足慣らしに鶴見岳、ミヤマキリシマとヒロハテンナンショウ―ミヤマキリシマの九州1日目


- GPS
- 02:00
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 882m
- 下り
- 70m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
大分空港09:30 (レンタカー移動) 別府ロープウェイ駐車場 (レンタカー移動) 宝泉寺温泉泊 |
写真
感想
4年前に念願叶ってミヤマキリシマのピンク色の絨毯をくじゅう・平治岳で見ることができた。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1880694.html
そしてますますミヤマキリシマ熱は高まり毎年見に行こうと思っていたのに、それから3年も空いてしまった。
やっと今年は通常に戻り2月末のANAのセールもあったので、花好きな友人を誘って満を持してミヤマキリシマの時季の九州へ。
飛行機も久しぶりだったので翼から離れた窓側席を予約して景色を楽しもうと思っていたのに、機材変更があり翼の真横の席になってしまった。
こうなるともう離着陸時の機体が傾いた時しか真下の景色を見ることができない。
初日の今日は大分空港から入るために、足慣らしとして別府の鶴見岳に登ることにした。
ここは以前来た時に間違えてロープウェイの往復券を買ってしまい登れていなかった。
佐賀に住む友人にも声をかけたところ今日は予定が合うとのことだったので、別府ロープウェイ駐車場で待ち合わせ。
別府ロープウェイ駐車場から登り始めると、すぐに気分の良い新緑に包まれる。
久しぶりに会う友人と積もる話をするのには閉ざされた人工空間ではなく、こういう開放感のある自然の中を歩きながらが気持ちがいい。
前にロープウェイで登った鶴見岳のイメージからするともう少し観光地的に整備された山なのかと思っていて、こんなにも自然林の中を歩けるとは思っていなかった。
仏炎苞に縞模様のあるテンナンショウがたくさんある。
ヒロハテンナンショウだろうか。
途中、20人ほどのグループに行方を阻まれたので、声を掛けて追い越すと再び同じくらいの人数のグループが。
また追い越すと再び同じくらいの人数のグループが現われる。
結局ひとつのグループが20人ずつくらい3組に分かれて歩いていたようだ。
引率の人もいるのだが、後ろから人が来ているのにも気付かない感じなので専門の山岳ガイドというわけでもなさそうだ。
年齢からして、なんとなく別府に校舎のある立命館アジア太平洋大学の新入生歓迎登山かなにかなのかなと思った。
2箇所ほど軽い鎖場を超えるともう山頂はもうすぐだ。
山頂辺りにミヤマキリシマが少しあったかなくらいの記憶だったのだが、思った以上にミヤマキリシマが多い。
しかも標高的に今が見頃のようだ。
友人に言われて気付いたのだが、ここのミヤマキリシマは色々な色がある。
自然の変異でそうなのか、それとも園芸品種を植栽したものなのかは分からない。
ロープウェイの会社の人だろうか、ミヤマキリシマの開花状況の写真を撮っている方がいて、友人が声を掛けると来週にはもう見頃は過ぎてしまうかもとのことだった。
鶴見岳山頂から別府湾方面を見ると、低い雲が垂れ込めている。
目の前には由布岳もあるのだが、雲に隠れて半分ほどしか姿が見えていない。
佐賀の友人がおにぎりを持ってきてくれるという話で、それだけでもありがたいと思っていたのに、おにぎりだけではなく手作りのおかずや「馬郡のミンチ天」や「小城羊羹」といったご当地グルメまで持ってきてくれた。
由布岳を望める場所にテーブルがあったので、それらを味わいながらゆっくりとしていると、だんだんと雲が流れて由布岳が姿を現した。
山頂の下のミヤマキリシマの群落を周りながら、由布岳や別府湾の眺めを楽しむ。
明日登る九重連山の山頂は雲に隠れているし、明後日登る祖母山上空には雲の列があるが、なんとか天気が持ってくれるといいなと思う。
山頂でゆっくりとしたので、下りはロープウェイで。
下りの片道券は売店のカウンターで買わなければならず、片道券を買う人は珍しいのか数人から登りは歩いてきたのか尋ねられた。
ロープウェイの下りは10分ほどであっという間。
カルミア(アメリカシャクナゲ)の花が植栽されていて、その花弁に埋もれた雄蕊が気になってよく分解していた小学生の時のことを思い出した。
佐賀の友人は翌日は仕事とのことなので、駐車場でお別れ。
なんだかあっという間の再会だったが、今度は泊まりでどこかに行こうと約束する。
今晩の宿泊地である宝泉寺温泉に向かう途中、由布岳と由布院盆地を眺められる狭霧台で車を停める。
大学の卒業旅行で初めて九州に来た時は湯布院温泉に宿泊したが、その時もここに来た。
それからもう約20年だ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する