櫃ヶ嶽 《京都百名山》
- GPS
- 04:08
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 781m
- 下り
- 784m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩場の厳しい箇所あるが整備された道 |
写真
感想
午後から雨の予報があったので未明に自宅を出発した。小原自然公園入口に車を止めると漸く明るくなって来た。中腹ルートと谷沿いルートがあるが滝が見たくて谷沿いの道を進み一ノ滝に到った。10m程の滝で二ノ滝、三ノ滝と続くが毘沙門山への登山道は此処から稜線に取付いた。暫く上ると“毘沙門洞”への道が分岐し指導標に3分と書かれていたので立ち寄った。大きな洞窟の中は10畳くらいの広さがありそうで毘沙門天が祀られていた。引き返して登山道を行くと等高線が詰まり急な斜面は岩混じりで厳しい。稜線に乗り上がった処に“丸山”の山頂標識があった。等高線から標高は510mと読み取れる。
主稜線に乗り上がると左手に顕著なピークがあり立ち寄ってみたが何もなかった。縦走路に戻り東に進むと毘沙門山(580m’)に到った。展望は一部だけで山頂標識の傍にはギンリョウソウが顔を出していた。東に進むと送電線が2組横切っていて鉄塔の位置は展望台になっていた。直ぐ西にある八ヶ尾山(678m)は存在感を持っていた。鹿倉山(548m)や半国山(774m)など嘗て登った山を望むことができた。2組目の鉄塔では板坂峠からの道が合流した。今年は桜同様ツツジの開花も早く、ヒカゲツツジが少しは残っていないかと期待して来たが散り果てていた。その中でたった1輪だが名残の花を見つけた。淡い黄色の花弁はまだ元気だった。
岩尾峰(630m)は、今日の最高峰で展望が良く地蔵山(948m)や愛宕山(924m)も望むことができた。浅い鞍部を登り返すと雨石山(611m)に到るが樹林帯で展望は無い。次は少し深い鞍部を越えP595に到る。展望はなく、期待した山名も無かった。南東斜面を下り小野峠に下るが160mの下降となり等高線が詰まり急斜面で深い。小野峠は、小野と小倉の集落を結ぶ峠でしっかりした道が残っていた。登り返しも120mありP546に到った。櫃ヶ嶽(582m)への登り返しは急登でジグザグに登り、山頂に到ると山頂標識には櫃ヶ嶽に添えて「羊ヶ嶽」とも記されていた。2015年の未(ひつじ)年は登山者で賑わったことだろう。此処は今山行で唯一の三角点、2等「櫃ヶ岳」が置かれていた。山頂には名残のミツバツツジが1本の木にだけ残っていた。
山頂域の東端から南尾根を下り鞍部で府県境尾根と別れ東谷の谷筋を下った。砂防堤が現れると林道となり、谷が広がり棚田が現れた。GW中に田植えをするようで水田に満々と水が引かれていた。が休耕田も多く、もったいない気がする。フェンスが水田側にあり集落に出る直前でフェンスの扉を開けて脱出した。宮代集落の山手に八幡神社があり参拝、水田の真ん中には山之神社の丘がポツンと浮かんでいる。山名があるのでは?と立ち寄ってみたが山名はなく、祠と東屋があり展望台となっていた。机と椅子が置かれているがその荒れ方から訪れる人も稀なようだ。
車道歩きで小倉集落に向かう道中、歩いてきた稜線が見え、登った山すべてを見ることができた。小倉集落の椿森神社から峠越えをして小原自然公園まで帰ろうと思い水田に沿って谷間を進んだがフェンスに行く手を阻められた。フェンスの向こうに道が見えたので入口を探して後戻りした。山屋にとって峠は山と山の間の鞍部として捉えているが本来は里と里の間にあるサミット、此処は名も無い峠だが本来の使い方で峠を越えることができた。駐車地点に戻るまで、今日も誰一人合うことのない山行だった。
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