記録ID: 560273
全員に公開
ハイキング
京都・北摂
京都一周トレイル（伏見から大原まで）
2014年12月12日(金) 〜
2014年12月13日(土)
yamaonse
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 30:30
- 距離
- 46.9km
- 登り
- 2,625m
- 下り
- 2,431m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:10
8:21
37分
スタート地点
16:31
2日目
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:00
14:52
ゴール地点
| 天候 | （初日）曇り（翌日）晴れ、ときどき曇り・雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
JR奈良線稲荷駅から出発し、北白川仕伏町バス停から松尾橋行きに乗り、京都市役所前で地下鉄に乗り換えてホテルへ戻りました ※本来のトレイル起点は京阪本線伏見稲荷駅です （翌日） 北白川仕伏町バス停までタクシーで向かい、大原戸寺バス停で京都駅行きに乗り、京都駅まで戻りました |
| コース状況／ 危険箇所等 |
市が設置した標識をきちんと見ていれば迷うことはありません。（ここはいろいろな道が交差し、いろいろな目的の人が歩いたり走ったりしているため、それらの人に釣られて違う方向へ向かうと道を見失います→比叡山山中で道を間違え、1時間半弱タイムロスしました） 東山コース前半（清水山、大文字山）は、苔むした石と根っこで滑りやすかったです。また、大文字山下り（鹿ヶ谷）は谷が深く、台風の影響で道も一部荒れています。比叡山への登りは谷を歩く箇所があり、増水時は注意が必要かと思いました。 比叡山以北（奥比叡）では、小雪に遭遇しました。横川への分岐（東海自然歩道）を過ぎると山は深くなり、しばらくエスケープルートもなくなるので、これからの季節は雪対策が必要かも。 ※東山コース前半は、寺社参拝もしているので、時間と距離はあてになりません。 ※同様に、比叡山への登りで道を間違え大幅にタイムロスしていますので、時間と距離、コースはあてになりません。 |
| その他周辺情報 | 京都市街に降りるケーブルは１２／７で営業終了していました。（来年３／２０まで冬期休業中） |
写真
やっぱり京都に行くのだから、お弁当も和風幕の内で気分を盛り上げます（＾＾
午後2時に到着すると、京都は生憎の空模様、午後はゆっくりと新装なった京都国立博物館で過ごします
夕方からは青蓮院門跡からバスチャーター便で東山山頂へ向かい、国宝青不動明王御開帳に行って来ました
ライトアップ、余計なものが映り込まなくて昼間よりもきれいかも（爆）
立派な宸殿や小御所の脇に小さな本堂あり、こちらもちょっと神秘的
ウェンスティン都ホテル京都、当日予約なのにエクゼクティブフロアの部屋を用意してくれていました
レストラン北側の窓からは、比叡山の山頂鉄塔がくっきりと見えます
東西線蹴上駅から伏見稲荷に向かいます（写真は、今日通過予定の疎水トンネル・ねじりまんぽ）
伏見稲荷の駅へは京阪本線で乗り換え1回のところ、行き方を間違え、地下鉄＆JRを乗り継ぎ50分もかかってしまいました（涙）
境内の構造物に気を取られ、京都一周トレイル東山コース1番の標識は見落とします→京阪本線の伏見稲荷駅前が、本当の出発点だったみたいです（汗）
6
12/12 8:30
境内の構造物に気を取られ、京都一周トレイル東山コース1番の標識は見落とします→京阪本線の伏見稲荷駅前が、本当の出発点だったみたいです（汗）
入ったら抜け出せないほど密集した千本鳥居をどんどんと登ります
ようやく京都一周トレイル東山コースの標識に出会えました（ここは新しく出来た深草トレイルとの合流点のようです）
緩やかに稲荷山を下山し、山と谷が交差する住宅街のへりを進みます
京都、お寺が多いのは分かるけど、神社も立派なのがたくさんありました
巨大な仏殿は重文で、釈迦・阿弥陀・弥勒の3体の如来像が並ぶ豪華さです
コースは今熊野観音寺をスルーしますが、せっかくなので立ち寄ります
