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ヤマレコ

記録ID: 55314 全員に公開 沢登り丹沢

表丹沢/寄沢水系 清兵衛ノ沢

日程 2010年01月20日(水) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候晴れ(ポカポカ)
アクセス
利用交通機関

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

寄大橋11:25−
11:40舗装路終点 登山道入口−
11:51清兵衛ノ沢出合−
第二堰堤を越えた所から右岸尾根へ高巻き開始−
12:00尾根上露岩基部(大滝を眺める)12:20−
さらに右岸尾根を高巻き、大滝落ち口奥で沢へ戻る−
12:47清兵衛ノ沢大滝落ち口12:52−
(途中休憩20分)
14:20鍋割山稜登山道(1050m)−
後沢右岸尾根下降−
14:52762mピーク状15:10−
15:14ボランティア林A径路と合流−
15:31登山道入口−
(寄みんなの森トイレへ寄る)
15:55寄大橋

コース状況/
危険箇所等
■清兵衛ノ沢
 遡行グレード 1級上(大滝を右岸尾根から大きく巻いた場合)
 ポイント
  ・出合から大滝までは堰堤を4つ越える。主に左側から越せる。
  ・大滝を正面から見たい場合は4番目の堰堤を越せば眺めることが可能。
   円形劇場のように大きく崩れた崖の真ん中におそらく4段構成で
   落ちている。落差60mはあるだろう。
  ・大滝の登攀ルートは昭和40年代に発行された『丹沢の山と谷』に
   掲載されているが、全体的に岩が脆く登攀対象にしない方が無難な
   ようだ。
  ・4つ目の堰堤から右岸尾根へ這い上がるには左側のルンゼを使うが
   脆いので、2つ目の堰堤を越えた所から尾根に登った方がまだよい。
   ただし尾根に乗ると大滝の全容はあまり見ることができない。
  ・大滝上段と同じ高度まで右岸尾根を登ると、露岩帯にぶつかる。
   弱点を縫うように木を頼りに登ることができる。
   ただし急峻かつ脆いので慎重に。
  ・尾根上から右に清兵衛ノ沢床が確認できたら急な斜面を沢に戻る。
   落ち口の近くで戻ると危険なので、少し上流からがよい。
   沢床に降りるところがやや悪い。
  ・落ち口のすぐ上に1.5m滝、2段3m滝。どちらも容易。
  ・右から2本の涸窪、その先左から涸窪が交わり、あまり滝らしくはない
   2段3m滝が出てくる。
  ・右からのガレの押し出しを過ぎると、すぐに二俣。
   左は涸窪で、右には2段10m涸棚が現れる。
   下段3mは右壁を(教蕁法⊂綯複沓蹐皹κ匹髻吻卦蕁謀个襪
   所々岩が脆いのでチェックが必要。
  ・その上部に倒木のある3mCS棚。正面は白ザレ崩壊地で、本流は
   やや右に曲がっている。
  ・ここから先は、特に左側が切り立った脆いゴルジュのルンゼとなる。
   左から枝ルンゼが合わさるが、あくまで本流を詰めると正面上に
   スカイラインの鍋割山稜が見えてくる。
   脆いのを頑張れば適当に山稜に上がれる。
   出たところは鍋割山稜(鍋割山と後沢乗越)の中間部、標高1050mの平地
   であった。

 ★大滝基部からの写真等は1/6の記録を↓
   http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-54372.html

■後沢右岸尾根
  ・鍋割山稜の標高1020m付近、登山道がやや南東を向くあたりで
   南西方向に向け植林帯を下り出す。
   最初はあまり尾根状地形をなしていないのでちょっと悩むところ。
   標高950mあたりから森林作業巡視路がジグザグと出てくる。
   この下から南西方向にはっきりと尾根状地形となる。
  ・森林作業巡視路を追っていくと、標高840mあたりで径路は
   植生保護柵のゲートを潜り左方向へつけられており尾根から外れてしまう。
   762mピーク状へ向かうには、ここで巡視路を離れ、あくまで尾根を下降。
  ・標高762mピーク状は植林帯の中の目立たないピーク。
   更に先に下降しだすと植生保護柵が左から右へと尾根を跨いでいるので
   適当に柵を跨ぐ。
  ・標高660m付近で「ボランティア林A」「登山道」と書かれた標識がでて
   その指示通りに登山道方面への踏み跡を下れば、登山道入口に出る。

