正体見たり!! 御正体山 落ち葉ラッセル
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:10
岩下の丸(下り)では、お茶を飲む。
天候 | 曇り時々雨 のち晴れ 山頂部以外は半そで、山頂部は長袖トレーナーで過ごした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土曜日ですが、7時半ごろ着いたら3台目で余裕でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
落ち葉の道ですね、下りで数回転びそうになったが何とか踏ん張った。 岩場1か所、ロープや鎖はなし、十分通過できる。 偽ピークが多く、この山の正体を見るには非常に時間がかかる。 |
その他周辺情報 | 道の駅「どうし」、食事は手作り感満点のレストランがある。 私は、クレソンを練りこんであるうどんと中華ちまきのセットを食べた、740円なり。 道志の湯 ナトリウム・カルシウム・硫酸塩泉、香りが硫黄ですね。 1時間じっくり浸かった・・・。あったまった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
地図(地形図)
コンパス
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
涼しくなったら来る山と思っていた。曇った日に来る山と思っていた。金曜日に飲み会があったら土曜日に来る山と思っていた。
展望はなし、暑い間は蜘蛛が出そうだし、家からはそんなに遠くないし、・・・。そんな3条件が重なった本日、御正体山に登ってきた。
どうやら、さまざまな方向から登る道があるらしい、道坂トンネル横の駐車場に停めて歩く、山伏峠から歩く(○合目という石はこの登山口についているのであろう)、御正体バス停から歩く、砂原バス停から歩く、・・・。今度は違う所から登ってみたいと思った。
さて、道志山塊最高峰である御正体山は、大きく根が張っている実に立派な山だ。また、遠くから見ても目立つ山である。
御正体山は、養蚕の神の山として古来から祀られていた。そして、江戸時代には美濃の僧妙心が入山し人々の信仰を集めた。文化14年妙心は入定(真言密教の究極的な修行で、土中で断食修行を行い、生死を超えて修行すること)し即身仏(ミイラ)となる。
最初は山内で展示されていたが、その後明治時代の廃仏毀釈により山から降ろされてしまった。
山頂には御正体権現が祭られていることから、この山は「御正体山」という名がつけられた。現在は日本二百名山に選定され、たくさんのハイカーにより登られている。
さて、金曜日の飲み会が終わった後自宅で寝て朝4時に自家用車で出発する。途中で行動食やお茶を買い入れ、休憩を取りながらまずは「道の駅どうし」を目指す。
「道の駅どうし」で朝を迎え、コンビニで買ったカレーで朝食とする。登山口駐車場で少し眠ってからトンネルを超えて登山口にたどり着く。ここまでバスが来ているんですね。でも1日数本しかないんですね。
トンネル横から入山、先ずは尾根を目指す。昨日の水分が残っているようで汗が噴き出るのでたまらず半袖に・・・。本日は山頂付近を除き基本半袖で過ごしていました。尾根にたどり着いてからは足が自然に前に出るようになる、先週の登山の影響があるかな(足の筋肉痛)と思ったがあまりない、緩やかな上り下りを快調に進んでいく。
この登山口からの登山道は、いくつものピークを越えて最後の急登で山頂にたどり着く。つまり、偽ピークを超えると次の偽ピークが見える、「次はあれか!?」「お前が大ボスか!?」「ラスボスはお前か!!」とRPGをしている気持ちで登る。標高差は800mほどと思うが、累積標高差は結構あるのではないかと思った。
下の方はちょうど紅葉が見ごろ、山頂付近はすでに落葉している。落ち葉の道はふかふかで気持ちよいのだが、落ち葉の下に浮き枝などがあると滑ってしまう、転ぶことはなかったが下りで数回滑ってしまった。
また、下りを慎重に行くと、落ち葉ラッセルになる。落ち葉をかき分けて、最後に登山道の下に落ちる、これを気持ちよいと思うか登山靴に細かい屑が入るからいやだと思うか・・・。まあ、スパッツを履いていれば何も問題ないのだが・・・。
また、この尾根には県有林境界の印が多数ある、210くらいから番号がついている、この数字が260になれば御正体山山頂である、これを目印にしてもよいのではないかと思った。
岩下ノ丸と牧ノ沢山には「日本国領土 ○○○○ ひっち」と書かれた山名票がついている。何か雰囲気良くないなあと思ってしまった。国境の山ではないので・・・。外して捨ててしまおうかとも思ったが、結局止めた。手づくる標示もよいのだが、意外と満足しているのはつけた自分だけなのかもしれない。行政の方で少しつけてくれたらよいのにと思った。
途中で降りてきた人と話を交わす。「次の鞍部に分岐があり、そこから30〜40分登ったら山頂だよ。」「えっ、40分登りっぱなしかぁ」と気が萎えながらもここまで来たら行かねばならない。
分岐を越え、やはり急登である。そして緩むことなく山頂まで登る、基本登りは休憩なしで来たのだ、そこに最後にこれだ。
平らな所が見えてきた、あれが山頂か?と思いそこに飛び込む。そこは平和な時間が流れていた。正体見たり御正体!!たくさんのピークを越えようやく山頂にたどり着いた。
山頂標示、分岐、御正体権現などを撮影したあと、ご婦人2人と昼食を頂く。お二人は山梨百名山制覇を目指しているそうだ、私にも「山梨百名山はいくつ登ったの?」と聞いてくるが、残念ながら山梨百名山に選定された山がどんな山であるのかわからないのだ、そこで今まで登った山梨県の山を上げると「まあ、まだ北岳には行って無いの?北岳、間ノ岳、農鳥山は行くべきよ。」「仙丈に行ったのに甲斐駒はまだなの?普通セットで行くもんじゃないの?」「甲武信に行ったなら雁坂嶺なども行けばよかったのに」まあ、基本日帰りなので許してください・・・。来年は山小屋泊デビューをしたいなあ。
雲取山、甲武信ヶ岳、乾徳山、岩殿山、三つ峠、富士山、三頭山、大菩薩嶺、仙丈ケ岳、茅が岳、金峰山、国師ヶ岳、北奥千丈ヶ岳、瑞牆山、御正体山。くらいだろうか、山梨の山は。今後も少しずつ増えていくと思われる。
山頂を辞し、下山である。下山も当然登りっかえしの下りっかえしで会ある。たくさん下った後の登りは少し嬉しいがきついのは嫌だ。岩下ノ丸で休憩し、あとは下山である。登山口に降りる寸前で、これから登る2人と出会い話をする。
「ははは、御正体までは行きません。今倉山に行くんです。山梨100をやっていて、今日だけで4山目なんですよ。」
山梨百名山、恐るべし。
下山後は道の駅どうしで昼食、どうしの湯で温泉、その後運転して帰ってきた。こうやってまとめてみると、人は少なかったがマニアックな人が登っている印象であった。展望がないからであろうか、アクセスが厳しいからであろうか、秋の土曜日なのにとても人が少なかった。
落ち葉踏み踏み御正体、楽しい1日でした。
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