ボケ封じの観音さまに、最近老化激しい自分の健全な行く末をお祈りをしました
今熊野一帯の産土神、子どものかんの虫封じの御利益があるらしいです
葬儀社の先にある階段を上ります（交通取り締まりをしていました）
まっすぐ行くと清水寺ですが、ここから清水山に入ります（観光できなくて悲しかったです・涙）
公園にある展望台から見える景色は、昨日青龍殿から見た眺望の昼間版です
京都タワーと、巨大な覆いに囲まれた修復工事中の東本願寺が見下ろせました
みやこホテルの広大な敷地をかすめて栗田口に降り、尊勝院というお寺を通過します
雰囲気よさげなホテルオークラ直営山荘、昼食したかったですが、予約のみでした
栗田神社、立派なお社があるらしいですが、トレイルルートからは外れています
京都の伊勢、と言われる日向大神宮への参道は紅葉がきれいでした
天の岩戸、とか気になる場所もありますが、境内から戻ってしまったので、伊勢神宮遥拝所という標識の方へ進みます
神明山218mの標識をのっこすと、七福思案処という変わった名前の峠があり、たくさんの道が辻になっています
南禅寺などの名刹に下る道がたくさん分岐していますが、残念ながら拝観せず直進します
大文字山へはもうひと息ですが、お腹も空いたので鹿ヶ谷を下山します
鹿ヶ谷といえば鹿ヶ谷の陰謀、島流しされた俊寛僧都の石碑が建っていました
こちらも皇室にゆかりのある霊鑑寺門跡（ついこの間まで特別公開したのだとか・残念）
こちらは紅葉が見事だという安楽寺、やはり特別公開は終わっていました（涙）
お腹が減ったので、安楽寺前の「青花魚しゃぶたかまさ」に入店します
店主オススメの五島鯖しゃぶ（五島うどん付）でビールを飲み干し、登行意欲が一気になくなりました（滝汗）
酒気帯びで法然院を参拝、入り口に「不許葷辛酒肉入山門」の碑があり、一瞬たじろぎます（汗）
銀閣寺を建てるために移動させられた浄土院、江戸時代に復興され、現在は大文字の送り火を管理するお寺として知られているそうです
北白川はこの辺りですが、明日比叡山登るのにちょうどいい山際の登山口（北白川口）まで歩を進めておきます
北白川天神宮の神事で御輿に乗った神さまが休憩、宿泊する場所のようです
辺りが薄暗くなる頃、比叡山に向かう山道入り口のバス停まで到達しました
バスに乗って市街地に向かい、京都市役所前で降りると、向かいには歴史を感じさせる島津製作所旧本社ビルがありました
地下鉄でホテルに戻り、ひと休みした後、近くの竹泉という居酒屋で夕食
タクシーで昨日のバス停まで向かいます（杖は清水山入り口に置いてあったものですが、軽くて固く、使い勝手が良かったので、今日も一日お世話になります）
12/13 7:54
タクシーで昨日のバス停まで向かいます（杖は清水山入り口に置いてあったものですが、軽くて固く、使い勝手が良かったので、今日も一日お世話になります）
バプテスト病院に向かう職員の人たちとともに、昨日のポイントから元気よくスタート！
病院右脇から北白川大山祇神社に向かい、今日の旅の無事を祈ります
先を進むハンターを見て熊出没にビビリながら、瓜生山へ向かいます
江戸時代の書家で世捨て人な白幽子という人が住んでいたという史跡
別ルートの登山口から続く石仏群（三十六童子巡礼道）を通り過ぎます
瓜生山301mは牛頭天皇が祇園に移る前に降臨した山、古城跡でもあり、六角氏が安置した勝軍地蔵のあった祠があります
歴史のある場所らしく、応仁の乱の主戦場となった古城、出城などの旧跡や石切場等々、いろいろなものがありました
石鳥居前の広場でマウンテンバイクが作業道路に向かうのにつられて、左折すべきところを直進してしまいました・・・
標識がなくなり不安になった頃、通行止めのフェンスにぶち当たりました
舗装路を歩いているところを比叡山ドライブウエイのパトロールカーに見つかり、東海自然歩道の入り口に連れ戻されます（滝汗）
そこをあがると比叡山に行けるから・・・と言われるも、すぐ上の分岐をどちらに行ったらいいか分からず、ロテル・ド・比叡との間を行ったり来たりします
12/13 9:42
そこをあがると比叡山に行けるから・・・と言われるも、すぐ上の分岐をどちらに行ったらいいか分からず、ロテル・ド・比叡との間を行ったり来たりします