ご注意)当ルートはバリエーションであり、沢登り技術、読図技術をマスターし、
    装備も万全を配している方向きです。
    一般登山のみの方はご遠慮いただき、同様のルートを行こうとする場合は
    ベテランと同行されるとか、必要な技術を講習等でマスターして下さい。
ファイル 20100120seibeenosawa.xls (更新時刻:2010/01/20 00:56)
過去天気図(気象庁) 2010年01月の天気図 [pdf]

写真

雨山峠方面登山道入口
2010年01月20日 11:35撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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雨山峠方面登山道入口
清兵衛ノ沢出合
第一の堰堤が見える
2010年01月20日 11:51撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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清兵衛ノ沢出合
第一の堰堤が見える
前回大滝を正面基部から眺めたので
今回は第二の堰堤から右岸尾根へ高巻き登る
2010年01月20日 12:00撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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前回大滝を正面基部から眺めたので
今回は第二の堰堤から右岸尾根へ高巻き登る
尾根上に露岩帯が見えてきた
2010年01月20日 12:08撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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尾根上に露岩帯が見えてきた
清兵衛ノ沢大滝を高巻きから垣間見る
2010年01月20日 12:08撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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清兵衛ノ沢大滝を高巻きから垣間見る
露岩帯基部で一休み
急峻で脆い
2010年01月20日 12:18撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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露岩帯基部で一休み
急峻で脆い
露岩帯左側
2010年01月20日 12:18撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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露岩帯左側
露岩帯の弱点を縫って木を頼りに攀じる
2010年01月20日 12:41撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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露岩帯の弱点を縫って木を頼りに攀じる
落ち口の上流で清兵衛ノ沢へ戻る
下降は結構急だ
2010年01月20日 12:46撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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落ち口の上流で清兵衛ノ沢へ戻る
下降は結構急だ
大滝の落ち口
2010年01月20日 12:47撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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大滝の落ち口
同じく落ち口
2010年01月20日 12:51撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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同じく落ち口
落ち口
なかなか凄い高度感だ
2010年01月20日 12:51撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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落ち口
なかなか凄い高度感だ
さて上流に向け出発
2010年01月20日 12:52撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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さて上流に向け出発
2段10m棚の上段7m
右側をだましだまし登った
2010年01月20日 13:25撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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2段10m棚の上段7m
右側をだましだまし登った
落ち葉ラッセルだった
2010年01月20日 14:01撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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落ち葉ラッセルだった
奥の二俣状
2010年01月20日 14:03撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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奥の二俣状
最後は切り立ったゴルジュルンゼ
2010年01月20日 14:09撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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最後は切り立ったゴルジュルンゼ
鍋割山稜が見えてきた
2010年01月20日 14:12撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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鍋割山稜が見えてきた
登山道に出る
標高1050m
2010年01月20日 14:21撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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登山道に出る
標高1050m
No.8標識のすぐ上だった
2010年01月20日 14:22撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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No.8標識のすぐ上だった
後沢右岸尾根に向かい植林帯を下る
2010年01月20日 14:29撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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後沢右岸尾根に向かい植林帯を下る
尾根に乗りしばらくすれば左側に植生保護柵が続く
2010年01月20日 14:51撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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尾根に乗りしばらくすれば左側に植生保護柵が続く
ボランティア林Aの標識で径路と合流
2010年01月20日 15:14撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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ボランティア林Aの標識で径路と合流
さらに下れば登山道
雨山峠へはこのゲートを潜るが案内がない
2010年01月20日 15:28撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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さらに下れば登山道
雨山峠へはこのゲートを潜るが案内がない
寄みんなの森トイレ
2010年01月20日 15:52撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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寄みんなの森トイレ
膝曲げがつらい人にはうれしい水洗洋式
2010年01月20日 15:52撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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膝曲げがつらい人にはうれしい水洗洋式

