檜洞丸 蛭ヶ岳 丹沢山 塔ノ岳縦走1泊2日

2023年05月28日(日) 〜 2023年05月29日(月)

• GPS: 29:42
• 距離: 22.7km
• 登り: 2,228m
• 下り: 2,486m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 1:15
• 合計: 9:15

8:24 西丹沢ビジターセンター
8:32 8:40 ツツジ新道入口
9:32 9:37 ゴーラ沢出合
10:29 10:48 展望台
12:19 12:19 ツツジ新道・石棚山稜分岐
12:41 13:01 檜洞丸
13:06 13:07 青ヶ岳山荘
13:43 13:43 源蔵尾根下降点
13:46 13:51 金山谷乗越
14:29 14:35 神ノ川乗越
15:21 15:25 臼ヶ岳
15:58 15:58 ミカゲ沢ノ頭
17:31 17:38 蛭ヶ岳
17:38 17:38 蛭ヶ岳山荘
17:39 蛭ヶ岳

2日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:53

6:13 蛭ヶ岳
6:13 6:13 蛭ヶ岳山荘
6:14 6:26 蛭ヶ岳
6:27 6:29 蛭ヶ岳山荘
6:43 6:44 中ノ沢乗越
6:54 6:56 鬼ヶ岩
7:01 7:02 鬼ヶ岩ノ頭
7:17 7:17 棚沢ノ頭
7:31 7:32 不動ノ峰
7:38 7:38 不動ノ峰休憩所
7:44 7:44 箒杉沢ノ頭
7:54 7:54 早戸川乗越
8:25 8:26 丹沢山
8:34 8:49 みやま山荘
8:54 8:54 丹沢山
9:14 9:14 竜ヶ馬場
9:17 9:18 竜ヶ馬場休憩所
9:33 9:33 日高
10:06 10:06 尊仏山荘
10:08 10:10 塔ノ岳
10:34 10:34 尊仏山荘
10:34 10:35 塔ノ岳
10:52 10:52 金冷シ
10:58 10:59 花立ノ頭
11:07 11:12 花立山荘
11:32 11:32 天神尾根分岐
11:49 12:04 堀山の家
12:14 12:14 堀山
12:23 12:24 駒止茶屋
12:40 12:40 一本松
12:58 13:03 見晴茶屋
13:08 13:08 雑事場ノ平
13:25 13:26 観音茶屋
13:35 13:36 丹沢ベース
13:50 13:50 丹沢クリステル
13:53 13:53 大倉山の家
14:00 14:05 大倉バス停
14:06 ゴール地点

要注意
・丹沢は低山にあらず。(日本アルプス登山に匹敵する縦走登山)
・コースタイム1.0倍程度のペースでは余裕のある登山計画とは言えず。

天候

1日目：曇りときどき晴れ
2日目：曇りときどき雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

・駐車場(渋沢駅周辺)
　　NPC24H渋沢駅前第1駐車場(1日500円)
・電車
　　(行きのみ)小田急小田原線　渋沢駅→新松田駅
・バス
　　＊行き
　　　　新松田駅北口 AM7:00頃(増便) 富士急湘南バス
　　　　西丹沢ビジターセンター行き(Suica可)
　　＊帰り
　　　　大倉バス停 PM2:22 神奈川中央交通バス 渋沢駅北口行き(Suica可)

コース状況／危険箇所等

・檜洞丸→臼ヶ岳→蛭ヶ岳
　　比較的整備が行き届いていない細い道。(一部草をかき分けるような箇所あり)
　　無数のアップダウンが続く。(体力の消耗に要注意)
　　特に蛭ヶ岳直下の道は強烈な登りと鎖場があり慎重に進む必要あり。
　　
・上記以外
　　よく整備された歩きやすい道。

その他周辺情報

・宿泊した山小屋
　　蛭ヶ岳山荘(要予約)
・日帰り温泉
　　湯遊三昧 湯花楽 秦野店

写真

5/28 5:38

渋沢駅近隣の駐車場から出発！

5/28 5:44

1日500円。
この時点での駐車率はほぼ0に近い感じでした。

5/28 5:50

渋沢駅まで5分ほど徒歩。

5/28 6:24

新松田駅のバス停(1番線)。この時点で並んでいる人は0。
まもなく行列が出来、AM7:00にバスの増便が出て、それに乗車。料金は案内所で購入 or Suica(Pasmo)支払い可能。

5/28 8:19

バスに揺られて1時間程度で、西丹沢ビジターセンターに到着。
天気は上々！

5/28 8:33

しばらく車道を歩くと、登山道入り口あり。
つつじ新道で檜洞丸を目指します。

5/28 8:57

森林浴。しばらくこのような道を進みます。

5/28 9:23

ゴーラ沢出合。沢を渡る箇所は2つあります。
これは1つ目。水量が少なかったため、飛び石で渡り切れました。

5/28 9:23

沢渡りの案内板。

5/28 9:31

2つ目。ここも問題なく渡れました。

5/28 9:32

沢を渡ると、いきなり急階段スタート。

5/28 9:45

汗だくになりながら無心で登りました。
しばらく看板の写真しかない＾＾；

5/28 10:21

5/28 10:32

途中、展望台がありました。

5/28 10:44

展望台からの富士山！

5/28 12:11

ツツジが沢山咲いていました

5/28 12:11

5/28 12:19

檜洞丸まであと少し。

5/28 12:25

木道。よく整備されていて歩きやすいです。

5/28 12:32

これがシロヤシオかな？

5/28 12:32

5/28 12:36

振り返ると富士山！

5/28 12:36

拡大！
写真だと伝わりづらいですが、迫力に圧倒されました。

5/28 12:41

長い登りを経て、檜洞丸に到着。

5/28 12:42

タッチ。

5/28 13:02

小休止後、蛭ヶ岳に向け出発。
と、この道の注意看板が……。この時点で相当な体力を消耗していて、不安がよぎります。
不安に思う人は臨機応変に行かないという選択もすべきです…
が、小屋に予約したこともあり、先へ急ぐことにしました。

