ツクモグサを見に赤岳・横岳（県界尾根〜杣添尾根）

2023年06月10日(土) [日帰り]

• GPS: 07:51
• 距離: 11.9km
• 登り: 1,402m
• 下り: 1,308m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:56
• 休憩: 1:28
• 合計: 8:24

5:47 県界尾根 防火線の頭 登山口
6:09 6:09 防火線の頭
7:07 7:18 小天狗
7:19 7:19 「東方薬師如来」石碑
8:22 8:24 大天狗
9:49 9:49 赤岳頂上山荘
9:51 9:55 赤岳
9:56 10:02 赤岳頂上山荘
10:19 10:40 赤岳天望荘
10:43 10:43 地蔵の頭
10:50 10:51 二十三夜峰
11:03 11:09 日ノ岳
11:10 11:15 鉾岳
11:19 11:20 石尊峰
11:29 11:30 三叉峰
11:36 11:36 横岳（無名峰）
11:41 12:06 横岳
12:09 12:10 横岳（無名峰）
12:15 12:17 三叉峰
12:40 12:40 横岳展望地点
13:03 13:03 「ここが中間点」標識
13:44 13:44 沢の木橋
13:48 13:50 南八ヶ岳林道登山口
14:11 杣添尾根登山口

天候

高曇りときどき晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆県界尾根登山口駐車場
無料20台。仮設トイレ2基（紙あり）、登山ポストあり

GoogleMapの「赤岳県界尾根登山口」はこの記録の登山口とは違うところ。（サンメドウズ清里スキー場の先の方）
この記録の登山口はGoogleMapには出ないので「八ヶ岳大自然郷碑」をセットし、それを通り過ぎると害獣防止ゲートがあるので手動で開けて入るとその先が駐車場。

↓台数、トイレの有無など詳細は現状と異なるが場所はこちら
https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-1890

杣添尾根登山口まで期間限定(5/27〜10/15)で進めるらしい。
従来の登山口と比較してかなり短縮できる
https://www.minamimakimura.jp/content/files/sangyoukensetsu/kensetsu/R5%20gate%20kaihou.pdf

※杣添尾根登山口→県界尾根登山口の林道歩きは絶対にしたくない、という場合は南牧村がやってる登山バスを使う手もあると思う（時間の縛りができるけど）
https://www.kanko-nobeyama.jp/info/?p=1502/

コース状況／危険箇所等

◆県界尾根
山頂直下は鎖・岩場。慣れない人は時間がかかりそう

◆杣添尾根
伐採された木の根がすごいので、足を取られないように注意

その他周辺情報

◆温泉
甲斐大泉パノラマの湯
https://www.panoramanoyu-izumisou.com/panoramanoyu
10〜22時　830円
露天の展望がよい温泉だけど、
ドライヤーが有料(ダイソン。5分100円)なのは要注意

写真

6/10 5:11

高速走ってるときずっと雨だったので天気を心配していたけど、現地は晴れてる。よかった！

6/10 5:13

八ヶ岳牧場を過ぎると砂利道へ

6/10 5:19

鹿柵ゲートを開けて進みます。「開けたら閉める」

6/10 5:46

杣添尾根登山口まで期間限定でゲート開放

6/10 5:46

県界尾根登山口。広いのに3台しかいない

6/10 5:49

最初は笹原歩き。意外と笹払いされているな、と思いきや

6/10 6:17

藪っぽくなるところも。朝露で濡れているので膝下はビショビショになる。ゲイター推奨

6/10 6:38

尾根に出た。ところどころ崩壊地が

6/10 6:44

お天気持ってくれてよかった。

6/10 7:07

おなかがすいてきたので小天狗で小休止。

6/10 7:09

セブンイレブンの北海道グルメフェアのおにぎり

6/10 7:19

小天狗から少し行ったとこに素敵な休憩ポイントが。こちらで休めばよかったな...

