【残雪期限定】猿ヶ馬場山【日本三百名山】 〜熊に威嚇されてビクビク登山〜


- GPS
- 10:06
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,533m
- 下り
- 1,532m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・みなさんのレポを参考に、チェーン着脱所のような広いスペースの隅に停めました。 ・カラーコーンが立ち並んでいたので、本来は駐車はNGな場所のようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※一般登山道ではありません。自己責任でお願いします。 ・標高1100m付近までは林道が通っていますが、それ以降は登山道がありません。 ・目印テープは時々見かけますが、アテにできるものではありません。 ・トレースは殆ど残っていません。登山アプリ等で方向の確認を。 ・尾根取付き部(標高1100m付近)から標高1350m付近は深い藪に覆われており、ここが核心部です。 ・標高1400m付近から雪が繋がるようになり、一気に歩きやすくなります。 ・全体的に傾斜が緩く、特に危険な箇所はありません。ピッケルを使うような場面もありません。 ・標高600m付近で熊に遭遇しました。かなり集落に近い場所だったので、驚きました。 |
その他周辺情報 | <日帰り温泉> 大白川温泉しらみずの湯 700円 ・「道の駅 飛騨白山」に隣接した日帰り施設です。 ・HPだと「露天風呂休止中」とありましたが、利用できました。 ・硫黄含みのナトリウム系の泉質ですが、それ程クセがなく良いお湯です。 |
写真
感想
日本三百名山の一座でありながら登山道がなく、残雪期にのみ登頂可能となる猿ヶ馬場山。(藪と格闘すれば無雪期での登頂も可能ですが…。)
今年は雪不足な上にヤマレコ上でも10日近く新たな山行記録がなく、コース状況に不安を感じましたが、思いきって登ってみることにしました。
往復20km近くと長丁場なので、暗い内からヘッデンを点けてスタートしましたが、登山道のない辺鄙な山に登るのに、観光地(世界遺産)である白川郷の集落を通って歩き出すというのも不思議な感じでした。
ひっそりと静まり返った集落を抜けて林道に入り、10分ほど歩いたところで、草木を踏み分ける音がしたのでふと視線を向けると、10mほど先に熊がいました!
熊の体長は1m程度だったと思いますが、急斜面を駆け上がると、そのままゆっくり登山道を登っていきました。熊に対する警戒を全くしていなかったので、5分ほど呆然としてしまいました。
これまで熊を見かけたことは何度かありますが、今までは登山道から離れる方向に去っていきました。今回は熊の去った方向に進む必要があるので、ここで撤退しようかと迷いましたが、勇気を出して歩き出しました。
熊鈴を用意していなかったので、ストックを打ち鳴らして歩きましたが、100mも進まない内に、すぐ近くから威嚇するような低い唸り声が鳴り響き、寿命が縮む思いをしました。
そのまま50mほどゆっくり後ずさって様子をみましたが、こちらには向かって来ない様子でした。逃げるなら今がチャンスですが、遠路はるばる来ているので、登頂を諦め切れません…。その後、3〜5分間隔で唸り声が聞こえましたが、徐々に遠ざかっていきます。賢明な判断ではないかもしれませんが、山頂を目指すことにしました。
これ以上刺激しないように音を出すのは止め、唸り声との距離を測りながら慎重に歩いて危険地帯を抜けましたが、熊からすれば登山者は「侵入者」であることを再認識させられました。
なお、猿ヶ馬場山までは、片道10km近くありますが、中間地点まで林道が通っているので、登山道がないのは、尾根に取付いてからの5km程度になります。その尾根の取付き部ですが、全く雪がなく、踏み跡もほぼありませんでした。
多少の藪漕ぎは覚悟していたので、枝をかき分けながら登り始めましたが、これが予想以上の苦行でした。枝を掴んで身体を引き上げるようにして急斜面を登りますが、頑張って歩いているつもりでも、地図アプリで見るとビックリするくらい進んでいません。
「これはもう日帰り無理では…?」と思い始めた頃、ようやくまとまった雪が現れ、「激藪地帯」を抜けました。
藪漕ぎの区間は標高差250mで距離は700〜800m程度、通過に要した時間は1時間ちょっとだったと思いますが、ここまで藪が広がっているとは予想していませんでした。
なお、標高1400m付近からは雪が繋がって一気に歩きやすくなり、「酷道」から「高速道路」に出たような気分でした。山頂まで距離はありましたが、良いペースで歩けたので、10時前に登頂することができました。
この日は一日中曇り(下山後は雨)で、山頂からの景色は今一つでしたが、霊峰白山はさすがの存在感で、苦労して登った甲斐がありました。
下りも「激藪地帯」にはウンザリでしたが、それ以外は順調で、無事に歩き切ることができました。
「最適な時期」ではなかったですが、登るチャンスが限られるこの山に登頂できて、色々な意味で良い経験になりました。
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