平標山
- GPS
- 08:13
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,983m
- 下り
- 1,814m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:11
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
前日に車中泊、太陽が昇り切る前に動き出しゴール地点の三国スキー場跡に折り畳みチャリをデポって平標山登山口駐車場に向かう。4時頃にも拘わらず駐車場は6割がたの賑わいに慌てた。後で出会った登山者に聞いたら5時頃には既に満車で停められなかったそう。出発20分でアウターを脱ぎTシャツになると、アームカバーを車に忘れたことに気が付く。(その後笹でかぶれたせいか腕が酷いことになった。)
平標山山頂までは登山者が多かったが、その先は一気に人が減り静かな山歩きとなった。山頂では仙ノ倉山に続く稜線が美しい。西に目をやると苗場山の横に先週登った鳥甲山が見え興奮のあまり鼻の穴が広がった(とこれは勘違いで見えていたのは赤倉山だったみたい) 今回描いたトレイルはコの字型なので山頂からは今日歩く全貌が見渡せ鼻の穴が更に広がった。
鼻息荒く南下を開始。ここからは基本下り基調なので距離はあるが楽勝?だろうと高を括っていた事を三国峠を下りきった辺りで考えを変えた。ともあれ絶好の登山日和で平標山乃家から先は登山者もぐんと減り自分のペースで進むことが出来、快適この上ない状態が三国峠までは続いた。途中何度も朝日に輝く東西に伸びた谷川連峰の雄姿を振り返りニンマリする。これぞ登山! 三角山山頂は平標山と仙ノ倉山の絶景スポット。そこで出会った老夫婦ハイカーにこれからのルートを話し、「凄いね〜」と言われ、思わず誇らしい気分になる。後半この凄いね〜って言葉を何度も思い出し励みのエネルギーに換えて進むことになる。 三国山山頂では南側の眺望は開けているが谷川連峰の眺望は望めない。小休止をしていると、僕の自慢の生贄が2人やってきた。挨拶を交わすと、今日はどこまで行くんですか?と聞かれ、待ってましたとばかりに「平標山から入って、この後稲包の先の三国スキー場跡にチャリを置いてあるので、そっから平標山登山口までぴゅーっと」聞かれたこと以上によく喋る。あのご褒美の言葉を期待して。思惑通り「凄いですね〜」を言ってもらい充電完了。ここから一気に300mほど下る。って下り過ぎな位下る。
三国峠を下り切りその先の地獄の門が遂に開いた。登り返しの急登に乳酸が溜まった足が思う様に動かない。こんなんでこの先行けるのか心配になる。それでも下りは何とか走る。今までのトレイルとは雰囲気が変わり笹が深い。足元が良く見えず隠れた木の根や岩に何度か足を取られる。加えてアップダウンが何度もやってくる。いつ終わるとも知れない登り返し地獄に弱気の虫が騒ぎ出す。でもエスケープルートもなく先に進むしかない。近くに見える稲包山はいつまでたっても登頂できず、イライラが募る。腹いせに笹を抜きながら登り、またかよと悪態をつきながら下るを繰り返す。
ようやく稲包山山頂と縦走路の分岐に到着するが、ピークハンターではないし無駄な体力の消耗を避ける為、山頂はパスするかぁと思ったが、山頂も見えてるし時間的に余裕がありそうだったし、どうせなら眺望のきく場所で捕食したかったので、ピークを目指すことにした。登頂するとモモがだいぶ売り切れ状態になっていた。おにぎりを食べていると、見るからに強者のトレランナーが現れる。自分と似たような疲弊具合に自分と同じルートで来たかと半ば想像しながら聞いてみると、なんと今日の自分のルート+仙ノ倉山との返事に愕然。しかも下山後はチャリをデポしてる訳でもなくそのまま走って平標山登山口まで行くそうだ。 「す、凄いですね〜」感嘆の言葉が口から思わずこぼれる。聞けば30km位の山行はざらにやっているらしい。どんな体力してるんだろう? こんなんでへロってる場合じゃねぇ自分に活を入れなおしその後は下り基調という事もあり、ほぼノンストップで走りに走った。早朝にデポったチャリを目にし、両手を高く突き上げ感動のゴール
チャリに跨り苗場プリンスまでは下りで超快適!ところがそっから駐車場まではだらだら登り。ペダルを踏み込みながら、これをあの人は走るのかぁと思い、ため息と共に凄いなぁ〜とつぶやき、また人漕ぎ。駐車場まだか〜
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