初モノ尽くしの燕岳〜最高の雪景色!
- GPS
- 10:14
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,690m
- 下り
- 2,060m
コースタイム
- 山行
- 0:294
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 0:00
- 山行
- 0:202
- 休憩
- 0:113
- 合計
- 0:00
天候 | 初日:晴れ〜曇り&チラ雪〜豪風雪 2日目:いやいやいや、最高の天気!無雲青空、風弱し、気温穏やか |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
7時発あずさ1号の予定だったが最寄り駅からの電車が遅れて急きょ東京6:52発長野新幹線〜8:42着長野駅9:00発〜(遅延)9:55着松本駅9:59発〜10:25着穂高駅…タクシーで中房温泉へ 宿泊…燕山荘 帰り) 13:55中房温泉発タクシー(来るまで50分待ち)〜14:30頃穂高駅14:43発大糸線〜(遅延)15:16松本駅15:19発あずさ24号〜18:13新宿駅着 行きも帰りも、電車遅延により階段ダッシュ!山登りよりも、心臓と足に負担がかかりました。。。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三大急登と呼ばれる燕岳への尾根歩き。行きは第2ベンチからアイゼンを付けました。斜度はあったけど、初めてのアイゼン、雪歩きが、楽しくて楽しくて。特に下りは、無雪路よりも雪があったほうが歩きやすい&膝にも優しい、ということを体感しました。とはいえ、下山時、雪がなくなってからのアイゼン歩行が岩に引っかかってとても厄介だということも体験学習しました。 我々は10本アイゼン以上をみんなつけていましたが、軽アイゼンの人や、登りのときはアイゼンなしの人もいました。私自身の感想としては、登りも下りも、アイゼンがあると安心感が違いました。 今回は講師ガイドがいたので、道の心配はもちろんなかったですが、ソロでも踏み跡が明確なので迷うことはなさそう。ただ、雪が降りつもった直後はどうなのかな…? |
その他周辺情報 | 登山口に中房温泉があるので、降りてすぐにお風呂入れます(今回はパスしましたが)。中房温泉から1km下った有明荘の温泉も大きくてきれいらしいです。 |
写真
装備
個人装備 |
ナルゲンボトル1L(Vaam水)
山専ボトル500ml湯
長袖アンダー
半そでTシャツ
フリース
スポーツタイツ
秋冬用長ズボン
カメラ
コンパス
山と高原地図
ストック
雪山用スパッツ
ピッケル
アイゼン10本爪
温泉セット
ヘッデン
化繊ダウン
アウターシェル雪対応上下
手袋アウター
手袋ミドル2個
手袋インナー1個
靴下イン2アウト3
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備考 | アイゼンは、購入時の店と、家でも装着してみましたが、現地でつけると寒いし忘れちゃっていたりで、一人ではうまく装着できませんでした。直前に何度も練習してくればよかったと反省。 |
感想
今回、初北アルプス(乗鞍は除く)、初雪山、初山小屋と、経験したいと思っていたことを一気にまとめて解消するための初もの尽くしの登山教室ツアー参加でした(石井スポーツ登山学校松原尚之講師、メンバーは講師のほか5名)。さらに初ご来光まで拝めて、最高の雪山体験になりました。
初日は、東京方面からの電車集合につき、穂高駅への集合が10時半と遅めの出発。個人で行くにしても、車がないとこういうのが困ります。ま、それも含めて計画するのがノーカー族の宿命です。またさらに、私を含めて初雪山のメンバーが多く、ギアの準備にもいちいち時間がかかってしまい、お待たせしてしまったメンバーには申し訳なかった…。私自身は、オーバーズボンを付けるのにも手間取ってしまい、歩く前からやたらと汗をかいてしまいました。家で試すのと本番とは大違いなので、やはりこうやって実地研修をするのが一番学習できますな。次は大丈夫なはず!
そして、ペースは非常にゆっくりで、休憩もベンチごとに取ったので、なんとコースタイムを大幅に超える、6時間かかっての登りとなりました。おかげで?体力的にはまったく問題なし。ただ、山荘到着前に日が暮れて、吹きっさらしの暴風の中を歩いたのは辛かった!こういうとき、到着したら温泉がある、みたいな状況を夢見てしまうのですが、山荘ではそういうわけにはいきません。ストーブが大変ありがたかったです。
で、今回、わたくしは山小屋自体も初体験でした。無謀といわれたけれども、なんといっても燕山荘ですからなんとかなるでしょう…と思っていたのが、少々甘かった。
まず、山小屋の部屋。もちろん事前学習は友達など経験者からたくさん様子を聞いたり、雑誌やwebで見たり読んだりしてたけど、知識と体験がこれほど違うとは!こんなこと、慣れている人にはお笑い草なのでしょうが、カルチャーショックに近いものがありました。といっても、この日、2畳に2人(下段)で、3人分の蒲団を使わせてもらって、混雑時に比べたら優雅なものだったそうです。
それと、知識不足が最も効いたのは、寝る時の寒さ。敷布団の上に毛布を敷いてその上に寝る、というのは常識だそうですが、知らなかったために2時間くらいつらい思いをしました。なんとか畳からの底冷えを避けようと試行錯誤の結果、毛布を敷く、ということを自ら編み出したのですが、聞けばそんなの当たり前なのだと・・・くぅ。ま、就寝が早かったから、それでも睡眠時間はたっぷりとれました。耳栓も役に立った!
そんな初日と一晩を過ごしたわけですが、2日目の天候の素晴らしさに、すべてのつらさは吹き飛びました!サイッコーのコンディション。雲なし、風なし、気温高め、360度の大パノラマ。夢のようでした。初めての雪山体験がこんなだと、これからの雪山ライフ、ハードル上がりすぎでしょ!と思ったり(笑)。
ただ、雪山の素晴らしさを知るには、ほんとによい山行となりました。冬も低山含め、揃えたギアの減価償却に励むべく、ガンガン山を楽しんでいきたいと思います。
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二日間ありがとうございました。
初めての雪山で、いきなりこんな100点満点の絶景だと、
確かにハードル上がりますねw
毛布を下に敷くのは、実は自分も今回初めて知りました。
毛布を下にして寝た隣の松原さんからこっそり学習しました(笑
( ^ω^) +
こんばんは。遅レス恐縮です。
今度、松原さんが講師の石井学校、12/20〜21の天狗にも行けることになりました。今度は歩くだけでなく、ピッケルのテクニクも学んできたいと思います!
毛布を下に敷くというの、Facebookで友人から流れてきて、「常識」だと知りました。
つっても、一般人は知らないよねえ!
ま、こうやって知識を一つずつ重ねていくのだな、と、成長の学びを感じます。とはいえ、冬山は特に経験しなければ学べないことがたくさんあるものの、そんなこと経験したくない!ということがたくさんありそうですよね。学ばなくていいから、できるだけ安全に、楽しく過ごしていきたいものです!
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