蓼科山 女乃神茶屋登山口からピストン
- GPS
- 04:50
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 803m
- 下り
- 803m
コースタイム
天候 | 霧雪(眺望なし) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口より峠側すぐのところに駐車場がありますが、除雪で狭くなっているため駐車可能台数は15台ほど。私は8:30ごろ現地に到着しましたが既に満車でした。 仕方ないので登山口から500mほど下った「女の神展望台」駐車スペースに停めましたがこちらも除雪で駐車スペースは5台ほどです。 登山口から雪面ですが、登山者が多いようでルートがしっかりついています。 全面雪のため、ルート上には凍結しているところはありません。アイゼン無しで登っている人もいましたが携行必須です。ストックまたはピッケルも必須です。 途中の樹林帯の直登は斜度がありますが、アイゼンがあれば雪面をグリップするので、夏よりも登りやすいかもしれません(初めてのコースなので比較できませんが)。 標高2400mを超えると森林限界を抜けます。ここから上は岩稜帯の強風域となります。山頂への直登ではなく右斜めにポールを目印に登っていくと蓼科山頂ヒュッテの手前に山頂分岐標識が出てきます。標識から山頂はすぐです。 岩稜帯付近は強風で付雪していない露岩でバランスを崩しやすいのでアイゼン歩行時は注意が必要です(特に下り時)。 立ち寄り温泉はいろいろあります。今回、私は蓼科湖近くの「石遊の湯」に浸かりました。 |
写真
感想
昨年までは、冬といえばスキー。
山登りは暖かくなってからでしたが、冬用登山靴、12本爪アイゼン、そしてピッケル、雪のある山でも登れる装備が揃った今冬。
登り納めで八ヶ岳・硫黄岳に登ったし、今年も無理しない範囲内で積雪山行できるところに登り初めしたいなあということで、単独行でも安全そうで、かつ百名山(これに登れば45座目)の蓼科山に日帰りピストン山行してきました。
朝8時半すぎに登山口横の駐車場に着いたところ、既に満車状態。それなりに広い駐車場のようですが除雪されたスペースしか駐車出来ないので、15台ほどで満車です。
仕方ないので、少し戻って女の神展望台の駐車スペースに車を停めて出発準備。
車道を登山口まで歩いて
9:20 女乃神茶屋の登山口スタート
スタートからフカフカサラサラ、凍結しているところも無く、歩きやすくて雰囲気の良い疎林の雪上コース。やがて樹林帯の登り斜面に差し掛かりますが、グリップする雪面なのでそのままドンドン進みます。
曇天でときおり小雪が舞う中、やがて少々斜度のある直登となりアイゼン装着。風もそれほどなく、歩きやすいんですが樹間からの眺望がガスガス曇天のみで全然周囲が見えない。
それにしても雪道は自分の歩幅・ルートで直登できるので楽しいです。これで眺望が楽しめた申し分ないんだけど。
2120m標識を過ぎて一旦平坦な樹林帯となり、そこから残り300mほどの斜度のキツイ直登。高度を稼ぐほどに周囲の樹林帯に立ち枯れが目立つようになり、標高2400mあたりで森林限界を抜けると、それまでの周囲とは一変、山頂部はゴツゴツの岩稜帯のようです。ガスガスなのでハッキリ解りませんが、かなり丸くて大きそうな頂上部に向けて、直登ではなく右斜めにポールを目標に斜上。むき出しの岩稜部は普段は強風が吹くのでしょう。着雪の少ない岩頭にアイゼンでバランスを崩さないように気をつけながら登り、そろそろ山頂が近いなというあたりで視界の先にうっすらと山小屋らしき建物。どうやら雪に閉ざされた蓼科山頂ヒュッテのようです。
ヒュッテ前の分岐のすぐ先が山頂らしく、数名の団体さんが写真を撮っています。
11:49 蓼科山頂 2530m
遮るもののない岩稜の頂上。おまけに独立峰。眺望が良ければスゴイ眺めなんだろうけど、この日は予想に反してガスガスの小雪。耐風姿勢が必要な強風ではなかったけど、やはり寒い。何枚か写真を撮り(といっても灰色だらけの眺望)、そそくさと頂上を後にしました。
もうお昼だし、山頂ヒュッテ脇でお湯でも沸かしてお昼にと思ったんですが、風はあるし寒いし、眺望も何もないので、諦めて来た道を下山開始。
下りは斜面を背にして眺望が前面に拡がる筈なのに、相変らず眺望ゼロ。お湯を沸かすのに丁度良さそうな場所を探しながら、アイゼンを効かせてサクサク下り、結局2120m標識近くの平地でランチタイム
12:40〜13:40 ランチ&休憩
お湯を沸かしてカップラーメン(寒いときには坦々麺、おすすめです!)、食後のコーヒーで1時間のんびり。さすがに1時間も停滞していると体が冷えすぎてしまいました。あまり手間のかかる食事は雪山ではNGだなあと、ひとつ学習しました。
休憩中は全然気づかなかったけど、いつの間にか周囲のガスが上に上がり始めたようで、2120m標識の先、下り斜面にさしかかるところからは、山麓の広大な裾野が見えてきました。天候回復がもう少し早ければなあ。
14:10 女乃神茶屋の登山口の帰着
山頂部はまだガスの中のようですが、もうすっかり青空も一部に出てきて、スタート時の曇天冬天気とは一変、春先のような雰囲気になっていました。半日早くこんな天候になっていたら、蓼科山頂から360度の大展望が望めたかもなあ。
3連休の中日で明日も休日、のんびり帰れるので、蓼科湖近くの「石遊の湯」で疲れを癒し、富士見のACOOPで野沢菜と馬肉の燻製をおみやげに買って、帰路につきました。
(富士見に向かう途中、夕日で淡いピンクに色づく八ヶ岳連峰の雪面がとてもキレイでした)
=====
2010年登り初め、残念ながら眺望はまったくのゼロでしたが、アイゼン&ピッケル山行を堪能できたし、百名山もひとつゲットしたし、まあまあの山行でした。
冬の蓼科山は人気のコースのようで、コースも明瞭、人も多く入っているので安心して歩けました。夏に登るには少々物足りない距離・ボリュームだと思っていたので、この時期に百名山として制覇したのは良かったのかも。
それにしても八ヶ岳はアクセスも良いし、雪山入門には良いエリアだとつくづく実感しました(帰りには温泉も多いし、泊まりでも通年営業山小屋があるし)。
初登山お疲れ様でした。もう冬山ガッツリ堪能してますね。
頂上でかなりゆっくりされてたようですが、ずいぶんと時間が短くて、やはり健脚だからでしょうか。展望がなかったのは残念です。
私もこのコースで冬やってみたいと思っていたので参考にさせていただきます。
ちなみにピラタスから女乃神茶屋までは冬ってバスでてるんですかね?北横まで縦走してピラタスで降りるコースなんか楽しいかなと思ってるんですが・・・。
>YAMA555さん
こちらでコメント ありがとうございます。
(mixiにもじきにアップしますんで)
蓼科山は冬の入門にピッタリなコースだと思います。
歩かれているし、何といっても登山口から雪があるので装備が汚れなくて済む! これって次回山行までのお手入れが少なくて済むので本当に助かります 。
蓼科〜大河原峠〜北横 魅力的なコースですねえ。
私も興味が湧きます。
バス便、今度調べてみますね 。
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