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記録ID: 5478941
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ハイキング
東北

【只見四天王】急峻な蒲生岳に大苦戦【会津のマッターホルン】(福島県 只見町)

2023年05月09日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:31
距離
3.9km
登り
556m
下り
554m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:57
休憩
0:33
合計
2:30
8:14
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23
8:37
8:38
21
8:59
9:10
8
9:18
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18
9:55
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10:10
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26
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4
10:40
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0
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天候 朝は山頂だけ曇り。後に快晴
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
只見線の会津蒲生駅が登山口のすぐ近く。しかし1日3往復しか走ってないので、鉄道を使うなら只見線沿線の民宿や旅館に泊まってということになります。車を使うのがが現実的だと思います。国道252号線沿いに蒲生岳登山者用駐車場あり。30〜40台分くらいでしょうか。
コース状況/
危険箇所等
久保登山口から入山し、山頂までのルートは2つ。

【久保コース】
今回上りで使ったコース。登山口の杉林を過ぎると、あとは山頂までひたすら急登急登急登です。上部でさらにコースが2つに分かれますが、案内板に「ゆるやか」と書かれている「鼻毛通し」を経由するコースでも鬼のような急登と足元が不安定なトラバースが連続し、かなり気を遣いながら進みました。距離は短いながらも危険度は高めです。初心者向きではないと思います。

【北壁コース】
下山に使ったコース。山頂直下に垂直に近い鎖場と、短い区間ですがかなり危険なトラバースがあります。慎重に進んでください。鎖はしっかりついています。北の方向へ進んでブナ林に突入すると危険な区間は終わってひと安心。あとは山の西側斜面を進んで久保登山口に下山しますが、この区間も地味にアップダウンあるので体力使います。

低山ながらも非常に急峻で、鎖場や危険なトラバースが連続します。心して挑んでください。
その他周辺情報 登山者駐車場に自販機あり。トイレは見当たりませんでした。

只見にはコンビニがありません。只見の中心地で昼間なら「ブイチェーン」というスーパーと「ヤマザキショップ」(デイリーヤマザキではない)で食料を購入できますが、夜間早朝の場合はあらかじめ道中で用意しておいた方がいいでしょう。

会津若松方面からだと柳津町にファミリーマート、新潟方面からだと魚沼市広神にあるセブンイレブンが只見へ向かうときの最後のコンビニとなります。

只見周辺は民宿や旅館が非常に多く、温泉もいたるところにあります。宿泊して地元のおいしいものを食べつつ、只見4名山をじっくり攻略するのも楽しいのではないかと思います。
今日は福島県の只見町に、新潟から3時間かけてやってきましたよ〜。これから「会津のマッターホルン」との異名がある蒲生岳(828m)に登るんですが、山頂が曇りだ……。まあこれから晴れるっしょ。

只見も国道289号線八十里越が開通すれば新潟から行きやすくなるんだけどな〜。2026年開通予定だとか
2023年05月09日 08:09撮影 by  SO-02L, Sony
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今日は福島県の只見町に、新潟から3時間かけてやってきましたよ〜。これから「会津のマッターホルン」との異名がある蒲生岳(828m)に登るんですが、山頂が曇りだ……。まあこれから晴れるっしょ。

只見も国道289号線八十里越が開通すれば新潟から行きやすくなるんだけどな〜。2026年開通予定だとか
国道252号線沿いに登山者駐車場があります。30〜40台くらいは駐車できるかな?
2023年05月09日 08:11撮影 by  SO-02L, Sony
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国道252号線沿いに登山者駐車場があります。30〜40台くらいは駐車できるかな?
会津蒲生駅の脇にある踏切を渡って登山口へ
2023年05月09日 08:12撮影 by  SO-02L, Sony
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会津蒲生駅の脇にある踏切を渡って登山口へ
登山口です。蒲生岳にはコースが2つありますが、どちらへ進むにしてもここを右へ行きます。

ここからすぐ杉林に入りますが、カタクリの葉っぱがたくさんでした。残念ながら咲いてなかったです
2023年05月09日 08:13撮影 by  SO-02L, Sony
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登山口です。蒲生岳にはコースが2つありますが、どちらへ進むにしてもここを右へ行きます。

