薫風きらきら 弥彦山（雨乞・裏参道）

2023年05月16日(火) [日帰り]

• GPS: 06:23
• 距離: 12.8km
• 登り: 851m
• 下り: 834m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:03
• 休憩: 0:21
• 合計: 6:24

距離 12.8km 登り 851m 下り 851m

11:13 スタート地点
12:33 12:34 雨乞山
14:14 14:15 妻戸山
14:23 14:41 弥彦山
14:48 妻戸山
15:54 15:55 弥彦山裏参道登山口
17:37 ゴール地点

天候

快晴，そよ風あり，気温17度程度　さわやか。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

麓集落の村営無料駐車場を利用。

コース状況／危険箇所等

・麓〜猿ケ馬場の旧道尾根道（廃道）につき，芽吹き前に一度行ってみてるので（2023/3/8），緑の季節はどうかなと，たどってみました。予想よりはヤブ分なく，特に下部は普通に歩けました。上部は多少やぶっぽいので，一般向きではないです。
・野積から麓への戻りに通った県道440号麓野積線は，きれいに整備されて車両通行可です（ただし峠前後は交差不可区間長いです）。

写真

和泉式部日記の冒頭の文は，新暦でいう五月中旬のこととして，「木の下くらがりもてゆく」と結ばれます。日差しが強くなり緑が濃くなって，

影なるくらがりが強調される時期になったものよ，，，と。千年の時を越えて今日全く同じくらがりを目の前にして，式部の感性の鋭さに感銘です。

5/16 11:18

ここを左に入っていきます。

5/16 11:37

道は下部では明瞭でヤブっぽさは（まだ？）あまりないです。

5/16 11:42

あれが草に埋まりそうになってます。

5/16 11:43

これ。

5/16 11:53

「越後三山縦走路へ」の古い木の道標，葉っぱに埋もれてきました。

5/16 11:55

ほとんど歩かれてなさそうなこの廃道にも新しめのテープたまにあり。測量の方？おつかれさまです。

5/16 12:49

雨乞尾根に乗って定番構図。緑の色に春っぽさがすっかり消えました。

5/16 12:56

今日の望佐の梨。

5/16 13:00

ここも定番構図。この木々はカラスザンショウでしょうね...

5/16 14:24

ど・や・ぁと金色に輝くミズキ。山頂についた瞬間うわぁと目に入ったモニュメント。脈絡なく「今日は実はこれを見るために歩いてきたんだよね？」という気におおいにさせる迫力でありました。ありがたや。

5/16 14:27

今日の御神廟。

5/16 15:27

ホオノキのある空間でボーっとする。

5/16 16:03

スマイリーコマちゃん。妻戸神社さんに寄ってみると，奥のほうのお祈りするところは，独特の雰囲気の作りでした。

5/16 16:11

神社好きの方は一見の価値ありかと。立派なお宮です。4/15 例祭，6/1 お田植え，7/25 神輿渡御，9/15 例祭だそうです。

5/16 16:24

野積の集落で振り返る越えてきたお山。ずっと天気いい〜。この角にあった自販機の冷たいドリンクがありがたかったです。

5/16 16:54

峠に置かれた「日天月天塔」，なんか珍しくないすか...　日天月天は十二天部に含まれるんで真言密教と関係あるのかもっと普遍的ななにかか...　銘は「昭和三年十二月廿四日　野積大川村立」とありました。　

5/16 17:27

そろそろ終点。今日も急にしゃべりだすロボット君は健在でした。丸一日，お山に遊ばせていただきました。ありがたやです。

秋に咲くクルマバハグマがじっくりゆっくり準備開始。

マキノスミレの集まってる場所。葉裏の紫色は消えていました。

これはハナニガナで，

こっちはコウゾリナかな...　たくさん咲いていました。

カラマツソウの新芽。

咲いてるのはまだ少ないカラマツソウ

あれほど盛んだったシャクも急速に結実段階に。

小さすぎて咲いてるかどうかよく見えないヒメヨツバムグラをよく見ると咲いてます(;^ω^)

エビネは，

よっく開いて終わりかけ近し。

キンランの咲き終わりそうな株と，

これからの株。

ササバギンラン，シュッとしてます。

ノアザミあちこちで。

あんまり見ないアマドコロ。

ラショウモンカズラは最終盤でした。

玉ボケをねらってみました。。キクバオウレンのてかてかした実。

オドリコソウがウマノアシガタを見おろす。

見おろされる(;´・ω・)

白がまぶしいハナウド。

ここから木本です。木の花が多彩でした。咲きそうなヤマウルシ，これは雌花かも...開いてなくてよくわかりません。

海岸にめっちゃ多いマルバアキグミが山の中にも。

ツクバネ，咲いてきました。

バラ科四題。このアズキナシは一週間遅かったようで。×エゾノコリンゴは間違い。

カマツカは最盛期で，

涼しげな白い花。

ナワシロイチゴ咲き始めました。

シャリンバイ　これは植栽ぽい。

ツツジ科四題。ウラジロヨウラクに，

ガクウラジロヨウラク。

ウスノキの模様は「居眠りおじさん」では。スヤァ

ヤマツツジは終わりかけ。

今日のホオノキツインズは乾いて白く光ってます。

昨年に三年ぶりに花をつけたアワブキ，今年も咲くようです。

ニシキギ科二題。オオツリバナと，

ツルウメモドキ。

そしてスイカヅラ科二題は，ほぼ終わりそうなタニウツギと，

盛大に咲いていたケナシヤブデマリ。

クビの黄色いスジ模様がアクセントなヒバカリ。ゆっくり通り過ぎていきました。無毒です。

スカシシリアゲモドキのメスの網状斑型。こういった羽の模様は，

威嚇のため？異性にアピールのため？...　不思議です。

模様がどうしたって目玉に見えるウスバシロチョウ。今日はたっくさん飛んでいました。

撮影機器：

DMC-GF5 Panasonic

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

blueblu

今日の主役は「風」でした。あらゆる木陰でそよそよと心地よく通り過ぎて，風が山をきらきらさせているかのごとくでした。