記録ID: 5359377
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アルパインクライミング
白馬・鹿島槍・五竜
鹿島槍ヶ岳東尾根 2023年4月9日〜11日
2023年04月09日(日) 〜
2023年04月11日(火)



体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 19:09
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,621m
- 下り
- 2,630m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:59
距離 5.0km
登り 1,149m
下り 59m
2日目
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 9:37
距離 7.8km
登り 1,336m
下り 1,094m
天候 | 快晴、時々強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
約15台ほど駐車可能、トイレは冬季使用不可。 広い駐車場で雪は解けてなくなっていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
※前日の悪天候で先行パーティなし、後続なし、ノートレース、砂雪。 【取り付き】 ●割とテキトーにされるけど、迷って無駄な藪漕ぎで時間をロスしている記録多数。 (実際行ってみて解ったが、ピンクテープが有りすぎて迷うのだろう。) 厳冬期は雪で藪が隠れて手前から尾根に直接入るのが有効だけど、残雪期なら藪が出てるから林道を少し歩いてから入ったほうが無駄な体力消耗は回避できそう。 地形図と現地の藪を鑑みて入るのがベスト。 【装備】 ●岩稜帯(チョックスト−ン以外は易しい)より雪稜のパートが多い。アックス1+ピッケル1の組み合わせ+アイゼンは平爪の12本が一番いいと感じた。 【第一岩峰・2400m〜】 ●取りつきを直上。すぐに雪稜のルンゼを上がる。 【第二岩峰・2600m〜】 ●登ってみたらチョックストーンの上は浮石だらけ!とにかく石を落とさないようにクライミングしないといけないと感じた。 【時間配分】 ●雪稜のパートが長いので、体力+気力を温存しながら時間配分をする必要があると感じた。 【雪稜歩き】 ●布引山から冷池山荘に下る時の雪稜で、大きな踏み抜きをした。最初は片足だけだで、抜けると思ったが実は下が足がつかない程に雪が空洞化していた。 |
写真
装備
個人装備 |
冬季登攀具一式。<br />シェラフは3シーズン用で寒くなかった。<br />登山口はまだ冬用。
|
---|---|
共同装備 |
テント・50mロープ2本
スノーピケット1本
|
感想
「鹿島槍東尾根」、北アルプスの美しい雪稜の写真にずっと憧れていた。
ただ「行きたい」希望ばかりではだめで、
自分の実力がパーティに影響を及ぼす「かけ算」なのが雪山登山。「自分の力量が0な場合、リーダーの力量が10でもそのパーティの力量は0」。と、私は常々考えている。(その代わり、自分の力量が1でも2でもあれば、そのパーティの力量は大きく膨らみ、安全で安定した雪山登山ができる。仲間を守るためには自分の力量を上げる必要がある)。
しかも2800mの高所で行うクライミング。
難しくはないけれど、万が一滑落したり登り切れず敗退もありえる。
そう思って地道にずっとトレーニング。アイゼン歩行についてはWEBで資料を探したり、すごく情報を集めて且つ練習+本番で試して・・など、数年かけた。
長時間雪山に入る為にはとにかく「滑落しない、且つ、疲れない歩き方」をマスターしなければ。
そこで行けた鹿島槍東尾根、とっても楽しかった(*´▽`*)♩
こんなダイナミックなアトラクションルートが我々の貸し切り♪
めちゃ楽しめた♪
【※今回の雪質・風速・天気での感想】
●高度感が苦手な人には向かないルート。
●冬山登山技術(天気読み・同行者確保・コンティニアンスの歩き方・アイゼン歩行・ピッケル操作・滑落停止・耐風姿勢)など、基本でいいので全てを会得し+体力がある人でないと連れていけないルートだと感じた。
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