今シーズンの雪山は金剛山から♪(カトラ谷〜千早本道)
- GPS
- 05:10
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 764m
- 下り
- 747m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:10
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※金剛山麓「まつまさ」の手前になります。 まつまさHP http://www.matsumasa.org/map/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《カトラ谷登山道》 山腹修復工事中の箇所は落石に注意です。前半の林道を過ぎれば沢を登って行くコースです。ザレ場、ロープ、鎖、梯子も多く、倒木等、荒れた箇所もあります。案内標示や目印が少ないので、地図・コンパスは当然ですが事前のコース状況の収集も必要だと思います。 《千早本道》 整備されたコースで、ほぼずっと階段が続きます。いくつか分岐もありますがどこを歩いても道迷いの心配はないと思います。積雪時は足元がツルツルになった箇所もあるので転倒注意です。 |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 ワールド牧場 天然温泉『一乃湯』大人600円 http://www.worldranch.co.jp/stay/onsen/ |
写真
感想
12月になりました。全国的に大寒波の影響から各地で大雪が降っているようですが、関西も例外ではなく日本海側低気圧の影響を受ける比良山や、鈴鹿北部の山は積雪もかなり多そうです。
この日は天気予報も微妙で登山口までのアクセスも心配だったので、自宅から近くて良く知った金剛山に、今年の1月以来に行って来ました。
自宅から車で向かう道中ではあられのような雪も降り出して、まつまさの手前にある、さわやかトイレ前の駐車場に朝7:30に到着した時は結構な雪が降っていました。
駐車料金の600円を支払って、7:45に駐車場を出発しました。
金剛山では今までダイトレ、ツツジオ谷、タカハタ道、妙見谷で登っているので、今日は初めてのカトラ谷から頂上を目指します。
山の豆腐屋さんを左折して舗装路をゆっくりと登っていくと、ツツジオ谷やタカハタ道との分岐になる車止めゲートが開いていて、一瞬ゲートと思わず躊躇してしまいました。
思えばゲートが開いた状態を見るのは初めてでした(笑)
ゲートを直進してからは初めて歩く道です。
舗装された黒栂谷の林道を20分ほど歩くとカトラ谷出合となり、親切な手書きの案内板に導かれて右に進んで行きます。
砂防ダム沿いに更に林道を歩いて行くと、今も工事中らしい堰堤の脇道からいよいよ本格的な登山道に入って行きます。
堰堤を高巻きするようによじ登ってカトラ谷の沢に取り付き、雪をかぶって滑り易いガレた岩に注意しながら進みます。
すぐに山腹工事の為、落石注意と書かれた標示があって、少し進むと幅10mほどの山側の斜面が修復中で、木々のない急なスキー斜面のようになっているのですが、斜面の中腹あたりに大きな岩がいくつか止まっているように見えました。
落ちてきたらひとたまりもないので、相方と二人でビビリながら足早に通過しました。
カトラ谷は倒木も多く荒れた雰囲気の沢道ですが、それがむしろ金剛山らしくて私は好きだったりします。
金剛山の特に沢筋のルートは案内板や、リボンやテープの目印も少ないので、事前の情報収集やルートの把握は特に必要だなと思います。
高度を上げるに連れて雪も増えていきますが、新雪でまだ踏み固められていない雪道はサクサクと気持ち良く歩けます。
一面の雪景色で何とも言えない静寂さの中、ロープや鎖場、梯子もあるワイルドなコースを慎重に過ぎて、少し勾配の楽になった道から暫く進むと木の階段になりタカハタ道からの道に合流します。
ここで今日初めて他の登山者と挨拶を交わしてから又歩いて行くと、すぐに山頂広場に着きました。
階段を登っていつもの国見城址の展望台に9:30に到着。あいにくの曇り空で展望はありませんが、雪が積もった山頂付近はそれだけでも充分楽しいです♪
まだ時間が早いのか、雪のせいなのか山頂の売店付近は人が少なくて、雪があるほど人が多いイメージの金剛山だけに少し不思議です。
昼食にもまだ時間が早いので、久し振りに山頂散策をしながら、ちはや園地まで足を伸ばすことにしました。
朱塗りの灯篭のある雰囲気のいい参道を歩いて、まずは金剛山最高地点の葛木神社にお参りをします。
白い雪に包まれた本殿は厳かで、金剛山に訪れる沢山の人を守ってくれているように思えました。
葛木神社を後にして、一の鳥居からダイトレを進むとすぐに湧出岳の三角点への分岐があったので、寄り道してみます。
あまり踏み跡のない雪道を暫く登ると第21番経塚があり、そこからすぐに一等三角点がありました。
三角点が雪で隠れていたので、手で雪を掃ってタッチ。
以前に来た時はここから来た道を戻りましたが、GPSを見るとダイトレに抜ける道があるようなので、そのまま踏み跡のない道を先に進みました。
踏み跡も目印もないですが、少し窪んだような道なのでしょう、雪道が自然と導いてくれるようなルートで、途中周りの笹薮が生い茂った場所もありましたが、無事にダイトレに合流することができました。
歩き易いダイトレを暫く進んで、10分ほどでちはや園地の広場が見えてきました。こちらも人はまばらでしたが、広々としたちはや園地の踏み跡のない綺麗な雪を踏みしめて楽しみました。
雪が降り続いている中で遊んでいたので、体も冷えてそろそろ暖まりたくなりましたが、奥の香南荘はまだ準備中だったので、ちはや園地休憩所で少し早目のお昼にしました。
休憩所でゆっくりしてから、来た道を引き返していつの間にか人が増えていた山頂広場から12時に千早本道で下山開始しました。
金剛山では一番人の多い千早本道ですが、実は私たちは今回初めて利用します。
噂通り山頂からずっと階段が続く道ですが、階段の段差はそう高くもないので歩き易いです。
下山は滑り易いかもと思っていましたが、特にアイゼンが必要なほどでもなかったのでそのまま下ります。
ただやっぱり人は多く、お昼は過ぎていたのにもかかわらず沢山の人とすれ違いました。
途中には合目標示もあって実に良く整備された道が続きます。五合目にはトイレもありました。
途中で雪が薄くなると踏み固められてガラスバーンのように滑り易くなった箇所もありましたが、手すりに掴まりながら何とか転倒はせずに下っていきました。
いつしか階段が終わって舗装された道を少し進むとすぐに山の豆腐屋さんが見えて、山頂広場から1時間かからずに駐車場に戻って来れました。
帰りはワールド牧場の一乃湯に立ち寄って帰路に着きました。
金剛山は5回目ですが、毎回違うコースで歩けるので楽しめます。
次回は水越峠から登ってみようかな?
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