冬季百名山52座目:伯耆大山〜暁に集う勇者〜
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- GPS
- 25:40
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,019m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:56
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【DAY.1】
大阪で身体を休めた後は鳥取まで駆け抜け
今季ラストの冬季百名山・伯耆大山を取りに行く。
前日スノーボードで身体をほぐして?から
一号目よりスタート。
麓から見た感じ割と雪が溶けてそうだったが
登山口からバッチリ残雪アリ。
多数の登山者のトレースにより
6号目までツボ足で登っていける。
標高が高まると共に樹々の間の青空から
日本海、孝霊山、剣ヶ峰への壁のような稜線、
そして俺の最初の夢、
47府県夜明けドライブ完結の地である
美穂崎灯台も見えてくる。
様々な追憶しながら登り続ける幸せな時。
今日も最高の一日になりそうだ!!
3時間弱で山頂到達。
昼食で賑わう階段ベンチの奥には
雪でエッジの増した剣ヶ峰への稜線が。
この雪は無雪期には危険な稜線を
安定した足場へと変えるため
登山者達は縦走禁止の看板を越え
躊躇なく入っていくw
俺も後について行くと少し先のピークから
見下ろした稜線がクソカッコイイ・・( ゜д゜)
ここは冬だけ味わえるボーナスステージだ!
今回は山頂を取って終わりではない。
大山を全力で愉しむために
選んだのは避難小屋泊!
窓際のベスポジを陣取り装備展開して
昼から鳥取の銘酒を呑んだくれるダメ人間化🤪
同じく避難小屋泊する人と雑談を愉しむ。
夕刻迫る中外に出るとまだ山頂に人が。
近づいてみると稜線の急斜面に
雪洞を掘って寝ると言うガチ勢現る(((°Д°)))
ちょっと中に入らせてもらったけど
普通に快適で自分もやってみたくなった。
話を伺うとなんとプロの冒険家!
主にリヤカーやSUPでの旅を得意としていて
これまでの死にかけエピソードや
装備の知識と工夫、リスクマネジメントなど
魅力的かつレベチな話に圧倒される( ゜д゜)
いや〜自分がやってることなんて
庭で遊んでるレベルだったわ・・・
だが俺が目指すべき場所が見つかった気がする。
@sasakinorio さん、貴重な冒険譚をありがとう!
話し込んでたら早くも日没の時。
この日の小屋泊3名+雪洞泊2名と共に
美しき太陽を見送ったのだった。
小屋泊の愉しみはまだこれから!
夜食を食べてから外に出るとそこは
Star Burst Extreme Night✨
月が無く絶好の撮影状況と思いきや
街明かりが強すぎ日本海側は上手く撮れず・・・
反対側の剣ヶ峰稜線がちょうどいい明るさ。
一眼を持つ者全ては頂に集い
自己世界の表現に没頭する
極上のひと時を過ごすことができた😌
【DAY.2】
星降る夜を快適な小屋で過ごし
待ち侘びた夜明けの時。
剣ヶ峰の向こうから真紅の太陽が昇りはじめた。
この瞬間を迎える為、
小屋泊装備を背負った我々。
早朝から登ってきた登山者。
そして2時間雪洞を掘って寝た佐々木さんw
暁に集いし勇者達で山頂は大いに賑わった🌅
日が昇るにつれ反対側には影大山も!
もうどこを見ても絶景。
こんな簡単に登れて、
こんなに楽しくていいのか・・・?
冬季大山最高すぎるだろ!( ゜∀ ゜)
太陽を見届けた暁の勇者達はそれぞれの路へ。
装備を纏めて早々と次の観光地へ赴く者、
剣ヶ峰の太陽を追い続ける者、
寝床の雪洞を破壊する者、
それらを見届けてから自分も山頂を去る。
山頂を遠回りして周回路へ。
ピークの縁からは果てしなく広がる地平&水平線を
陽光が照らし続ける圧巻の景色!
これは見なくちゃ勿体ないだろう・・・
下山家である俺の高速下山により
先に降りた方々に追いつき
更に足の早い佐々木さんも追いつき
結局一蓮托生となって仲良く下山w
5号目の分岐路から俺だけ大山寺経由ルートへ。
こちらのほうが残雪も多く登りは
こちらのほうが向いてるかもしれない。
大堰堤から美しき稜線を眺めた後
大山寺で一番最初に下山した方とも再会。
結局全員と再び顔を合わせることとなったw
2日共に晴天に恵まれ、
素敵な出会いもあって
最高の一言に尽きる冬季大山。
そもそも大阪で一泊世話になった
恭ちゃんの助言がなければ
泊まろうとなんて思わなかったんだ。
マジでありがとう😭
山頂で出会った奇跡と下山でも再会した奇跡に
縁を感じずにはいられない。
山旅を続けていれば、
きっとどこかで出会うんだろうな。
その時を楽しみにして、旅を続けていこう!
冬季百名山52座目・踏破!
★ルートレビュー★
難易度:C
登山者は多く踏み跡も多い樹林の
尾根筋を歩くため迷う箇所は無し。
6合目付近から斜度が増し吹き曝しで雪面も固くなるため
チェーンスパイクorアイゼンは必須です。
体力度:D
標高1709m 標高差957m 平均斜度16.9°登り2:51(3.3km) 下り2:11(4.2km)
斜度はあるものの距離は短い上に景色も良く変化に富んでいるため
それを感じさせない良質な登山道構成をしています。
展望:B
5合目付近から樹林を抜け美穂湾の海岸線。
正面には障壁のような大山へと繋がる尾根。
弥山からは剣ヶ峰へエッジの効いた崩落稜線と
日本海の水平線まで望める大展望が待っています。
総評:A
日帰りで行ける山ではありますがあえて一泊すると真の魅力が解る山。
満点の星空、剣ヶ峰から昇る太陽、日本海に映る影大山。
避難小屋を使うことでこれら絶景を見るための
ハードルが大きく下がっています。
日帰りもよし、小屋泊もよし、雪洞泊も良しw
冬泊初心者から上級者まで満足できる素晴らしい山です。
★ルートレビューリスト(冬季百名山)
https://wp.me/PcUql6-1aj
★Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw
★百名山登山記ブログ
http://furaiki.xsrv.jp/
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