タワ尾根〜長沢背稜〜一杯水避難小屋〜蕎麦粒山〜棒ノ折山〜さわらびの湯
- GPS
- 28:50
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 3,353m
- 下り
- 3,716m
コースタイム
- 山行
- 0:495
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 0:00
- 山行
- 0:337
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 0:00
距離 累積標高差(+, -)
1日目: 18.9km, +1,727m, -899m
2日目:16.4km, +1,133m, -2,342m
合計 =:35.3km, +2,860m, -3,241m
天候 | 快晴!2日間とも |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:さわらびの湯→飯能(西武) |
コース状況/ 危険箇所等 |
タワ尾根は破線ルートとはいえ、ウトウノ頭前後の岩のまき道も踏み跡明確で、慎重に探せば問題ない。とはいえ細い箇所もあるので慎重に。 それ以外は全体を通じ危険を感じる箇所はない。 (1)一石山神社(登山口)〜タワ尾根(ウトウの頭)〜タワ尾根の頭 ・タワ尾根の取りつきは少々分かりづらい(私には)。 ・ウトウノ頭の手前の岩は左(西)に巻き道あり。 ・ウトウノ頭の先は細尾根を過ぎると正面の石尾根を左へ下降しながら巻くルート。(30m以上下る感じ) ・モノレールが見えるとあとは緩斜面 (2)長沢背稜〜酉谷避難小屋〜一杯水避難小屋 ・ルートは特記事項なし。 ・長沢背稜はアップダウン少なく歩き易い。 ・酉谷避難小屋は3連休初日もあって3時着で7人満員。 ・水場も出ておらず、にごり水が溜まっているのみ。(皆さん途方に暮れていた様子) (3)一杯水避難小屋〜蕎麦粒山〜日向沢ノ峰手前分岐 ・ルートは特記事項なし。 ・長沢背稜はアップダウン少なく歩き易い。 ・一杯水の水場も出ていない。(小屋同宿の方談、ここ2、3年は大雨の後以外は出てるのみたことない) (4)日向沢ノ峰手前分岐〜棒ノ折山〜白谷沢〜さわらびの湯 ・分岐から思いのほか急降下。 ・短距離で急降下が3,4回出てくるので、落ち葉に埋もれている根っこなど足の置き場に注意。 ・小さなアップダウンが連続するが、快晴で静かな樹林帯歩きを楽しめる。 ・棒ノ折山は300人近くいただろうか、巨大ピクニック場と化している。 ・ここから北面の眺望は抜群。 ・白谷沢は一部急降下もあり岩も滑るので慎重に。 ・とはいえ、小学校低学年も来ている一般ルートなので危険を感じる箇所はない。 |
その他周辺情報 | 下山後は「さわらびの湯」で汗を流す。(800円/3時間) |
写真
感想
以前から歩きたいと思っていたタワ尾根(ウトウノ頭)に登ってきました。
千葉からだとスタートが遅いので、小屋泊で、ついでに棒ノ折まで赤線つなぎ。
最初、一石山神社の階段をあがり神社で御賽銭入れて安全登山を祈願。
少し戻った小屋の右側が登山口。
その先、写真#2の標識があり正面には大きな岩がはだかる。
その先登るとT字路で右はガレの急登、左はロープで行き止まり(に見えた)ため、右のガレを行くことに。しかし登り始めは踏み跡も少しあったが、20mほど行くとガレで見失う。やがて重なりの薄いガレが足元で崩れ下まで転がる音が鳴る(怖〜!)。
下からみると斜度は一定のようだが、実際には登るにつれ急角度となり最後は45度以上あったんじゃないか、と思う。「敗退」の文字が何度もよぎるがもう少し進んでみよう。
左手にトラバースするとルート復帰(運良く)。
やれやれ、標高差100mちょっとのここで体力と気力を相当消耗してしまった。
このところ序盤でミスコース多すぎ!
ルートで気合を入れなおし、先を進む。
その先、石の階段も出てきて、地元の方々の思い入れに感動。
と、階段はまっすぐ岩場を目指して直登箇所あるが、「とうせん棒」してあるので、素直に左のまき道に入る。
急登をこなし、稜線に出るとノンビリ歩き。
金袋山の大ミズナラも見ごたえあり。
保護のため囲ってあるので近くには寄れない。
その先も快晴の陽光を浴びながらノンビリ歩き。
金袋山、篶坂ノ丸(すずさかのまる)を過ぎると、少し岩が出てくる。
この先で踏み跡の交錯した坂道となるが、基本稜線沿いに進めば問題ない。
レコで見慣れた岩が出てくる。
思ったより小さいがちゃんと左側にマキ道。
少し細い箇所もあるが、慎重に行けば問題ない。
しばらくでウトウノ頭到着!