5/28 13:06

青ヶ岳山荘。を横目に、先へ進みます。
ここから道は、草をかき分けて進むような細道へと変わります。
幾人かとすれ違いはありましたが、自分と同じ方角を目指す人の気配は全くありませんでした。

5/28 14:29

神ノ川乗越。へとへとで、写真も看板ばかり…。

5/28 15:18

臼ヶ岳。孤独感と獣臭が不安を掻き立てます。
自分は生きて帰れるのだろうか…。

5/28 16:49

あと500メートル。この周辺は長い登り。急斜面の鎖場などで一気に標高を上げていきます。体力は限界間近…。

5/28 17:29

何とか蛭ヶ岳に到着。振り返ると富士山と雲海！
必死すぎてどうやって登り切ったのかよく覚えていません…。

5/28 17:30

神奈川最高峰にタッチ。長い間、登れていなかったのが心残りだったので、感無量です。が、予定時刻より1時間以上オーバー。(来荘門限は16:00)
申し訳ない気持ちで恐る恐る蛭ヶ岳山荘へ向かいます…。

5/28 18:34

蛭ヶ岳山荘からの富士山。
小屋の方から暖かいおもてなしを頂き、無事に夕飯を頂きました。ありがとうございます。ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。

5/29 6:25

消灯20時を皮切りに泥のように就寝。翌5:00起床。体は多少回復。朝食を頂き、2日目の登山開始。丹沢山を目指します。

5/29 6:25

お世話になった蛭ヶ岳山荘。おもてなし、ありがとうございました！

5/29 8:25

丹沢山とみやま山荘。9年前の夏に宿泊でお世話になったことがあります。
天候(強風＋ガス＋小雨)もあって、途中で写真を撮る余裕無し。
外では気が休まらないので、小屋の中で小休憩させていただきました。感謝の一言！

5/29 8:53

丹沢山の頂上。

5/29 10:07

塔ノ岳到着。例によって途中の写真は無し。
ようやく先週と同じ頂上まで来れてほっと一息。

5/29 10:07

尊仏山荘。ここでも小屋の中で小休止させていただきました。

5/29 10:35

さらば塔ノ岳。
ここまでくれば、あとは大倉尾根をひたすら下るだけです。

5/29 12:40

一本松。
大倉尾根をひたすら下り、距離を稼いでいきます。
自分は登りより下りの方が得意なのかもしれません。

5/29 13:49

無事登山道の出口へ。感無量です…。

5/29 14:19

大倉バス停。
生きて帰れたことに感謝…。

5/29 14:43

無事に駐車場まで帰還。
本当にしんどかった…。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 タオル ストック 携帯トイレ

備考

反省点
　持参した飲料の不足(結果的に現地の各山小屋で合計2.5ℓ分の飲料を購入)

感想

kobunadvan

　兼ねてからの念願であった神奈川最高峰　蛭ヶ岳縦走登山を決行。
天気は、1日目は良好。2日目が悪天候予報でしたが、この先しばらくは晴れ間が見込めなかったため、思い切ってこの日に登山決行しました。
　1日目。檜洞丸まで必死に登って、そこから始まる蛭ヶ岳への登山は、まさに修行と言わんばかりでした。地図のコースタイム通りのペースで行くような(余裕のない)人は蛭ヶ岳登山は考え直した方がいいと今は思います。
写真の方にも記載したように、この道は登山道がとても細く、人の気配も全く無し。仮にここで遭難でもしたら間違いなく助からないと思わせるような孤独感、熊などの野生動物が襲ってくるのではないかという恐怖感に苛まれながらの登山になりました。蛭ヶ岳山頂直下には急坂＋鎖場という試練もあり。(一歩踏み間違えたら滑落して生きては帰れないという恐怖感。)　今後はもっと余裕を持った登山計画を立てようと強く思った次第です。蛭ヶ岳山荘に到着したときは、本当に命を救われたような気持に包まれ、その中で小屋泊のおもてなしを頂いた小屋のご主人には感謝しっぱなしでした。
　2日目。夜中に小屋に打ちつける大雨と風の音で目が覚め、こんな天候で残り半分の登山を決行するのかと考えると、気が気でありませんでした。ただ夜が明けると風はそこそこ強いものの、雨はほとんど小降りに。朝食後(食事を小屋で頂けるというありがたさには本当に感謝)、小屋のご主人からは”もう少し休んでいったら？”とご助言を頂きましたが、天気がこれ以上悪化するのを避けるため、出発を判断。”余裕が無かったら、みやま山荘と尊仏山荘で休んでいって”、”塔ノ岳まで着けばあとは下るだけだから”というご主人の言葉にも後押し頂き、その言葉通り道中の小屋で小休止を挟んだこと(雨風を凌いで休憩できる安心感)によってどうにか塔ノ岳まで辿り着くことができました。各山小屋を営んでいる方々にも本当に感謝です。ひたすらの下りでつま先に若干の痛みが出たものの、大倉尾根も無事に降りきることが出来ました。
　丹沢山塊、今後は甘く見積もることなく登山したいと思える山行でした。体重が増えてからは登りで体力を大幅に消費してしまっているので、まずはダイエットせねばいかんですね。余裕のある体力＆余裕のある時間配分が見込めた時に、今度はいい天気の日に丹沢山塊に再チャレンジしたいと思います