奇跡のパウダー旭岳
- GPS
- 08:22
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,066m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 8:21
天候 | 快晴で爆風 ・スキーをシートラしていたらかなり煽られた ・前日の雪は北風により地獄谷や南斜面に飛ばされていた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
①南斜面 早朝は薄パウでかなり滑りやすかった。日射があるともう少しシャバシャバになると思う。 ②地獄谷 金庫岩からエントリー。序盤はクラストして転倒してスキーが外れた。沢底は今シーズン最後のパウダースノー! ③ゲレンデは上から下まで滑れます! |
その他周辺情報 | ・東神楽の森の湯 入浴は700円。美味しい飯も食える。リニューアルして休憩室にはマンガがビッシリ詰まってた。入り浸りたい! |
写真
感想
前日は秀岳荘のセールを見てから下道でゆっくり移動した。途中で東神楽町の「森のゆ」で温泉とカレーを堪能した。休憩スペースに漫画がズラリと並び居心地がさらにアップした。ここは家族で泊まりに来たいな。旭岳の駐車場に着いた頃には夕方。明日の準備をして、アマプラで「ヴィンランド・サガ2」を見た。めっちゃ面白いが、ただただ。あのヴァイキングが全盛の時代に生まれなくてよかったと痛感したのだった。
夜明け前に出発も考えたけど斜面が硬いと思うので、日の出と同じぐらいの時間にスタート。標高を上げると周囲は雲海だった。素晴らしい。特に純白のドレスを着ているようにピカピカ光っているオプタテシケ山は綺麗だった。石室まで来ると、ん!寒いし、結構風が強い。ちょっと予想外。中に入って装備を換装しようと思っていたら、今シーズンから山スキーをやり始めた黄色いウェアの男性がやってきた。二人して石室の中へ。少し話していざ山頂へ向かう。北風が冷たくと斜面が硬い。これは今山頂へ行っても楽しくなさそうなので、南の斜面を落としてみることにした。黄色いウェアの男性は諦めてここで帰るとのことだった。硬くクラストした上に薄いパウダーが乗っているので極上の滑走だった。5月なのにミラクルパウダーありました。結局登り返して2回滑った。
少しマシになったかなと思い稜線に戻る。相変わらず風が強くぶっ飛ばされそうになる。山頂から戻ってきた男性と会話した。雪の状態は硬いけどアイゼンがあれば問題ないとのことだった。さらに話を聞いたら、ソリ担いでトレランシューズで1時間半で山頂に登ってきた強者がいたらしい。何それ。まるでおとぎ話のような話だった。さて山頂付近は事前情報の通り硬いところがあったのでシートラとアイゼンに換装した。スキーが風で煽られたが風下に来ると安全地帯。よかった。
旭岳の山頂に到着。標識は「旭」しか見えなかった。まだまだ雪あります。北斜面を偵察するとまだまだ硬い。こんなところ滑れないわ。雪が溜まっていそうな地獄谷をセレクトした。出だしはカリカリで踏ん張りが効かずスキーが外れてコケた。登ってくる人から丸見えなので公開処刑みたいで恥ずい。さて気を取り直してGO。硬いところもあるけど、沢の底は良質なパウダースノーが蓄積されていた。すごい!圧倒的じゃないか。いま5月だよ!大雪山スゲー!
姿見の池まで滑り終えて振り返ると自分のシュプールが見える。ただ今回のファーストはソリの一本道のような滑走跡だった。例の強者だね。只者じゃないな。補給を終え時間もまだあるためおかわりすることにした。2回目もパウダーでもう感無量だった。なんすか。旭岳のポテンシャルすごい。最高でした。ゲレンデを滑る時、今シーズンの出来事を振り返ってたら涙が出てきた。最高の状態で板納めできました。
その後は再び「森のゆ」で休憩し、就実の丘で大雪山とトムラウシ山、十勝岳連邦のアーベントロートを堪能。それにしてもすっごい横長だな(笑)。適当なところで2泊目の車中泊。3日は十勝岳も考えてたけど、早朝はカチカチだし風が強そうだし、前日のいい思い出もあるし、午前中に札幌へ戻らなければならないため、普通に写真を撮りながら帰宅した。
今シーズンはたくさん色々な思い出ができた。ハイシーズンに羊蹄山のパウダースノーを浴びれたのは嬉しかった。特に大晦日のパウダーはダントツに素晴らしかった。
極寒強風のニペソツ山も思い出深い。山頂直下はマジ氷山で敗退したけど、そこまで連れてってくれたシロさんとコンさんにはすごく感謝している。(心配かけて申し訳なかったです)。今でもあの時のクライムダウンを思い出すと玉がすくみます(笑)
ロングものではシロさんと行った美瑛岳ーオプタテシケ山の縦走だ。美瑛岳のガリガリ滑走とオプの最後の登りは痺れました。絶景を見れてよかった。
そして最後の旭岳。北海道が誇る大雪山はすごい。毎年G.W.はここで合宿でもいいかも。
もう思い残すことはなく板納めができる。次のステージに向けて活動していこう。一緒に山へ行ってくれた皆様ありがとうございました。また来シーズンもよろしくお願いします。
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HTBさんに写真を投稿したところ、使っていただけました!ありがとうございます。
https://www.htb.co.jp/news/archives_20286.html
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