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Yamareco

記録ID: 5341060
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

大平山と二つの城跡を巡る

2023年04月04日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:37
距離
12.3km
登り
267m
下り
257m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:57
休憩
1:38
合計
5:35
9:19
9:20
5
9:25
9:25
11
9:36
10:10
9
10:19
10:20
9
10:29
10:29
6
10:35
10:36
13
10:49
10:54
13
11:07
11:08
6
11:14
11:15
4
11:19
11:22
15
11:37
11:42
64
12:46
13:10
21
13:31
13:32
13
13:45
13:45
12
14:14
14:20
4
14:24
14:38
10
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
嵐山渓谷観光駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
「ふるさと歩道」として整備されているので道標もあり問題はない。
9:00嵐山渓谷観光駐車場に到着
綺麗な(ウォシュレット付き)トイレがある
9:00嵐山渓谷観光駐車場に到着
綺麗な(ウォシュレット付き)トイレがある
まずは小倉城跡へ向かう。
嵐山渓谷へ向かうグループとは反対方向の駐車場脇の道路から谷川橋を渡る
まずは小倉城跡へ向かう。
嵐山渓谷へ向かうグループとは反対方向の駐車場脇の道路から谷川橋を渡る
そのまま10分程進めば「小倉城跡入口」
そのまま10分程進めば「小倉城跡入口」
「自転車侵入禁止」の表示が
こんな山道に自転車が来るのかとびっくりする。
「自転車侵入禁止」の表示が
こんな山道に自転車が来るのかとびっくりする。
山道を登るとすぐ尾根伝いの道になる
山道を登るとすぐ尾根伝いの道になる
登り口から10分ちょっとで「枡形虎口」が現れる。
虎口を回り込んだ高い場所から見下ろして写真を撮っている。
立ち入り禁止になっている柵から向こうは小さめの郭跡が見える
登り口から10分ちょっとで「枡形虎口」が現れる。
虎口を回り込んだ高い場所から見下ろして写真を撮っている。
立ち入り禁止になっている柵から向こうは小さめの郭跡が見える
虎口からすぐ「北虎口」
郭1(本郭)の三つの入口の一つ
この虎口の土塁の上に立つと菅谷館の方角の展望が開ける
虎口からすぐ「北虎口」
郭1(本郭)の三つの入口の一つ
この虎口の土塁の上に立つと菅谷館の方角の展望が開ける
郭1(本郭)にある案内図
郭1(本郭)にある案内図
郭1(本郭)広々としている
5棟以上の建物、門などがあったという
郭1(本郭)広々としている
5棟以上の建物、門などがあったという
郭の周囲には土塁が取り囲むように築かれていて一部には土塁の中に石積みが確認されている(現在は埋め戻されているので直接見ることはできない)
郭の周囲には土塁が取り囲むように築かれていて一部には土塁の中に石積みが確認されている(現在は埋め戻されているので直接見ることはできない)
その「石積み遺構」についての説明書き
ポイントごとにある説明書きがとてもわかりやすく興味深い
その「石積み遺構」についての説明書き
ポイントごとにある説明書きがとてもわかりやすく興味深い
「南虎口」を出て「郭2」へ
ここも広い。
「南虎口」を出て「郭2」へ
ここも広い。
「郭2」を囲む土塁の西の端の高台(櫓台?)からは槻川を挟んで小川町方向の眺めが良い。
「郭2」を囲む土塁の西の端の高台(櫓台?)からは槻川を挟んで小川町方向の眺めが良い。
「郭2」と「郭4」の間にある「大堀切」
「郭2」と「郭4」の間にある「大堀切」
郭4から郭2を見上げる。
大堀切を挟んでかなりの高さがある
郭4から郭2を見上げる。
大堀切を挟んでかなりの高さがある
郭1から東虎口を通り郭3へ
ここには切通しが作られている
郭1から東虎口を通り郭3へ
ここには切通しが作られている
少し低い位置にあり狭めの郭3
少し低い位置にあり狭めの郭3
郭1と3の行き来には切通しに橋を架けた。
郭1と3の行き来には切通しに橋を架けた。
「関東では珍しい石垣が見られる」という山城だがほとんどが埋め戻されているということで石垣は確認できなかった。(それとも見逃したか?)
それでも山の地形を生かした縄張りを味わうことができた。
各所で発掘調査中で立入禁止区域があるが保存調査に力を入れているようだ。再度来てみたらまた新しい発見があるかもしれない。
「関東では珍しい石垣が見られる」という山城だがほとんどが埋め戻されているということで石垣は確認できなかった。(それとも見逃したか?)
それでも山の地形を生かした縄張りを味わうことができた。
