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Yamareco

記録ID: 53244
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山

2007年08月26日(日) [日帰り]
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eikoman その他1人
GPS
10:30
距離
12.7km
登り
1,760m
下り
1,753m

コースタイム

4:00須走口五合目~11:30富士山頂
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2007年08月の天気図
アクセス
予約できる山小屋

感想

8月26日(日)
夜中3時。
携帯の目覚ましの前に目が覚め、車の扉を開けると空気がひんやりとしていました。
空は星がいっぱい見えて高所に来ているのだな、と実感します。
相方も起きて、とりあえずご飯。つーてもカロリーメイトとか。
外にトイレに出たらめちゃめちゃ寒かったので、防寒を怠らずにめちゃめちゃ厚着をする。8月の服装ではありえない格好。

今回の富士登山で買った物は、ヘッドライトとスパッツでした。
杖は死んだばーちゃんが富士登山の時に作ったお手製の杖を。

3時半過ぎに出発。
といっても車を路肩に止めたので、5合目の登山口まで徒歩20分かかりました。

それまでにもう汗だく。
結局フリースを脱いだりして、いよいよ出発です!
5合目の山小屋の前を通り、挨拶しながら登山口を目指します。
神社らしきものの前を通り、いよいよ山道に!
私が登った須走登山道は森の中を通って行くルートだそうで、とりあえず森の中を歩いていきます。
登り始めてから1時間。森の中ですが、周りが明るくなりはじめました。
ちょうど森の隙間があったので、そこから東側を見てみると、
朝焼けの雲が下に広がっています。
うおー、すげー。もう雲の上におるんだなー。
小休止。
日の出まで待つことに。
だんだんと空が赤からオレンジに変わり、だんだんと明るくなっていきます。
そうしているうちに、雲の間から「ポコっ」と太陽が出てきました。
ほんと、ポコって感じ。雲から産まれてくるような。
5分ほど眺め、また登山道へ。
6合目はまだだろか。

6合目。
森を過ぎて、木の大きさが小さくなってきたころ6合目の山小屋が。
頑張ってたどり着く。
そこは新6合の山小屋でした。
相方が靴ずれが痛いと訴えたのですが、事前準備の段階で
「絆創膏なんて使うことないだろう」
と絆創膏を軽視したたたりがここに来ました。
しょうがないので、休憩をとっている人に声をかけ、ガムテをもらう。
なんだか相方が元気がない感じです。
大丈夫でしょうか。
あと5時間以上登るのに・・・。

新6合を過ぎてまた登り始めます。
思ったより近くにまた山小屋が見えてきました。
あれが7合目なのかなー、結構すぐかな頂上。
なんていっているうちに山小屋に到着。
「本6合目」
って、えぇ〜!?何それ!?
新とか本とか何??
まだ6合目なんか!
うわー、遠いよ頂上。
なんてがっかりしていると、元気のない相方がおもむろに
「金ちゃんラーメン食べたい・・・。」
き、金ちゃんらーめん!?
何それ!?目の前にある売店で売られてるあのカップヌードル?
相方は金ちゃんラーメンを持って山小屋の中に入っていき、
お湯を入れて戻ってきました。
数分後金ちゃんラーメンを食べ終わった相方は
「元気出てきた」
と。
なんだかよくわからんけど良かったよ。

7合目。
とりあえず登る。
この辺から辛くなる。
途中、4歳の男の子を連れたお父さんの横を通り過ぎる。
お父さんがいくら動けといっても、4歳の子は一歩も動こうともしません。
とりあえずおでたちの視界にいるあいだはその子は一歩も動いてませんでした。
それを見て涙ぐむ相方。

8合目。
登る。
とうとうくじけそうになる。
やばい。
やはり山は上に行けば行くほど傾斜がきつくなるんだな、と実感。
でも登る。

9合目。
登る。
なんだか岩場ばかりになってきて、一歩一歩が大きく足を踏み出さなければ登れない。
手をつかないと登れないところもちらほら。
ここまで来た感動を押さえきれず泣きそうになっている相方。
それを横目に冷めてるおで。
とにかく辛い。
辛いけど登る。
10合目の鳥居はもう少しです。

10合目。
あと一歩で10合目の鳥居をくぐるー!
とその途端にあふれ出す涙。
頑張った自分を褒めてあげたい。
頑張ったよおで。
こんなおででも登れたよ!
という気持ちでしょうか。
とにかくこみ上げてくる感動を押さえきれずに泣いた。

そんなところです。富士山の頂上は。

11時半着。登り始めて約7時間半。

日本で一番高いところなので、見渡す限り白い雲が下に広がっています。
とにかくそれだけで感動です。
やはりこれは登らないと見ることができないので、体力があるうちに一度は登ってみてください。

1時間の休憩後、下山道へ。
下山はもっと辛い、つか、登山の疲れもあるので途中で気持ち悪くなりました。
それくらい体力の限界でした。

下界に戻ってきてわかったこととして、
下山道は砂の道をただひたすらおりてくるので、すなぼこりが半端ない。
ということで、ハナクソが真っ黒になります。

15時半には車に乗って伊東へ移動。
温泉旅館で割烹料理よ〜!

で、火曜日の夜に帰ってきました。

おしまい。

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