ここからすぐ杉林に入りますが、カタクリの葉っぱがたくさんでした。残念ながら咲いてなかったです
杉林を過ぎたら一気の急登です。もう山頂まで緩みなし
2023年05月09日 08:23撮影 by  SO-02L, Sony
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杉林を過ぎたら一気の急登です。もう山頂まで緩みなし
スラブってる場所もあります。岩場の斜面は岩を削って足場を作ってくれてますし、赤ペンキで進路も解りやすいです。ただこの急斜面を下りに使うのはイヤだなあ
2023年05月09日 08:26撮影 by  SO-02L, Sony
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スラブってる場所もあります。岩場の斜面は岩を削って足場を作ってくれてますし、赤ペンキで進路も解りやすいです。ただこの急斜面を下りに使うのはイヤだなあ
蒲生岳にもイワカガミが咲いていました
2023年05月09日 08:44撮影 by  SO-02L, Sony
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蒲生岳にもイワカガミが咲いていました
2023年05月09日 08:44撮影 by  SO-02L, Sony
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あのきれいな三角形の山は何でしょう?
2023年05月09日 08:47撮影 by  SO-02L, Sony
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あのきれいな三角形の山は何でしょう?
山頂まで300mのところで分岐。うーむ、これは鼻毛通し経由の「ゆるやかな道」だな
2023年05月09日 08:49撮影 by  SO-02L, Sony
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山頂まで300mのところで分岐。うーむ、これは鼻毛通し経由の「ゆるやかな道」だな
って、すんごい急登なんですが
2023年05月09日 08:50撮影 by  SO-02L, Sony
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って、すんごい急登なんですが
なんか如何にもなトラバースもあるし
2023年05月09日 08:52撮影 by  SO-02L, Sony
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なんか如何にもなトラバースもあるし
これが鼻毛通し。筑波山で似たようなのを見たことがあるなあ。

以前は松がこの中に生えてて、それを鼻毛に見立てて「鼻毛通し」と命名したようです。

そういえばマスク生活に慣れると鼻毛チェックするのを怠りがちになり、びっくりするくらい育ってることがあります(笑)あれはビビるwww
2023年05月09日 08:59撮影 by  SO-02L, Sony
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これが鼻毛通し。筑波山で似たようなのを見たことがあるなあ。

以前は松がこの中に生えてて、それを鼻毛に見立てて「鼻毛通し」と命名したようです。

そういえばマスク生活に慣れると鼻毛チェックするのを怠りがちになり、びっくりするくらい育ってることがあります(笑)あれはビビるwww
鼻毛通し過ぎたところにあるこのトラバースがいちばん危険を感じました。足元が土で滑りやすいことに加え、斜めになってました。ここは山慣れしてる人じゃないとムリではないかと……。
2023年05月09日 09:03撮影 by  SO-02L, Sony
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鼻毛通し過ぎたところにあるこのトラバースがいちばん危険を感じました。足元が土で滑りやすいことに加え、斜めになってました。ここは山慣れしてる人じゃないとムリではないかと……。
風穴っていったら「聖闘士星矢」で暗黒聖闘士と戦った「富士の風穴」が頭に浮かびます。年齢がバレますが
2023年05月09日 09:08撮影 by  SO-02L, Sony
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風穴っていったら「聖闘士星矢」で暗黒聖闘士と戦った「富士の風穴」が頭に浮かびます。年齢がバレますが
山頂直下の激急登を上りきって、やっとゴールです。

どこが「ゆるやかな道」やねん!!
2023年05月09日 09:14撮影 by  SO-02L, Sony
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山頂直下の激急登を上りきって、やっとゴールです。

どこが「ゆるやかな道」やねん!!
山頂にはワラビが1本だけ生えておりました。食べ頃な感じですが1本だけ採ってもしょうがないので
2023年05月09日 09:15撮影 by  SO-02L, Sony
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山頂にはワラビが1本だけ生えておりました。食べ頃な感じですが1本だけ採ってもしょうがないので
はい、只見4名山の一角、蒲生岳(828m)山頂です。いやー、距離は短いながらもきわめて急峻で緊張感のある登山でした。上りきってすぐに下りのことを考え始めていて、山頂で落ち着こうという気になりませんw
2023年05月09日 09:15撮影 by  SO-02L, Sony
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はい、只見4名山の一角、蒲生岳(828m)山頂です。いやー、距離は短いながらもきわめて急峻で緊張感のある登山でした。上りきってすぐに下りのことを考え始めていて、山頂で落ち着こうという気になりませんw
かわいいフォントの山頂標識

「蒲生」といったら蒲生氏郷ではなく、河合克敏先生『モンキーターン』の蒲生秀隆が思い浮かんでしまいます。蒲生はムラはあるけどたぶん主人公の波多野より強い。おそらく榎木の次に強いのでは
2023年05月09日 09:30撮影 by  SO-02L, Sony
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かわいいフォントの山頂標識

「蒲生」といったら蒲生氏郷ではなく、河合克敏先生『モンキーターン』の蒲生秀隆が思い浮かんでしまいます。蒲生はムラはあるけどたぶん主人公の波多野より強い。おそらく榎木の次に強いのでは
祠がありました。これだけ険しいと修験者の修行の場になっていてもおかしくはありません。あるいはマタギのものかな?
2023年05月09日 09:19撮影 by  SO-02L, Sony
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祠がありました。これだけ険しいと修験者の修行の場になっていてもおかしくはありません。あるいはマタギのものかな?
山頂は小さな虫がたくさん飛んでて鬱陶しい。「五月蝿」と書いて「うるさい」とはよく言ったもんだ
2023年05月09日 09:15撮影 by  SO-02L, Sony
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山頂は小さな虫がたくさん飛んでて鬱陶しい。「五月蝿」と書いて「うるさい」とはよく言ったもんだ
景色を楽しもうにも下りのことばかり考えていて、頭に入ってきません
2023年05月09日 09:30撮影 by  SO-02L, Sony
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景色を楽しもうにも下りのことばかり考えていて、頭に入ってきません
只見の街を一望します。登っているうちに雲はきれいに取れました
2023年05月09日 09:31撮影 by  SO-02L, Sony
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只見の街を一望します。登っているうちに雲はきれいに取れました
ジオラマみたい

