189km　3,530

【交通状況】
紅葉で混雑する時期でもあったので移動がタイヘンでした・・・時間には相当な余裕を見ておいた方が良さそうです。
○駐車場
　朝6時頃で菅の台の駐車場はすでに満車。黒川平の駐車場に誘導された。
　黒川平の駐車場は3分の1ほど埋まっている程度だった。
　駐車場のすぐ近くに黒川平のバス停がある。
　バス停の近くで、バスとRWの往復チケットが買える。
○バス
　・往き
　　朝6時過ぎでバス停には行列が出来ていたが、5分置きくらいでバスが来ていて3〜4台目のバスに乗れたので、20分も待たなかったと思う。　　
　　黒川平からも空の始発バスが出ていた。
　・帰り
　　ロープウェイ1台分の乗客がそのままバスに乗る感じなので、長い行列はなかった。
　　10分ほどの待ちでバスが着いた。
○ロープウェイ
　・往き
　　黒川平でバスに乗る頃には30分待ちとアナウンスされていたが、しらび平に着いた頃には1時間待ちになっていた・・・
　　バスの降り口で整理券を受け取る。
　　整理券の番号によって目安の時間がボードに書いてある。並ばなくていいのは助かる。
　・帰り
　　14:10くらいに整理券を受け取ったが、目安時間は16:21！
　　すでに待ち時間は2時間超だった・・・
　　16時頃には待ち時間は3時間を超えていたようだ。

コース状況／危険箇所等

・道ははっきりしていて、迷うところはない。
・道は細めで、絶壁の縁を通ったりもするので、慎重に。
・このコースの特徴は、ハイマツ。
　腰から下のハイマツの合間の細い道を通ることが多く、太い枝が飛び出していてヒザなど足によく当たる。
・距離、標高差では楽にみえるが、小さなアップダウンが多く、段差が高いところも多いので、数値に表れないキツさがある。
・眺めは始終絶景。山頂からも360度の展望。
・それでいて、他の駒ヶ岳・宝剣岳に較べると歩く人は圧倒的に少ない。
　今回は山頂に1時間近くいたが、誰も来なかった。
・山と高原地図(2014年版)では、遭難の碑がある山ノ沢分岐から山ノ沢岳山頂までは片道2時間半になっているが、これはかなり余裕のある時間だと思う。
　スローペースで道草が多い自分でも1時間半で着いた。
　千畳敷から2時間30分、の誤りではなかろうか、と推測するが、どうだろう。

