高館山と荒倉山に花見遠征

2023年03月18日(土) [日帰り]

• GPS: 07:28
• 距離: 15.0km
• 登り: 980m
• 下り: 995m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:39
• 合計: 7:28

距離 15.0km 登り 980m 下り 1,001m

8:16 スタート地点
9:16 9:18 荒倉山
9:46 9:51 ほっとハウスの展望地
12:54 12:59 八森山
13:41 14:08 高館山
15:44 ゴール地点

天候

一日中どんよりとした曇り空。
鶴岡市の最低気温2℃、最高気温8℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

荒倉山の北東方向へ数100m行った先から、しばらく踏み跡が不明瞭でした。

写真

3/18 7:04

2時間半以上かけて鶴岡市大山町の大山公園に着いた。ここに車を置いて自転車で南へ。

3/18 7:49

途中の開けたところから月山と羽越本線。

3/18 7:46

その右に金峰山、母狩山、湯ノ沢岳の並び。

3/18 7:47

さらに右にあるのが、やまがた百名山の藤倉山とか熊野長峰らしい。

3/18 8:16

竹ノ浦集落の奥の貯水池に自転車をデポし、登山を開始。

3/18 8:22

フキノトウがもう開いてる！

3/18 8:26

鳥居を過ぎた先に石段。その右に砂防ダム。

3/18 8:39

唐突に神社っぽい紅い橋と石段が現れた。

3/18 8:44

石段の上。狛犬じゃなくて馬！？

3/18 8:46

荒倉神社。

3/18 8:47

彫り物の目が金色。

3/18 8:52

神社の裏にキクザキイチリンソウ。

3/18 8:53

それとカタクリ。これらは置賜でも定番。

3/18 9:00

神社には下から砂利道が通じていて、地元の小学生が桜を植樹していた。荒倉山の登山道は左。

3/18 9:04

奇妙な形の巨大ブナに遭遇。

3/18 9:04

正面から。低木のときに日本海の強風に晒され、他の樹との絡みで曲がったまま生長したのかな？

3/18 9:18

荒倉山（307m：やまがた百名山）に登頂した。展望なし。”ほっとハウス”という展望所があるのを思い出し、来た道を戻ることにした。

3/18 9:29

砂利道を南下（右折）して由良方面へ。

3/18 9:46

数10分ほどで”ほっとハウス”に到着。

3/18 9:48

ここからは海が見える！（それだけで嬉しい内陸人）

3/18 9:50

この尖がった岩は白山島というらしい。

3/18 9:51

由良の港町。ここからスタートする登山道もある。

3/18 10:03

登山再開。鞍越峠付近から見た荒倉山。

3/18 10:13

先ほどの異形ブナは二人で腰かけて向かい合うのにちょうどいい高さと距離感だった。折れるかもしれないけど。

3/18 10:24

荒倉山の山頂直下に北へ向かう分岐がある。

3/18 10:31

油戸という港町から登って来る道もある。そしてこの先の縦走路はかなり藪っぽかった。

3/18 10:55

左から右へ、写真では写り切らないほどに大きく巻いて次のピークへ至る。

3/18 10:56

この地点から足元にキクバオウレンが現れた。

3/18 10:58

花冠部分。これは雄花。

3/18 11:00

これは両性花。緑色に立ちあがっているのが雌しべ。

3/18 11:05

太平洋側のは葉っぱがセリっぽいでセリバオウレン。日本海側はキク型なのでキクバオウレンということらしい。

3/18 11:46

蕾状態のショウジョウバカマ。

3/18 12:10

加茂水族館へのトンネルと公園の上池が見えてきた。八森山は近い。

3/18 12:22

山頂下のナニワズ（難波津）。ジンチョウゲ科の落葉小低木。

3/18 12:22

”ナニワ”とあるけど日本海沿岸の花らしい。

3/18 12:28

「見晴台へ」とあったがわずかに海が見える程度だった。

3/18 12:41

加茂坂トンネルの真上は南北にこのようなV字谷があった。昔から峠道だったり隧道もあったり、東西の交通の要所だったっぽい。

3/18 12:42

シロキツネノサカズキ（きのこ）。

3/18 12:43

クルマバソウっぽい葉っぱ。

3/18 12:45

再びナニワズ。福島以西以南ではオニバシリという種になる。だから日本海沿岸のナニワズとの境目が私のホームグラウンドにあるのかもしれない。

3/18 12:54

八森山（234m）に着いた。車を置いた公園内の山。ここから高館山付近が花の名所で知られる。

3/18 13:20

高館山にはいちど車道に出る。

3/18 13:44

花の多かった沢沿いを進み、高館山山頂（273m：やまがた百名山）に着いた。東屋、展望台、トイレがある。

3/18 13:55

展望台から見た加茂の港町。

3/18 13:56

その左。今回の縦走路が丸ごと見える。真ん中が荒倉山で左が藤倉山で、温海岳や粟島も見える。

3/18 13:57

北側には庄内平野と鳥海山が見える。

3/18 13:58

望遠で撮って色付けした鳥海山。

3/18 14:02

縦に伸びた庄内海岸と鳥海山の裾野。

3/18 13:59

南東の母狩山と湯ノ沢岳。

3/18 14:00

南西側のガラスが割れてました。

3/18 14:01

加茂水産高など。水族館は駐車場のみ、港町の一部しか見えてないっぽい。

3/18 14:06

「天測点 地理調査所」。昭和29年ころ天文測量で使われたものらしい。

3/18 14:10

高館山の一等三角点はマンホールの下にある。

見かけた花々。カタクリ。

エンレイソウ。

スミレの仲間。

遠くで目立ったユキツバキ。

ツバキの花。

ベニチャワンタケ。

ミヤマカタバミは閉じたまま。

キクザキイチリンソウもそっぽを向いたまま。

気温が低いので一日中花は開かなかった。

私の知ってるエンゴサクより小さくて繊細なので、たぶんミチノクエンゴサク。

お目当てのオオ○ス○ソウも閉じたまま。

場所が分かって個人的標本が得られただけでもよしとする。

閉じた状態でもハッとなるような可憐さはあった。

内陸では見かけないナァ。今後は日本海沿岸の山で探す。

3/18 15:20

湖畔道路を歩いていて高館山を振り返った。

3/18 15:21

見たことのない鳥。カワウらしい。

3/18 15:41

遠いうえに今日は天気が残念だったけど、今後も内陸では見られない花を目当てに訪れたい。

撮影機器：

NIKON D5600 NIKON CORPORATION

感想

りがとみ〜ぬ

鶴岡市の南西部にやまがた百名山が10コもあって、いずれも遠いな〜と思ってました。
金峯山、母狩山、湯ノ沢岳、摩耶山…。
高館山、荒倉山、藤倉山、熊野長峰、温海岳、日本国…。

朝日連峰の裏側だとどちらから行っても片道150km前後かかります。

でも唯一、出羽山地より日本海寄りにあって、内陸では見られない花々、真に日本海沿岸の植物が分布しているようですね。これから花を目当てに訪れることを考えていきます。


縦走ルートは思ったよりアップダウンがあって疲れました。50〜100mほど上がって下がっての繰り返しで、けっきょく鳥海山に登るくらいの数値になりました。