有明山(馬羅尾沢)
- GPS
- 10:13
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜馬羅尾沢終点】徒渉ポイントが不明瞭(足首上まで水没覚悟)、かつ地理院地図とはルートが異なるため対岸のピンクテープ、積み石など手掛かりに進む。 【馬羅尾沢終点〜落合】上半分区間が薮漕ぎ。ここも地理院地図とは異なるルートのため笹薮下の踏み跡をロストしないように注意深く進む。ピンクテープもまばら。 【落合〜山頂】上半分が一部凍結、雪渓。ロープが雪に埋没してる個所も。たまにある木製の補助階段は朽ちていて頼りない。 |
その他周辺情報 | すずむし荘 大人600円 |
写真
装備
個人装備 |
飲料1.6L(残0.7L)
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感想
以前から気になっていた有明山。中房温泉からのルートを考えていたが、単調かな?という気がしたので表参道か馬羅尾沢にしようと思い立つ。どちらも日帰り登山のギリギリのコースタイム。しかも下りで使うのはお勧めしない旨の論評がちらほら、、前者は体力的に、後者はルート不明瞭さがネックらしいが、少し短い後者を選択した。
このコースはレポートが少なく(古く)最新の状況と異なる場面がちらほらあった。
まず駐車場は林道終点の砂防ダムまでに何か所かあるという話だが、そこに辿り着くより前で治山工事で通行止めになっていて選択肢がなく+10分を要す。
沢沿いのルートは冒頭の看板の如く途切れ途切れで、徒渉が何度もあり不安が多い。徒渉箇所も足場になる石が確立しているわけではなく「渡れそうなところを渡る」状況。大雨が降ると川床の石が動いて状況が変わると思われる。当日の水位はどの場所も足首ライン。どうやって渡ろうかと手こずってペースが上がらない。どのみち行きと帰りで1回ずつ滑って靴の中まで濡らしましたが。水流が強い場合は撤退も視野。
沢から落合まではひたすら急登かつ笹薮。前半はそこそこ刈られていたが、後半は整備が間に合ってないのか放棄されたのか登山道を覆い隠している状況なので掻き分けて地面の踏み跡を見出す必要がある。足元も笹の茎で滑りやすく、特に下りでルートを逸れると回復できない可能性あり。
落合から山頂までは一部凍結し雪渓が残っていた。ロープを頼りに、と行きたいところだが、一部は雪の下。笹や木の根を取っ掛かりにして登る。天気予報が氷点下だったので念のため軽アイゼンを持って行ったが下りで役に立った。
標準コースタイム往復9時間だが、想定外の駐車位置から始まり、徒渉、藪漕ぎ、凍結・雪渓でペースが上がらず40分遅延、1130山頂到着がデッドラインと考えていたので途中撤退も頭をよぎるが、少しオーバーで何とか到着。昼飯を簡略化&南岳省略で下山開始の予定時刻を死守。下りも沢に降りるまでで30分遅延。総じて時間を常に気にしながらの工程だった。ルートは地理院地図とは乖離があり、山渓オンラインの地図が実ルートに近いため併用した。(が、今回辿ったルートはそれとも少し違うような?)GPSなければもっと手間取ったかもしれない。
想像以上のタフな(ガチな)ルートで精神も体力も疲労困憊、GWだというのに山頂含めて他の登山者は一人もなく、一人時間を満喫できたとはいえ、流石に何かあった時の不安も大きかった。今回行けなかった南岳のリベンジは中房温泉にします。絶対。
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