初志貫徹、トレイル歩きしていたことを思い出し、我に返って来た道を戻ります（1時間半弱、タイムロスしました・涙）
気持ちのいい日だまりの道に出て、凹んでいた気分が一気に元に戻りました（＾＾）
雲母坂を過ぎたあたり、比叡山との結界地には石仏がぽつねんと置いてあります
旧道と新道の分岐点、向かい側から子どもが走り寄ってきて、新道のほうが歩きやすいと勧められます（＾＾）
日本海側は大荒れの天気、エンジェルズラダーの向こうに大阪の高層ビル群がうっすらと見えました
少しケーブル駅寄りにも展望台があり、こちらからは宝ヶ池周辺、京都市街北部が見下ろせます
東山コース最後の標識、道間違いしながらもようやく辿り着きました！
トレイルは山頂を素通りしますが、せっかくなのでスキー場跡地から比叡山山頂に向かってみます
寒風吹きすさむ比叡山頂駐車場からは、琵琶湖に浮かぶ沖島が見えました
駐車場からひと登りで、眺望のない比叡山山頂（大比叡）848mへ辿り着きました
駐車場に戻ると、いい色に紅葉した針葉樹の奥に大原の里が見下ろせます
雪を頂いた蓬莱山、山頂にスキー場施設とおぼしき水色の屋根が見えました
北山方面が見渡せる展望地、石仏群もあり癒されますが、北風が冷たいため通過します
参道を巻き苔むした道を進むと椿堂、弁慶が持ち上げたという伝説の残る「にない堂」は隙間からちらりと見るだけ（涙）
釈迦堂はもともと園城寺（三井寺）の金堂で、秀吉が無理矢理移設した建物ですが、麓からよくここまで持ち上げたと、歩いて登ってみて初めて大変さが分かります
3
12/13 12:34
釈迦堂はもともと園城寺（三井寺）の金堂で、秀吉が無理矢理移設した建物ですが、麓からよくここまで持ち上げたと、歩いて登ってみて初めて大変さが分かります
かわいらしい石仏たち、いにしえの修行僧も拝んだことでしょう・・・
ほとんど下山しきった今ごろ山ヒルがいると言われても・・・夏場は注意しましょう（＾＾）
撮影機器：
装備
| 備考 | ときどき里に降りたり、山頂まで車道があったり、観光スポットを通過したりもしますが、東山、大文字山ともに自販機等なく、比叡山山頂下の茶店は冬期休業のため、水や行動食は必須です。 |
|---|
感想
朝9時半、家事を終えてから思い立ち、京都二泊三日の旅に行って来ました。目的は京都一周トレイルを歩くこと。このトレイルは山際にある寺社仏閣の観光も出来るし、高い山にそろそろ登れなくなる初冬のこの時期にはもってこいです。
健脚な人やトレイルラン、日の長い季節なら一日で行けなくもない距離なのでしょうが、物見遊山でのんびりと、二日掛けて歩きました。東山や大文字山は山域が広く、麓の有名寺院は立ち寄れませんが、それでも楽しく二日間歩けました。
今回の旅で一周トレイルの半分を歩いたので、次回はもう少し日の長い時期に残り半分を歩いてみたいです。鞍馬や貴船、嵐山を抜ける道も、寺社仏閣が多く、歩くのが楽しみです。年1回ペースで旅している京都ですが、何度行ってもいいものですね。
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katsu5ro さん
京都遠征お疲れさまでした(^ ^)京都一周トレイル、私も食指が動いていましたが、とても一日では回りきれないのと距離が半端ないので来年の目標にはいれませんでした(^^;; 観光も兼ねて美味しい食事をしながらのトレイル、面白そうですね〜(^ ^)来年行こうかな。
ヤマレコでもよく見て気になっていた京都一周トレイル、思いついたが吉日、取り急ぎ二泊三日で出掛け、寺社仏閣へのお参りも交えながら、全体の半分を歩いてきました。
今回は半分の距離４０キロ＋おまけ７キロを二日に分けて歩きましたが、日の長い時期や、健脚な人が寄り道しなければ、一日でも歩ききれるかもしれません。
ただ、せっかく京都来たからには観光しなきゃもったいないし、そういうコース取りが出来るトレイルなので、特に東山コース前半はのんびりハイクがいいと思います。
歴史や名刹を交えながら里山歩ける関西方面、標高の高い山はないものの、なかなか侮りがたいと思います。特に、これからの季節はぴったり、機会あれば再訪したいです（＾＾）
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