感想/記録
by kamog

先々週時間切れのため大滝途中まで撤退した清兵衛ノ沢。
大寒というのに移動性高気圧がもたらしてくれたこのポカポカ陽気を逃すか。
しかし、昨夜の全国連盟理事会で帰りが遅くなり
今朝起きたのが9時過ぎ。
ありゃ、また時間切れになってしまう(汗)。
だが大滝の高巻きルートはある程度目処がついていたので
効率的に時間短縮できるだろうと出発。
11時半と山に入るにはあまりに遅い時間だが
逆算すれば15時半頃までには降りてこられると踏んで予定通り歩き出した。
樹林帯の中の行動可能時間までは1時間程度余裕が持てそうだ。

寄大橋から清兵衛ノ沢出合までは快調に飛ばす。
前回大滝は正面基部から眺めたので
今回は少し手前の2つ目の堰堤を越えたところから右岸尾根へ取り付き
大滝の高巻きを開始する。
前回は初めてだったので随分脆い急な尾根だなという印象であったが
今回は慣れたせいもあり幾分楽に感じた。
前回引き換えした右岸尾根の露岩壁基部に到着し初めての休憩。
狭い基部で万が一に備えハーネス、ヘルメット、スリングを装着する。
ロープもすぐに取り出せるようにザックの雨蓋に挟んでおく。
バイルは脆い斜面用だ。

露岩帯を見上げると弱点が見えてくる。
ちょっと脆いが見た目しっかりしたブッシュ(木)を手がかりに行けそうだ。
露岩帯を攀じ痩せた尾根状を登る。
左手斜面は植林帯になっていた。
高度50mほど尾根を登って沢の方に近づく。
下方30mに清兵衛ノ沢の沢床が確認できる。
どうやら大滝の落ち口を過ぎたよう。
急な斜面を沢床に降りると大滝の落ち口の先10m。
恐る恐る落ち口に近づき下を眺めると
やはり結構な高度感。
絶景かな★

さて上流に歩を向ける。
この沢あまり最近の記録が出ていない。
40年前に発行された『丹沢の山と谷』(東京雲稜会編)では
大滝以降平凡のような表現であるが
気を抜かないよう自分に言い聞かせた。
人があまり入っていないため沢のゴーロは浮石が多い。
またこの水系は脆い岩質で、この沢も例外ではない。
何もしなくても至るところから小岩や土が音を立て崩れていく。

大滝以降の核心といえば2段10m(3+7m)の上段くらい。
浮いていない岩角を選びながら右側を攀じる。卦蘢度。
あとの滝はどれも容易に登れた。
上流部は特に左側が切り立った脆い急峻なゴルジュ状ルンゼとなる。
沢床を埋め尽くした落ち葉のラッセルは深いところで膝くらい。
次第にザレていくる最後の詰めは
残り30mほどで左の尾根に一旦逃げ、稜線直下で右の高度が低いほうへ
トラバースし、鍋割山稜1050mの平地に出て遡行終了。

2回目でようやく完全遡行できた。
この沢のポイントはやはり大滝だった。
訪問者数:2249人
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この記録へのコメント

登録日: 2009/5/2
投稿数: 1742
2010/1/21 0:50
 清兵衛の滝
kamogさん、こんばんは。

知る人ぞ知る清兵衛の滝ですか
内心実は行ってみたいと思っていましたが、沢登りの経験がなければ無理っぽいですね。行かなくて良かった
それにしても今日は暖かかくて眠くなりました
後沢右岸尾根は鍋割山から寄大橋へ(またはその逆)の近道として使えますね。
登録日: 2005/11/15
投稿数: 537
2010/1/21 20:40
 re:清兵衛の滝
melonpanさん、お疲れさまです。

大滝だけ正面から眺めるのなら
堰堤を4つ越えるだけで然程距離もないので
行けると思いますよ。
ただ堰堤の隅を巻く箇所は
脆いので十分注意が必要です。
3つ目までは左から巻けます。

後沢右岸尾根は所々急なザレですが
登りは使えるでしょうね。

あと登りやすいのは栗ノ木洞西尾根。
寄大橋から取り付きが近いですね。

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