レコで見慣れた、2枚の手作り看板が愛らしい。
しばし休憩の後、先を進む。
細尾根が続くので慎重に。
と、左に下る方向に赤テープ。その先の岩場を巻いてるのだが、結構くだる感じ。30mやそこらは下ったろうか。
その先の急登をしばらくいくと林業用(?)モノレール。
それに沿っていくとしばらくで長沢背稜に合流。
タワ尾根に来たのだから、折角なので「タワ尾根ノ頭」へ。
標識も何もないが、360度の絶景が楽しめる。
東に下りるルートは無さそうなので、来た道を下る。
(レコの赤線見ると、一つ西の峰から北東にありそうだった。11/25追記)
長沢背稜はアップダウン少なく歩き易い。
ところどころ逆バンクや細い箇所あるので慎重に。
酉谷避難小屋に15時到着。
既に6人が陣取っており、割り込む隙もない。
床は1人分空いていたが、水場も出てないので一杯水避難小屋まで行くことに。
その直後に来た方が床に寝るようだ。この時点で合計7名+ツエルト1張。
(板の間はこの日は2時半で一杯だったらしい)
その先で出会った方に聞くと、一杯水の水場も出ていないらしい。
仕方ない、担いできた余分の1Lでいけるところまで行こう。
一杯水避難小屋には2人。
大広間(?)に3人とはユッタリ。
夕食を済ませ18時半に就寝。
夜半に3名入ってくる音がした。今宵は計6名のゆったり。
朝寝坊して6時起床。
日頃の睡眠不足と前日は3時間しか寝ていないので、山小屋で熟睡し、寝不足を解消!(笑)
そそくさと朝食とコーヒーを済ませ、出立。
今日も快晴の太陽がまぶしい。
長沢背稜を行くと蕎麦粒山。
遠目でも先が蕎麦の実のように尖がって見えるから、かな。
名前どおり少し急登になるが距離はそうでもない。
貸切の山頂で360度の絶景を樹林越に楽しむ。
その先の鳥屋戸尾根分岐から先は有馬山〜日向沢ノ峰を除き未踏の歩き(赤線つなぎ)が楽しみ。とはいえ、今日は行動中の水分が500mlしかないから途中で下山かも。などと思いながら進む。
日向沢ノ峰手前の分岐左で急降下。
思いのほか斜度がきつい。
その先も3,4回急降下が出てくるが、次第に収まる。
その先細尾根もあるので慎重に。
いくつもアップダウンがあるが基本的に下り基調。
長尾丸山(名郷丸?)、槙ノ尾山を越えると棒ノ折山は近い。
棒ノ折山に到着して人の多さにビックリ!
200人以上、恐らく300人くらいいたんじゃないか。
小学校低学年もいて、さしずめ、どこかの公園のピクニックのようだ。
行動食を残った200mlの半分で流し込む。
北側の奥武蔵の山々が、左から小持山、武甲山、武川岳、蕨山、伊豆ヶ岳、子ノ権現などなど目の前に見える様はさすが棒ノ折ならでは。
しばし絶景を堪能したら下りましょう。
夕方自宅で用事があるので、今日はここまで。
土の抜けた丸太階段を飛び飛び行き、その先岩がちな斜面をこなすと岩茸石。
ここを左折し少し下ると休憩所。
以前は休憩舎があったが、雪で流されてしまったらしい。
白谷沢は途中滑り易い岩場や渡渉も数箇所あるが、慎重に行けば問題ない。
しばらくで名栗湖畔の車道に飛び出す。
名栗湖はロックフィルダムの有馬ダムでせき止められた人造湖。
ダムの上から湖越に有馬山が見える。下の方は紅葉もまだ綺麗。
ここから20分ほどでさわらびの湯。
快晴で静かな歩きが楽しめた2日間であった。
お〜、ShuMaeワールドですね、避難小屋を上手く利用してロング縦走
拙者も、近々、秩父と奥多摩をつないで歩くために、日向沢ノ峰付近に出没するつもりです。
棒ノ折山、そんなにハイカーがたくさんなのですか
足の踏み場もない(ホントはありますが)って状況ですね。
登山道も列をなして渋滞発生かな?