その他周辺情報

○温泉・食事　大芝の湯　500
　ひとつ隣の伊那IC近くの大芝公園内にある。

写真

10/4 6:22

黒川平バス停。
朝6時頃、菅の台は既に満車だったので、黒川平に誘導された。

10/4 7:12

黒川平からバスで約30分、しらび平に到着。

10/4 7:12

バスを降りるとロープウェイの整理券を受け取る。
ボードに整理券の番号に応じた目安の時間が書かれている。
で、1時間待ち・・・

10/4 7:14

しらび平駅。

10/4 7:17

多くの人を詰め込んで、ロープウェイが出発していく。

10/4 7:20

しらび平駅。
ものすごい人出。
まだ待ち時間が1時間もあるので近くを散歩する。

10/4 7:43

しらび平駅から片道15分ほどのところにある日暮の滝。

10/4 7:46

ロープウェイと日暮の滝。

10/4 8:25

千畳敷は13度。服装は注意。

10/4 8:38

さあ、やっとロープウェイに乗る順番がやってきた。

10/4 8:45

ロープウェイからの眺め。
中腹の紅葉が素晴らしい。

10/4 8:51

千畳敷駅に到着。
ロープウェイはすぐに折り返し。

10/4 8:53

千畳敷駅から、南アルプスの向こうに富士山。

10/4 8:54

千畳敷駅から、南アルプスの峰々。

10/4 8:55

そして、千畳敷カール。

10/4 8:56

宝剣岳にはすでに多くの人がいる。

10/4 8:58

さて、出発。

10/4 9:15

千畳敷とその下側の紅葉。

10/4 9:15

尾根の向こうに、八ヶ岳。

10/4 9:20

極楽への登り坂。

10/4 9:26

極楽平に到着。
奥に見えているのが目指す三ノ沢岳。

10/4 9:26

極楽平からの御嶽山。
噴煙が見える。
ちょうど風下になっているのか、硫黄臭がする。

10/4 9:29

極楽平近くの小ピークに上がってみる。
サギダルの頭と千畳敷カール。

10/4 9:29

三ノ沢岳。
主脈から外れた独立峰。

10/4 9:30

極楽平からの御嶽山。

10/4 9:34

極楽平からの千畳敷。

10/4 9:41

宝剣岳。

10/4 9:41

高みの見物。
千畳敷から乗越浄土に登る長い列。

10/4 9:42

駒ヶ岳。
山頂にはたくさんの人。

10/4 9:43

三ノ沢の分岐に到着。

10/4 9:43

駒ヶ岳と宝剣岳。

10/4 9:44

駒ヶ岳の向こうには乗鞍岳。

10/4 9:44

三ノ沢分岐からの御嶽山。

10/4 9:44

さて、三ノ沢岳へ。

10/4 9:45

空木岳に至る中央アルプスの主脈。

10/4 9:48

宝剣岳直下は岩だらけ。

10/4 9:48

駒ヶ岳の尾根の向こうには、御嶽と乗鞍。

10/4 9:48

向かう先にはもの凄い岩峰。

10/4 9:51

主脈と三ノ沢の間にある深い谷。

10/4 9:54

三ノ沢岳。

10/4 10:05

草紅葉の鮮やかな赤。

10/4 10:09

北西側は急峻な深い谷。
奥に御嶽山。

10/4 10:20

宝剣岳は下の方まで岩だらけ。

10/4 10:25

駒ヶ岳から宝剣岳にかけての西側斜面は凄い景観。

10/4 10:35

山道へハイマツがせり出している箇所あり。枝で怪我しないように気をつける必要あり。曲がってくれない固い枝もある。

10/4 10:36

通ってきた道を振り返る。
なかなか凄いところを歩いてる。

10/4 10:36

右側が島田娘、左端が宝剣岳。

10/4 10:45

山頂が近付いてきた。

10/4 10:50

手前は三ノ沢岳の裾、その向こうに主脈、遠くには富士山。

10/4 10:51

ハイマツの海を泳ぐ。
・・・というほど心地よい感じではなく、腰下くらいの高さの枝を掻き分けながら進む。
時々硬い枝にぶち当たって、痛い。

10/4 10:57

ここまでくれば、もうひと登り。
これは遭難の碑のようだ。
「神よ護り給え　白き高みへ憧れる　若者を」
と書かれている。

10/4 11:06

木曽駒ヶ岳〜宝剣岳を振り返る。
他登山者は数グループ程度。

10/4 11:09

鳥発見。
逆光でよくわからない。
腹がグレー。羽の模様は見えず。ミソサザイ？

10/4 11:12

空木岳へ向かう稜線。とてもとても長いな。

10/4 11:13

山頂目前。

10/4 11:17

三ノ沢岳の山頂に到着。

10/4 11:34

木曽駒ヶ岳は大混雑なのに、ここには誰もいない。
貸切の360度大展望！

10/4 11:37

南側は、空木岳。

10/4 11:37

中央アルプスの主脈と、奥には南アルプスが勢ぞろい。

10/4 11:38

北東側、木曽駒ヶ岳。

10/4 11:40

北側には北アルプス。