各所で発掘調査中で立入禁止区域があるが保存調査に力を入れているようだ。再度来てみたらまた新しい発見があるかもしれない。
山城の急峻さがわかる山道(近年の新しく作られた道)を急降下して麓の大福寺に下り立つ。
ここも「大福寺平場」といい、遺構の一つ
駐車場とバイオトイレが用意されている
山城の急峻さがわかる山道(近年の新しく作られた道)を急降下して麓の大福寺に下り立つ。
ここも「大福寺平場」といい、遺構の一つ
駐車場とバイオトイレが用意されている
桜が満開だあ〜🌸
大福寺正面の道から小倉城跡を振り返りながら思わず一人で声が上がるほど
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桜が満開だあ〜🌸
大福寺正面の道から小倉城跡を振り返りながら思わず一人で声が上がるほど
小倉城跡のある城山と大福寺
新緑、桜と
1
小倉城跡のある城山と大福寺
新緑、桜と
菜の花も
嵐山渓谷観光駐車場へ一旦戻る
右方向にこれから目指す大平山が「山笑う」
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嵐山渓谷観光駐車場へ一旦戻る
右方向にこれから目指す大平山が「山笑う」
駐車場に戻る。
嵐山渓谷に直接入る道がここからあるけれどそれは帰路に使うことにして車道を少したどり大平山登山口から登ることにする。(ここにも駐車場はあるがトイレなし)
写真は「大平山登山口」
駐車場に戻る。
嵐山渓谷に直接入る道がここからあるけれどそれは帰路に使うことにして車道を少したどり大平山登山口から登ることにする。(ここにも駐車場はあるがトイレなし)
写真は「大平山登山口」
こんな感じで樹林の散策という感じで特に急な登りもなく・・・
こんな感じで樹林の散策という感じで特に急な登りもなく・・・
あっという間に山頂に到着
桜の花びらに埋もれてピンクに染まる山頂
あっという間に山頂に到着
桜の花びらに埋もれてピンクに染まる山頂
方位盤はあるが木々に囲まれているので展望は樹幹越しに
方位盤はあるが木々に囲まれているので展望は樹幹越しに
雷電神社も鎮座する(千手堂雷電神社)
雨乞いの神様
雷電神社も鎮座する(千手堂雷電神社)
雨乞いの神様
山頂は展望がないがすぐ先に立派な東屋のある展望地がある
山頂は展望がないがすぐ先に立派な東屋のある展望地がある
東屋からの眺め
ここで小休止
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東屋からの眺め
ここで小休止
東屋の脇にある道標に従い「千手堂」方面へ下る
東屋の脇にある道標に従い「千手堂」方面へ下る
下る途中で「山の神」の道標があるのでそちらにちょっと寄り道
下る途中で「山の神」の道標があるのでそちらにちょっと寄り道
少し高いところに「山の神」がある
こちらから見ると背中を向けていて、神様は麓の方を向いていらっしゃる
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少し高いところに「山の神」がある
こちらから見ると背中を向けていて、神様は麓の方を向いていらっしゃる
大平山から麓の集落に降りてきたところ
少し舗装道路を歩く(夏は暑そうな道)
大平山から麓の集落に降りてきたところ
少し舗装道路を歩く(夏は暑そうな道)
菅谷館跡の西側森にある「オオムラサキの里」センターの入口
目の前の自動車道はかつての鎌倉街道上道(かみつみち)でこの辺りは鎌倉時代、戦国時代に重要な地域だった。(「鎌倉殿の13人」面白かったですね〜)
ここは自然を残した公園になっている
菅谷館跡の西側森にある「オオムラサキの里」センターの入口
目の前の自動車道はかつての鎌倉街道上道(かみつみち)でこの辺りは鎌倉時代、戦国時代に重要な地域だった。(「鎌倉殿の13人」面白かったですね〜)
ここは自然を残した公園になっている
センター入口から森の中の道を歩いて「ほたるの里」へ出た。
隣接する「蝶の里公園」で一眼レフを構えた大勢のカメラマンが見えたけれど蝶を撮影しているのかしら?
私は蝶を目にすることはなかったけれど。
センター入口から森の中の道を歩いて「ほたるの里」へ出た。
隣接する「蝶の里公園」で一眼レフを構えた大勢のカメラマンが見えたけれど蝶を撮影しているのかしら?
私は蝶を目にすることはなかったけれど。
「ほたるの里」の案内板
目指す菅谷館跡(続百名城No.120)は小倉城とは違い平城で、ここから崖につけられた階段を登った丘陵の上にある。
「ほたるの里」の案内板
目指す菅谷館跡(続百名城No.120)は小倉城とは違い平城で、ここから崖につけられた階段を登った丘陵の上にある。
「二の郭」広場になっている。
東屋や水飲み場もありここでお昼のための大休止
周囲は土塁が高く築かれ本郭との間には深い堀がある
「二の郭」広場になっている。
東屋や水飲み場もありここでお昼のための大休止
周囲は土塁が高く築かれ本郭との間には深い堀がある
二の郭と本郭との間の堀
「出桝型土塁」(でますがたどるい)
土塁の一部が凸型に堀に向かって突き出ている
二の郭と本郭との間の堀
「出桝型土塁」(でますがたどるい)
土塁の一部が凸型に堀に向かって突き出ている