さあ、下ろう。下りは北へ向かい、それから山の西側を回り込むルートで(北壁ルート)
2023年05月09日 09:33撮影 by  SO-02L, Sony
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ジオラマみたい

さあ、下ろう。下りは北へ向かい、それから山の西側を回り込むルートで(北壁ルート)
山頂直下の下りは強烈な斜度(80度くらい?)の鎖場と、距離は短いけど危険なトラバースが連続。ただ鎖がしっかりついてるので上りで使ったコースをピストンするよりこっちで下ったほうがいいかもしれません(個人的見解)
2023年05月09日 09:44撮影 by  SO-02L, Sony
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山頂直下の下りは強烈な斜度(80度くらい?)の鎖場と、距離は短いけど危険なトラバースが連続。ただ鎖がしっかりついてるので上りで使ったコースをピストンするよりこっちで下ったほうがいいかもしれません(個人的見解)
モコモコした地衣類(ハナゴケ)がありました
2023年05月09日 09:35撮影 by  SO-02L, Sony
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モコモコした地衣類(ハナゴケ)がありました
だいぶ下ってきました。ブナ林まで下ればもうひと安心。ただここから登山口に戻るまで地味にアップダウンがあり、けっこう体力を削がれます
2023年05月09日 09:56撮影 by  SO-02L, Sony
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だいぶ下ってきました。ブナ林まで下ればもうひと安心。ただここから登山口に戻るまで地味にアップダウンがあり、けっこう体力を削がれます
途中でカタクリとクサソテツがミックスで生えてたり
2023年05月09日 10:03撮影 by  SO-02L, Sony
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途中でカタクリとクサソテツがミックスで生えてたり
イワウチワの群落がありました
2023年05月09日 10:13撮影 by  SO-02L, Sony
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イワウチワの群落がありました
会津蒲生駅まで戻って下山完了です。どうですこの時刻表。1日3往復。せめて朝の1本が新幹線の浦佐〜小出乗り換えで接続するなら首都圏からの日帰りも可能なんだけどな
2023年05月09日 10:37撮影 by  SO-02L, Sony
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会津蒲生駅まで戻って下山完了です。どうですこの時刻表。1日3往復。せめて朝の1本が新幹線の浦佐〜小出乗り換えで接続するなら首都圏からの日帰りも可能なんだけどな
帰り際に撮影した1枚。いつの間にか雲ひとつない快晴

蒲生岳はもうちょっと只見寄りから見た方が鋭峰になります
2023年05月09日 13:31撮影 by  SO-02L, Sony
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5/9 13:31
帰り際に撮影した1枚。いつの間にか雲ひとつない快晴

蒲生岳はもうちょっと只見寄りから見た方が鋭峰になります
こんな感じ。だいぶ隠れちゃってますがw車停めて撮影できるスポットがなかったです。地元民じゃないからあまり変なところにも行けませんし。

それにしても蒲生岳、低山とは思えない危険な山でした。これ問題なくこなせるようなら剱岳の一般ルートなんて屁でもないと思えます。さあ、次は要害山へ
2023年05月09日 13:47撮影 by  SO-02L, Sony
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こんな感じ。だいぶ隠れちゃってますがw車停めて撮影できるスポットがなかったです。地元民じゃないからあまり変なところにも行けませんし。

それにしても蒲生岳、低山とは思えない危険な山でした。これ問題なくこなせるようなら剱岳の一般ルートなんて屁でもないと思えます。さあ、次は要害山へ
これは要害山の尾根から撮影した蒲生岳
2023年05月09日 11:34撮影 by  SO-02L, Sony
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これは要害山の尾根から撮影した蒲生岳

感想

えー、大学卒業してから長らく勤務し会社を昨秋に辞め、それ以来半年無職生活を満喫していたのですが(勉強していくつか国家資格を取得しました)、転職先が見つかり来週から勤務することになりました。この4月に必要な資格が揃い、「失業保険も切れるし、さーて、ぼちぼち始めるか」ということで大手転職エージェントに相談したら、「何十社も書類送らないと引っかかりませんよ」とのこと。「うーん、まあ焦らずじっくり長期戦でやるか」と考えてたら、あろうことか最初に書類送って面接受けた1社目で決まったwww運とタイミングが良かったんでしょうが、転職エージェントも割といいかげんだな〜と思いました。

そういうことなので無職もあと一週間。悔いなく過ごそうと、プータロー生活の締め括りとして東北の登山旅に出かけてみました。まずは福島県只見町の「会津のマッターホルン」として知られる蒲生岳(828m)に挑んだのですが、いやー、低山ながら急峻でえげつない急登とトラバースの連続。短時間とはいえ難しい山行でした。いい経験になりました。

蒲生岳から下山し、その次は同じく只見の「要害山」へ向かったのでありました(つづく)

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