10/4 11:40

乗鞍岳。

10/4 11:40

穂高と槍。

10/4 11:40

北西側は、御嶽山。

10/4 11:40

御嶽山の噴煙。
朝とは風向きが変わったようだ。

10/4 11:41

そして、御嶽山のちょうど反対側に富士山。

10/4 11:50

一番の景観はここかな。
木曽駒ヶ岳の南西側の断崖。

10/4 11:53

山頂の岩塊の隅に、最高にいい場所を発見。
広い平坦な岩で周囲は絶景。

10/4 12:01

しかも背もたれ付き！
この場所最高です。

10/4 12:03

御嶽山と乗鞍岳。
御嶽山の山頂から黒い筋が伸びているのが見える。

10/4 12:08

三ノ沢岳山頂から。

10/4 12:08

名残惜しいが山頂を後にする。
1時間近く居座ってしまったが、誰も来なかった。
こんなにいい場所なのになぜだろう・・・

10/4 12:11

チングルマ。
途中至るところで見かけた。
初夏には花畑も見事だと思う。

10/4 12:17

木曽駒ヶ岳。
何度見ても凄い。

10/4 12:38

いつの間にか雲が迫っている。

10/4 12:48

振り返ると、さっき通った道を雲が通り抜けている。

10/4 13:01

主脈と三ノ沢岳の合間の谷。
ここも紅葉がいい。

10/4 13:20

さっきまでいた三ノ沢岳にも雲がかかり始めた。

10/4 13:32

主脈の稜線が見えてきた。
もうひと登り。

10/4 13:39

三ノ沢分岐に到着。
背後に宝剣岳。
宝剣岳は数年前に行ったことがあるし、混雑してそうなのでパス。

10/4 13:41

三ノ沢分岐。
あとは下るだけ。

10/4 13:43

あっという間に三ノ沢岳が雲に覆われつつある。

10/4 13:49

眼下に千畳敷。

10/4 13:51

極楽平。

10/4 14:01

千畳敷が近づくと紅葉が見事。

10/4 14:10

千畳敷駅に到着・・・ってものすごい混雑。
すぐにロープウェイの整理券を受け取る。
が、2時間待ち・・・

10/4 14:11

千畳敷カール。
やっぱりここの眺めも凄い。

10/4 14:41

しばらく休憩して、千畳敷の遊歩道をぐるっと1周する。
まずは剣ヶ池から。

10/4 14:43

剣ヶ池。
うまくすれば湖面にも宝剣岳が映りそうだ。

10/4 14:44

剣ヶ池から、千畳敷駅。

10/4 14:45

剣ヶ池のそば、ここからも結構いい眺め。

10/4 14:53

沢からの眺めもいい。

10/4 14:57

同じく沢から。

10/4 15:04

紅葉と雲海。
まだ富士山も見えている。

10/4 15:04

千畳敷の紅葉。

10/4 15:07

遊歩道は観光の人も多い。

10/4 15:08

なかなかいい眺め。

10/4 15:12

遊歩道散策。いい眺め。

10/4 15:15

赤い実。

10/4 15:19

千畳敷駅に戻ると、さらに人が増えているような・・・

10/4 16:12

散策した後も、さらに1時間待ち。
段々と雲が厚くなっている。
富士山は隠れてしまった。

10/4 16:28

やっとロープウェイの時間。
下っていくと、雲に突入。

10/4 17:20

ロープウェイを降りたらバスに乗り・・・やっと黒川平に戻ってきた。
朝ここに着いてから11時間。歩いた時間は5時間くらいだから、移動と待ち時間の方が長かったようだ・・・

10/4 18:12

温泉は、菅の台の周辺は混みそうな気がしたので、隣の伊那市へ。
大芝公園にある大芝の湯。

10/4 19:09

大芝の湯で食事。
ソースカツ丼。

撮影機器：

α NEX-5N SONY

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

数年前に木曽駒ヶ岳と宝剣岳を歩いたが、その時に見つけて気になっていた三ノ沢岳。
行程も日帰りできるくらいないので、歩いてみることにした。

季節は紅葉。
混雑するだろうとは思っていたが、やっぱり大混雑・・・
ロープウェイは上りが1時間待ち、下りが2時間待ちだった・・・

大混雑の千畳敷と木曽駒ヶ岳に対して、三ノ沢岳は人が少ない。
途中ですれ違ったのも数組のみ。
昼頃の山頂に1時間近くも居座っていたのに、ずっと誰もいなかった。

それでいて、展望は抜群。
ぐるり360度どこを見てもいい眺め。
道は細めで岩にハイマツに、決して歩きやすいと言えないが、眺めは始終絶景。
きっと初夏には花も多く見られると思う。
なのに、なぜこんなに人が少ないのか不思議に思う。

ともかくも、
千畳敷の紅葉と、穴場的な三ノ沢岳からの展望を十分楽しめた。

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/gpScbsMKZnjwST1a7