本郭前の案内板
ここを居城にしたという畠山重忠像
どうしても「鎌倉殿の13人」の「中川畠山」のイケメンイメージがついてまわるが実際に伝わる畠山重忠も眉目秀麗だったという。
現存する遺構は全て戦国時代のもので重忠時代の遺構はまだ見つかっていないらしい。
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ここを居城にしたという畠山重忠像
どうしても「鎌倉殿の13人」の「中川畠山」のイケメンイメージがついてまわるが実際に伝わる畠山重忠も眉目秀麗だったという。
現存する遺構は全て戦国時代のもので重忠時代の遺構はまだ見つかっていないらしい。
「史跡の博物館」でお城スタンプをいただき本郭へ
ここに畠山重忠の館があったと伝えられる。
正面に見えるのが小口でかなり狭く作られ敵の侵入を防いでいる
「史跡の博物館」でお城スタンプをいただき本郭へ
ここに畠山重忠の館があったと伝えられる。
正面に見えるのが小口でかなり狭く作られ敵の侵入を防いでいる
菅谷館跡のある丘陵の南側には都幾川が流れる
この時期のお楽しみ、桜堤へ
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菅谷館跡のある丘陵の南側には都幾川が流れる
この時期のお楽しみ、桜堤へ
二瀬橋を渡り都幾川の桜堤を歩く
桜は終わりかけていたがまだまだ綺麗だった
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二瀬橋を渡り都幾川の桜堤を歩く
桜は終わりかけていたがまだまだ綺麗だった
桜堤が途切れたところで方向を変えて橋を渡ると林の中に鎌形八幡宮がある。
比企は木曽義仲の生誕地でもある。「伝木曽義仲産湯の清水」が本殿下にある。
桜堤が途切れたところで方向を変えて橋を渡ると林の中に鎌形八幡宮がある。
比企は木曽義仲の生誕地でもある。「伝木曽義仲産湯の清水」が本殿下にある。
さらに自動車道を嵐山方面へ向かって歩いていくと旧道が分かれていたのでもちろん旧道の方を歩く。
桜や八重桜、桃の花、芝桜の石垣など、古い家や新しい家もあるがどの家の庭も広くてよく手入れされ花や庭木が美しい。
途中に複数の道が交わり両脇に祠とお地蔵様が祀られている辻がある。
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さらに自動車道を嵐山方面へ向かって歩いていくと旧道が分かれていたのでもちろん旧道の方を歩く。
桜や八重桜、桃の花、芝桜の石垣など、古い家や新しい家もあるがどの家の庭も広くてよく手入れされ花や庭木が美しい。
途中に複数の道が交わり両脇に祠とお地蔵様が祀られている辻がある。
向かい合う二つの祠と交差する六つの道。
いわゆる「六道の辻」だ。
向かい合う二つの祠と交差する六つの道。
いわゆる「六道の辻」だ。
祠の隣にあった案内板に説明がある
「くよづかのべったら地蔵」(くよづか=供養塚)
祠の隣にあった案内板に説明がある
「くよづかのべったら地蔵」(くよづか=供養塚)
さらに嵐山渓谷へ里山の道を進む。
予定時間を大きく遅れたのでこの辺はちょっと焦って歩いている。(城見学は結構時間がかかる)
さらに嵐山渓谷へ里山の道を進む。
予定時間を大きく遅れたのでこの辺はちょっと焦って歩いている。(城見学は結構時間がかかる)
嵐山渓谷の冠水橋を渡る
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嵐山渓谷の冠水橋を渡る
嵐山渓谷の展望台(休憩所)到着、やっとベンチで小休止、おやつを食べる。
嵐山渓谷の展望台(休憩所)到着、やっとベンチで小休止、おやつを食べる。
茂った木々の間から渓谷の水の流れが望める。
春の鳥の声は生き生きとして、かしましい。
疲れた体も眩しい新緑に染まり、水を一飲みすると生きかえる。
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茂った木々の間から渓谷の水の流れが望める。
春の鳥の声は生き生きとして、かしましい。
疲れた体も眩しい新緑に染まり、水を一飲みすると生きかえる。
さて帰りは駐車場へ大平山の麓を渓谷に沿って付けられたほぼ平坦な遊歩道を辿る。
展望台から15分程
さて帰りは駐車場へ大平山の麓を渓谷に沿って付けられたほぼ平坦な遊歩道を辿る。
展望台から15分程

感想

春の里山の桜を楽しみたい、新緑を愛でたい。
それなら前から気になっていた国指定史跡「比企城館跡群」の一つ、小倉城跡が嵐山近くにある。ついでに大平山を挟んで菅谷館跡にも行けるのではー、ということでこのコースとなった。
天気にも恵まれて実際に春を楽しむのにはとても良いコースだった。
季節が変わると印象は大分異なるものになるだろう。
今回駐車場に戻った時に車が蜂の糞まみれになっていたのにはびっくりした。おかげで掃除をしてからでないと車を出せなかった。(後で専門家にちゃんと洗車してもらいました)
でもこれも春の1日を楽しんだ「おまけ」でしょう。

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