鉾ヶ岳の雪渓撤退と頸城権現岳の4足歩行
- GPS
- 06:06
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,607m
- 下り
- 1,609m
コースタイム
天候 | 朝は青空、山頂は薄日射す高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
権現岳の駐車場は比較的広く、10台位は駐車できそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鉾ヶ岳は雪渓崩壊で撤退。 権現岳は殆どロープが設置され、瞬間的には垂直に近い岩場があったりして、木登り岩登りで手足を使った4足歩行が必要な登山道。 技術レベルは低いが、岩登りの3点確保技術は必須。 分県ガイド新潟県の危険度最高ランク。 |
その他周辺情報 | 8km戻ったグリーンメッセ能生 大平やすらぎ館 湯の脇温泉(450円)。 林道に標識が無いので迷うが、ゴルフ場を時計回りして最高点に向かう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
携帯トイレ
無線機
アイゼン
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感想
鉾ヶ岳は1つ目の枝沢に雪渓が残っていて、中央部が薄い気がしたので、慎重に渡り、上から覗いてみると、かなり危うい状態だった。2つ目の枝沢では雪渓は崩壊した塊りが残り、更に沢床に下る道が消えて足場が無い急斜面になっており、傍にはロープが設置されていたが、崩壊したブロックに引き込まれて使えず、細引きで確保しないと危険な状況だった。
改めて地形図を見ると、この先にも枝沢があり、通過できる保証もなく計画のCT通りには、とても登れそうにないので、此処で撤退を決めた。
1つ目の薄い雪渓に戻り、荷重を手足に分散してひやひやしながら渡った。
結果的に渡る事は出来たが、運良く朝の早い時間帯で、午後だったら遭難していた可能性が高く、無謀な行為だったと思う。
次の権現岳移動途中に権現岳の全景が見え、大部分が岩山になっていた。
登り始めが普通の急斜面で、その先は、殆どがロープが設置され、瞬間的には垂直に近い岩場があったりして、木登り岩登りで手足を使った4足歩行が必要な登山道だった。技術レベルは低いが、岩登りの3点確保技術は必須。
胎内洞は巨大な岩が積み重なり、中に空洞があって、狭く暗くて迷路の様に入り組んでいるがペンキとロープを辿って通過できる。
天狗屋敷付近で、山菜採りのオジサンと出会い、立話の中で、遭難救助要請中の女性2人組に遭遇した事があり、この山は、安易に登ってはいけないと云っていた。確かにそう思う。
オジサンは岩場に生えるゼンマイを採って来たとの事で、ザックはギッシリ膨らんでいたが、足元は普通の登山靴ではなく長靴系統で、登山道でもきついのに登山道から離れた岩場に行くのは凄いと思った。因みに三百名山完登との事。
帰宅してから、分県ガイド新潟県を見直したら、危険度最高ランクで、権現岳、木六山、八海山の3座となっていた。
途中の白山権現岩塔は右側を下って巻いているが、初め気付かず、急に踏み跡が薄くなっておかしいと思いながら岩の上に登ってしまった。
見晴らしが良く周囲の写真を撮って、いざ進もうとしたら道が無い!仕方が無いので少し戻ったら北西側に巻き下る道があった。「はさみ岩」と名の付いたチムニーの様な岩壁の間を下り登り返した先に、白山権現奥社の標識が有った。其処から先も急斜面で、黙々と進み山頂到着。
山頂からの眺望は全周あるが、西側は更に標高が高く鉾ヶ岳と稜線が見えるのみ。東側は米山、苗場山、斑尾山、妙高山、火打山、焼山が見えた。
花はアズマシャクナゲが終盤だったが、想定外のキクザキイチゲが結構咲いていた。多分北斜面の残雪で開花が遅い為と思う。
無事に下山できて感謝!
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