丹沢/鍋割山
- GPS
- 10:12
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,509m
- 下り
- 1,615m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 寄沢沿いのルートは徒渉を何回か繰り返し、ザレた所も何ヶ所かある。 雨山峠まで少しの所で枝沢に入ってしまい、急登をこなすことになった。 雨山峠から鍋割山の間は鎖場が何ヶ所かにある。 |
写真
感想
朝4時半頃には大雨だったのでどんなもんかなと思ったが5時には小降りになったので好天になることを信じた。
バスが無いのでザックカバーを付け雨具を着込み平塚駅まで歩いたが、時折風は強く吹き付けるものの雨はほぼ止んだ。
駅に着くとちょうどmaunalaniさんとSさんが前を歩いていた。電車を待つ間に雨具を脱ぎ、電車に乗ってからザックカバーも外して雨具と一緒にしまいこむ。
電車の中でI泉さんと合流、O仲さんとは小田原駅のホームで合流した。
新松田駅で更に小田急組のS原さん、Y下さん、t-kai_saraさんと合流してちょうど停まっていた2台のタクシーを確保、更に駅前のコンビニでビールを1本確保しておいた。
八ヶ岳山行用に買ったワインを持って来ようかと考えたが呑ませ過ぎて下りで転ぶと不味いので持って来なかったのだがS原さん、O仲さんとアルコール持参と言うので。多分小屋には冷えたビールがあるだろうから保険と言うところ。
2台のタクシーに4人ずつ分乗して寄大橋まで20分程度、246号から寄方面に曲がると左手には第六天が見えて来る。
寄大橋には0710頃に到着した。4490円也。それぞれにポールの長さを調節したりストレッチしたりと準備して0718に歩き出した。気温は22℃、雨のせいか湿度が高いので少し暑く感じる。寄大橋からゲートをくぐるところの小屋にトイレがあるがこれより5分程先のトイレの方が快適そうだ。舗装された林道が終わるところで雨山峠への道は右手の岡につづら折りで上がっていくが、暫く行くと下り、沢に合流する。
そこで最初の徒渉だったが、その後何回か徒渉を繰り返しながら寄沢本流を遡行していくルートだった。写真を確認すると徒渉回数は5回にもなる。滝こそ登らないがほぼ沢登に準ずるルートで余り一般向けとは言えない。徒渉点も明確な目印が無いことが多い。
ところで昔寄沢本流を遡行したことがあるはずだが全然記憶に留まっていない。 川床が花崗岩なのには驚いた。しかもところどころ一枚岩のナメになっていてとても美しい。この後鍋割峠まで花崗岩の岩場が続いていた。玄倉は花崗岩だけどその表側の寄沢も同じ岩質と言う訳だ。
沢登の気分は徒渉とナメの歩行の気持ちの良い部分だけではなく、詰めのザレ場登りも同様であった。しかしこれはルート間違いのためである。雨山峠まで0.3kmの標識を見た後の分岐で右俣の本流に行くべき所を赤布を見つけて左俣に行ってしまった。本流も50m程行ってみたのだがそちらだと言う確信が持てなかった。山と高原地図にも「道迷い注意」と書かれていたがとんだ落とし穴だ。小屋ノ沢だとすると昔の沢登ルート図ではこの沢にもいくつかの涸棚が書いてあったが殆ど崩壊している感じだ。試しにとY下さんが先行していったのだが、皆がほぼ尾根の取り付きに着いてきているので却ってここで降りると石を落として危険なのでもう支尾根に頑張って上がろうと言うことにした。
折角GPSと2万5千分の1地形図をパーティで持っていたのに活かせなかったのは残念、またI泉さんがGPSで間違いを指摘してくれたのに危うい所に突っ込んでしまった。何も無かったのは良かったが。
詰めて上がったのは雨山峠から雨山方面に高度で30m位登ったところ。登山道もかすかに判ると言う程度でとても丹沢の一般ルートとは思えない。踏み後に毛が生えたようなものだ。ここを一気に下ると雨山峠に出た。テーブルがある休憩ポイントだ。漸くここで一呼吸入れることが出来た。
ここの看板に雨山橋から雨山峠のルートの目印が黄色テープだと書かれていたが、途中全く気に留まらなかった。しかも雨山橋ってどこだろう?寄大橋からこっち橋はなかったが?
ちなみに雨山峠から玄倉への道は通行止めと言う。青崩隧道が崩落しているためのようだ。来年いっぱい工事がかかるらしい。
雨山峠から鍋割峠も鎖場が続く急登坂だ。尾根は部分的に痩せている。峠から登りきると玄倉側の眺めが急に開けて来る。岩はここも花崗岩なのだが風化してザラザラになっている。茅ノ木棚沢ノ頭から急な下りと長い鎖場を交えて鍋割峠に至る。鍋割峠からは寄沢に降りるルートが地図にも破線で描かれているが実線ルートであんなものだから更に荒廃していることが予想できる。一般には踏み込まない方が良いだろう。
鍋割峠から鍋割山は急登が続く。が高度を稼ぐ程に眺望も良くなり、鍋割山の直下の草地でとうとう西側に眺めが広がり、富士山が正面に望める。そしてほどなく山頂に到着すると早朝の大雨にも関わらずここは多くの登山者で賑わっていた。ここまでは雨山峠で1人会っただけだから驚く程の違いだ。
鍋割山での昼食は先行したS原さんとSさんが先に鍋割りうどんを注文していてくれた。2人は先にビールを飲んでる。鍋割うどん980円、ビール500円也。
小屋ではもうストーブに火が入っていたし、コタツも用意されていた。
ポカポカ日和で外で西丹沢を前景に大きな富士山を眺めながらビールと鍋割うどんに舌鼓を打った。
下界は30℃にもなっていたらしいが山も行動中はとても暑く、帽子のつばまで湿ってしまったのをここで干したりした。また南から西への展望が開けているので江の島から真鶴半島まで一望にできる。
余りに気持ち良くてもう14時になろうかとしていたので当初計画よりショートカットして鍋割山稜を通り小丸尾根を下ることにした。 中秋の鍋割山稜は紅葉には少し早いが、樹々が煌めいて美しい。歩いていて実に気持ちがいい。
大倉からはバスに乗らずに2台のタクシーに行きと同様に4人ずつ分乗して渋沢に出たが、途中無線で「県民の森ゲートでN村様」と入ってきた。小丸尾根では調子良く何パーティか追い越してきたからそのいずれかだろうがどうせタクシーに乗るのならばその手もありだなと思わせた。二俣から大倉までの林道歩きは記憶よりずっと長かった。
渋沢駅前の白木屋で1時間限定のお疲れさん会。 渋沢からは小田原経由で平塚まで、そこからバスで帰投した。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する