いつもより写真が少ないなと思ったら、メモリー忘れでしたか
残念
隊長
隊長、いつもメッセージありがとうございます
いえいえ、ここんとこコラボ山行が多くかったので、久々の単独で。
コラボも楽しいのですが、単独はやはり静かな自然に対峙してる時が止まったような感覚が魅力ですね 。快晴 の中、ゆったり歩きを楽しめました。
しかし、今回の反省は両方の小屋とも水場が出てなかったこと
1Lしか余分に担いでなかったので、2日目は即下山も考えましたが、
汗をかかない歩き(=ゆっくり)をしたのと、この時期基本的に涼しいので
何とか予定どおり歩き切れました 。
棒ノ折は山頂が近づくと遊園地のような賑やかさが響いていて、
見てビックリ 。
10人単位で数えても300人近くいる感じでしたよ。
足の踏み場はありましたが、ランチ場所適地は探すのが一苦労なほど
12時前で一番多かった気がしますが、まだまだ登ってくる方が沢山いました。
山人口が増えてるのかもしれませんね。
朝の登りは岩場など渋滞してたでしょうね。
はい、今回はデジカメのメモリー忘れ。
最初の一枚撮ったときに気づきました 。
電池は予備も持ってきてたのに、200gほど余分な荷物でした
金曜飲み会のあと慌てて用意するとロクなことがないですね
ShueMaeさん、こんにちはぁ。
はぁ〜、ウトウの頭と酉谷避難小屋セット!
行かれたんですね〜。
連休は敷居が高いんですよね、酉谷避難小屋。
以前、聞いたところによると、
連休に酉谷に泊まりたい時は、
午前中着でないと難しい…らしいですよね〜
いつか、泊まりたい〜。
お水も少なかったのに、棒ノ折まで行かれるところは
さすがです
快晴だったので、気持ちよかったんだろうな〜と
想像しながら拝見しました。
そろそろ、奥多摩も恋しい、この頃 です。
お疲れさまでした〜
caramel68さん、こんばんは〜。
そうなんです、コッソリコラボで企画してたコースをまんま先取りしちゃいました。
前日にusaさんには、お先にぃ〜 とメールはしたのですが、”抜け駆け”ごめんなさい。
というか、今回は下見だけなので、いつでも本番OKですよ
酉谷避難小屋はほんと大人気ですね。
3時でどうかな〜?と淡い期待だったのですが、2時半到着の方で上は最後だったみたいです。
まあ連休だし仕方ないな〜、とね
昼までに到着するか時期を選べば(外せば?)大丈夫な感じですね。
私も一度は(奥多摩の最深部の小屋に)泊まってみたいです。
そうそう、水は夕朝食で500ml使っちゃったので、2日目は500ml PETが1本だけ。
正直、ヨコスズ尾根で即下山か?とも思ったのですが、残量次第で川苔にエスケープ(山頂下に水場あり)する手もあるしと思って進むと意外と消費しないで済んだので、棒ノ折まで何とか行けちゃいました。
この辺のコースは奥多摩でも静かなエリアなんでしょうね。
棒ノ折に近づくまでは、ほとんど人に出会わず、快晴の静かな歩きをマッタリ楽しめました。
caramel&usaさんも雪の季節の前に是非どうぞ
ShueMaeさん、こんばんは。
caramelさんから熱く聞いていたので酉谷避難小屋は興味があります。
しかし、やはり早く着かないと泊まれないようですね。
でも一杯水避難小屋の大広間でゆっくり 疲れもとれて良かった
ロングでyamabeeryuさんも仰るとおりShuMaeワールドですね
私もウトウノ頭のあの鮮やかな絵を見てみたいな〜。
棒ノ嶺も久々に行きたくなっちゃった
konontanさん、こんばんは。
そうなんですよね、コッソリコラボの”抜け駆け”をお許しください。
というか、いい訳ですが、、お先下見してきたダケですよ。
コッソリコラボはいつでもOK
しかし酉谷避難小屋は確かに大人気(で小さい)から早着しないと泊まれない感じですね。
水場も11月頭のレコでは出ていたのに微妙なものですね。
一杯水まで2時間、まあ大広間をユッタリ使ってグッスリ できました
水場がこっちも出てなかったので2日目は省エネ(水)歩きでしたけど、何とかね。
いえいえ、単に長時間歩くのが趣味みたいなもの、だけですよ 。
似たようなコースを1日で歩く(走る?)ツワモノもいますからね。
ウトウノ頭は10月か11月頭の紅葉とセットがいいかな、と思いました。
konontanさんもその頃いかがですか?あ、人気の時期だけに酉谷避難小屋に昼前に到着がベターかも、ですが・・・。
棒ノ折(嶺)もいいですよね。
まあ300人の公園ピクニックはさておき、奥武蔵一望の絶景や白谷沢はすばらしいですからkonontanさんもまた是非どうぞ
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