6/10 7:27

赤岳が見えてきた。

6/10 7:42

ミツバオウレン

6/10 8:05

イワカガミ

6/10 8:17

大天狗

6/10 8:18

頂上まで1時間40分とのこと

6/10 8:58

樹林帯からチラリズム

6/10 9:04

ミヤマキンバイ？

6/10 9:05

鎖付きのトラバース

6/10 9:06

こんな感じ

6/10 9:05

景色に癒される。天気がいいとうれしい

6/10 9:08

ハシゴ場がいくつか出てくる。中には角度の問題でハシゴがグネグネ撓る箇所もある（ちょっとビビる）

6/10 9:10

疲れてくると振り返ってひと息入れる

6/10 9:12

長い鎖場。先行者が1名

6/10 9:15

鎖場の途中から下界を見下ろす。街がよく見えた

6/10 9:19

天望荘の先に横岳

6/10 9:23

長い鎖とハシゴ。どっちも微妙で、個人的にはハシゴを掴みながら岩場を行くのが登りやすかった

6/10 9:33

鎖、クサリ、くさり

6/10 9:36

天望荘を見下ろす高度まで来た〜

6/10 9:36

登ってきた県界尾根と、左には杣添尾根

6/10 9:39

コメバツガザクラ

6/10 9:51

赤岳山頂！

6/10 9:53

撮っていただきました。

6/10 9:54

ミヤマキンバイ

6/10 9:55

6/10 10:06

キバナシャクナゲ

6/10 10:22

いかめしおにぎりとお吸い物。美味しい、生き返る

6/10 10:48

クモマナズナ？

6/10 10:51

ミヤマキンバイ

6/10 10:51

ハクサンイチゲ

6/10 10:57

オヤマノエンドウ

6/10 10:58

ミヤマシオガマかな？

6/10 11:04

君の名は…？

6/10 11:04

わからない

6/10 11:06

ツクモグサ発見！これを見に来ました。かわいい〜

6/10 11:06

日本固有種で、北海道と白馬・横岳しか咲かない絶滅危惧種とのこと

6/10 11:07

日本で(固有種だから全世界で、ってことか)数百個体しかないらしい

6/10 11:08

近くに咲いているのを見つけて激写

6/10 11:09

ちゃんとしたカメラ持ってくればよかった…

6/10 11:12

ツクモ3兄弟

6/10 11:12

産毛フワフワ

6/10 11:22

キバナシャクナゲたくさん

6/10 11:22

石尊峰

6/10 11:24

開いてるのがしっかり見えるツクモグサが！

6/10 11:25

ウルップソウはまだつぼみでした

6/10 11:33

イワウメ

6/10 11:40

横岳奥ノ院

6/10 11:42

撮っていただいた

6/10 11:43

赤岳と阿弥陀岳。ガスが出てきた

6/10 11:55

大同心登っているパーティがたくさん

6/10 11:56

硫黄岳

6/10 12:16

杣添尾根を下ります

6/10 12:23

木の根がすごい

6/10 12:31

足を取られる

6/10 13:44

もうすぐ下山。沢と苔がキレイ

6/11 9:08

当初は南八ヶ岳林道を歩いて県界尾根登山口まで戻る予定だったが、車で送っていただいた。感謝！

6/10 19:17

境川PAの食堂が改装クローズしていたため、談合坂にてご飯。

撮影機器：

Xperia 10 IV SO-52C docomo SONY

感想

hirotk

ツクモグサが咲いているらしいので横岳へ。
歩いたことのないルートで行こう、と県界尾根を登り、杣添尾根を下るルートに。
登山口に戻るために最後は林道を5km歩くがピストンよりはまぁいいかな、と。

県界尾根登山口、朝は3台のみ。（下山後も1台しか増えてなかった）
最初は防火線の笹原を歩き、尾根歩きを経て、最後は岩場鎖場を抜けると山頂直下に出るルート。

笹原は膝下がビショビショになるのでゲイター装着推奨、笹をかけ分けて進むような箇所もある。笹を抜けた後は普通の山道になるが、ところどころ道がわかりづらくなるのでピンクテープを追っていくのが吉。
鎖、ハシゴ場は、素直に鎖を掴んで登ろうとすると動きづらい場合もあるので、自分が歩きやすいように適宜使うのがいいと感じました。

赤岳山頂はさすが人気の山、人多し。記念撮影の列ができてました。

さて、自分はツクモグサが目当てなので横岳へ。
ツクモグサは横岳の石尊峰〜三叉峰あたりにたくさん咲いてました。
素敵に咲いている個体はみんなで寄ってたかって写真を撮るので、鎖場の途中などはちょっと迷惑になってしまうカンジ…。撮りたいけど邪魔になるので撮れないという葛藤が。。（そして結局諦める……）

ツクモグサは白馬と八ヶ岳、そして北海道の利尻などでしか見れないとは知っていたけど日本の固有種で、数百個体しかない絶滅危惧種とのこと……。
めちゃくちゃ希少なお花だったんだな。

横岳で休憩して杣添尾根を下山。
山頂には小同心を登ってきたというクライマーさんがいて、大同心登っているパーティもたくさんいた。

この横岳へ向かう途中、ウルップソウを教えてくれた御年74歳のご婦人と会話をしたらなんだか盛り上がってしまう。
その後杣添尾根を下る途中で追いつき、下山までずっとしゃべっていたw

若いころに小同心とか天狗尾根とか行ったと聞いたので
そういう方なんだろうな〜と思っていたけど
おすすめルートの話をしていたら
「いやそれバリエーションルートですよね！？」
「昔はザイルで懸垂下降が必要だったけど今は鎖がつけられてるから大丈夫」
とか、
「そこって登山道あるんですか」
「ないけど、そこを自分で調べていくのが楽しかったの」
とか、ガチすぎた。。

さすが人生の先輩そして登山の先輩。お話しがとても楽しい。
「山は逃げない」というけど、登山道は崩落等でなくなるかもしれないので
行けるうちに行っておいた方がいい、若いうちにね〜と。
その通りだよな......と最近の自然災害を見てると思った。。

杣添尾根の登山口に着いて、林道歩いて県界尾根登山口まで戻ると言ったら車で送ってくれると言っていただく。かなり遠回りになるので最初は固辞していたけど、どうせ清里の方を通るからと。もう少しお話ししたかったのでお言葉に甘えることに。（すでに2時間以上話してるけど）

申し訳ない気持ちだったけど、今回の県界尾根の登山口はご存じなかったようで(真教寺尾根寄りの登山口の方をご存じだった)、いいところを知れた、今年中にまた来なくちゃ、とおっしゃっていただけたのでよかった。

教えてもらったルートや山域も調べてみよう。
ツクモグサも見れたし、よいお話をきけてとても楽しい1日でした。

コメント

mjun

先輩、そんなに花に興味ありましたっけ！？ww

hirotk

わたくし花ガールにジョブチェンジいたしましたの〜！！