塔ノ岳〜鍋割山 二俣より周回


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,202m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:35
天候 | 快晴ドピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二俣〜小草平:道標撤去されており、一般登山道からバリ扱いになっている マルガヤ尾根下り:要熟練者同伴 |
写真
感想
【プロローグ】
秋の丹沢で、「塔に登ってみたい」というTruちゃんをガイドする約束をしていた。
彼女は先月、ブランク後の横岳で登りの後半突如著しいペースダウンに見舞われた(でも結局標準CTより早く登頂)ことがショックだったらしく、都内ウォーキングを自主練してきたという。
ルートは私がいくつか立てて、彼女が選択。
鍋を入れて二俣からの周回コースとなった。
【県民の森P〜塔】
P出発してウォーミングアップのためゆっくり歩く。
二俣からTruちゃんの歩いたことのないコースへ。
道標から「小草平」方面への表示がなくなっており、二俣〜堀山の家間は今やバリ扱い。
トラバースから川を渡るポイントで落ち葉に埋め尽くされた地面に踏み跡は見えない。
何から何まで初体験なのでTruちゃんは大喜び。
結構良いペースで杉林の尾根を登って行くが、元気よくついてくる。
二俣〜堀山の家は結局50分で登りきり、標準CTの60%程度。
小休止して出発。ここから花立山荘までの間で、尊仏から降りてくる新茅荘のお父さんとかち合うはず。
Truちゃんはお父さんの韋駄天モードの姿を見たことがない。
天神尾根分岐の下の階段で、ものすごい速さで降りてくる登山者を遠目に発見。
A「来た来た来た!」
というが、Truちゃんはお父さんのあまりの見た目の違いにお父さんとは思わず、私の別の知り合いだと思ったという。
我々に気がついたお父さんは階段で急ブレーキして止まった。いつもの通り汗だく。
二言三言言葉をかわし、差し入れ用に持っていったトマトジュース渡して別れる。
花立山荘ベンチで小休止。雲ひとつない空に富士が美しい。
花立山荘の上にバイオトイレが新たに増設されていた。
馬の背〜金冷しの崩落ポイントは、崩落した西側を封鎖して東側に架橋が作られていた。
塔山頂直下でTruちゃんに先頭を譲る。
堀山の家〜塔山頂まで1時間10分。標準CTの60%弱。
Truちゃんは完全に持ち前のハイペース登山能力を復活させていた。
【尊仏山荘】
今日は和田さん一人。
ビールを頂くがミーがいない。
和田さんによると新茅荘お父さんの登頂は今日で2700何回目だとのこと。
大休止中に和田さんが外へ出てミー君を呼びこむ。餌の時間。
【塔〜鍋】
筋肉が冷えたので、最初やや速いペースで歩行。
金冷しまでの間で、マスクをしたおばさん登山者が登ってきた。
私の顔を見て「あらっ!」と立ち止まりマスクを取る。
新茅荘のお母さんだった。
最近はウイークデイにも登るらしい。
A「今朝下ってくるお父さんに会いましたよ。相変わらずすっ飛んでましたけど。」
Y「お父さんは速すぎて一緒に登れないのよ。」「ねえ、小丸下るの?」
A「いえ、草野さんのところでうどん食べるから小丸尾根は使わないです。」
Y「小丸の下のほうが紅葉がいいかしらと思って」
金冷しの頃には十分温まっていた。
大丸から危険箇所全くないのでTruちゃんに先頭を譲り、丹沢屈指のブナ美林快適尾根散歩を楽しんでもらう。
左に伊豆・真鶴半島〜相模湾、右に丹沢“山脈”、前に富士山という絶景続きにTruちゃんはうるさい程大はしゃぎ。
【鍋割山荘】
平日なのにたくさんの登山者がいた。
二人分薄めの味にしてもらい(その方がスープまで完食しやすい)小屋内で鍋焼き頂く。
御膳を下げるとき草野さんと立ち話。
K「今日はどちらから?」
A「彼女が塔に行きたいというので二俣から周回です。」「塔でY夫妻に別々に会いましたよ。びっくりしたなあ。」
K「Yさん夫婦は別々に登ってるでしょ。」
A「ご存知でしたか。ではお忙しいようなので、ごちそうさまでした。」
トイレ済ませて、Truちゃんに下りルート選択させる。
階段はもうごめんで、まだまだパワー余っている、というのでマルガヤで下ることにした。
【カメラ忘れて大慌て】
最初からTruちゃんに先導させる。
いきなり雨山峠方面に行こうとするが、これはウケ狙いではない。彼女の方向音痴は筋金入りだ。
右に行くよう指導し、美しい鍋割山稜を小丸中腹まで戻る。
マルガヤ尾根の頭で、尾根の写真を撮ろうとチェストバッグ開けるがカメラがない!
きっと鍋焼き撮影した時にテーブルに置きっぱなしにしたのだろう。
Truちゃんにお昼寝しているように告げ、ザック下ろして鍋割山荘まで戻る。
案の定テーブルの上にカメラはあった。草野さんは大忙しで戻ってきた私に気付かず。
本気モードの早歩きで、往復15分で帰還。あまりの速さにTruちゃんがびっくり。
【マルガヤ尾根〜駐車場】
Wストック操作に慣れていないTruちゃんは動作がぎこちない。何度もスリップして尻餅をつく。
ここで秘伝四足動物ムーブを教え、重心が後ろに行かないように覚えさせる。以後尻餅なし。
本沢出会いで無事一般道と合流。
林道を歩いて駐車場へ。途中、小丸尾根の分岐を説明する。お母さんは今日ここを下ってくるのだろうか。
【エピローグ】
湯花楽で汗を流して帰京。
イタリアンで反省会。
すべての行程が初体験、かつ新茅荘御夫妻と山中で会うサプライズも体験し、Truちゃんは大はしゃぎ。
酒もすすんだ。
わおー!
初めての塔でそのコースですか?!
小草平の登りも急ですよね。
新しい地図は破線だし、マルガヤ尾根は記載すらされてませんよ。
それに速い!!
Truにはすぐに追い越されそうだなぁ。
お天気も良くて、気持ちよかったでしょ。
私もまた行きたいっす!!
こんにちは。
結構自主練して鍛えたみたいです。横岳が相当屈辱だったようで・・・
>Truにはすぐに追い越されそうだなぁ。
それは永久にないでしょう。先導させたら鍋割山荘からいきなり真西尾根目指して歩き始めましたから(笑)。Truの方向音痴加減は超弩級なので、必ずオリエンテーション定める同伴者が必要です。ソロ山行は永久に無理と思われます。
天気が良くて鍋割山稜のお散歩は天国のようでした。
また行きましょう。
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