【黒檜山西尾根〜熊ノ平小屋〜三峰岳〜北荒川右岸尾根】
- GPS
- 23:11
- 距離
- 64.5km
- 登り
- 3,070m
- 下り
- 3,079m
コースタイム
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 10:10
天候 | ◎1日目・・・晴れ ◎2日目・・・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
◎林道は昨年より状態が良く、巫女淵先の崩壊地は河原に仮設の道路が出来ており、熊沢取水堰堤少し手前までMTBで行けそうでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎黒檜山西尾根 熊沢出合を過ぎた地点にマーキングがあるので取り付きに迷う事は無いと思います。 取り付きからザレた急斜面を登り、右側の小尾根に乗るとしっかりとした踏み跡があり、岩場は右巻きでマーキングがあります。 1650m辺りで尾根は落ち着き、その後は軽い藪漕ぎが短い区間あるものの獣道がしっかりしているので苦労する事はありませんでした。 ※初見の下りで使う場合は下降点が難しくなるのでマーキング要確認。 ◎黒檜山〜熊ノ平小屋 過去の歩いてる人がいるのでサクッと行けると思ってました。 黒檜山〜2666シラビソなどの樹間が狭くなり多少藪っぽくなります。それでも大きな危険箇所や激藪は無いので特に苦労する事はありませんでした。 2666〜2695がこの尾根の核心部。 2666から一旦下り、上を見上げるとハイマツ帯になるので、登り返さず現状ラインから北側の草付きをトラバース。 次第にザレと斜面の勾配が強くなりトラバースが厳しくなるので稜線に上がりハイマツ漕ぎになります。ハイマツの中で両サイドが切れている箇所があるので注意が必要です。 2695から熊の平小屋までは最初だけ深めのハイマツ帯になりますが、直ぐにダケカンバ帯になります。 帰路の逆ルートは下りになるので、難易度は上がります。 ※この手のルートに行く方は藪尾根慣れしてる前提だと、そこまで苦労はしなかったで書けますが、一般向けに書くのなら激藪さんの記録が的確に解説されていると思います。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-695846.html 一般的には難しく熟達者向けです。 熊ノ平小屋〜北荒川右岸尾根 2666までは昨日と同ルート。 2666から長大な尾根へと入ります。出だしは樹間が広く獣道も良い仕事してます。 その後は藪→良い道→倒木帯→良い道→藪という感じでした。 面倒と思う反面、苔とイワカガミがとても綺麗な尾根でした。 1758付近にある国交相の雨量計からマーキングベタ付けになるのでマーキングを追って下れば荒川沿いの林道に出ます。 ※sunatomoさんのアドバイス通り、黒檜山との周回はこちらを下りにした方が安全です。 |
写真
感想
自分の赤線地図を見る度、伊那山域の大きな空白地帯となり常に登りたいリスト上位になっていた黒檜山とお隣の尾根。
昨年から3度予定するも全て悪天候に阻まれ、梅雨の合間に4度目の正直で行く事が出来ました!
まず、先日の台風2号で三峰川林道に影響が出ているのか?これが1番心配でした。
幸運にもbotchi2999さんの台風後のレコがアップされていたので助かりました。ありがとうございました!
問題無く三峰川林道を進み、取水堰堤を過ぎた熊沢右岸のマーキングから黒檜山西尾根に取り付きます。
取り付きから急斜面ですが、二足歩行可能なレベル。南アルプスの山は全般的にお椀型で尾根末端が急勾配になっていますが、最初の100mほどは岩が絡むのも伊那山域では標準的でしょう。
急斜面を終えると時折藪っぽい区間があるものの、獣が良い仕事をして歩きやすい道が続き傾斜が緩やかになると黒檜山山頂。
山頂標を探しても見つからないので、qurousagiさんの職人芸「小枝アート山頂標」を作成!笑笑
休憩を終えザックを背負う時、腐った倒木に電線が見てたので確認すると、なんと伝説の藪屋KUMOと書かれた山頂標が巻かれているではありませんか!
腐った木では山頂標もダメになってしまうので、若いシラビソに巻き直し先に進みます。
ここからはマーキングも無くなり藪山らしくなります。
2450の広い鞍部まではシラビソの幼木が煩いですが、2666までは藪山にしては歩きやすい道でした。
ここからは地形図でハイマツ君が描かれているので期待と不安で胸が熱くなります。
2666鞍部から歩きやすい北側の草地をトラバースしますが、途中からザレた沢地形を横切りスリリングになり、完全に切れた辺りで仕方なく稜線のハイマツ帯に入り漕ぎます。
途中、稜線上に岩塔が2つほどあり巻きのハイマツ漕ぎは深く疲れましたが、やはりハイマツ漕ぎも1人より複数人の方が楽しいですね♪
2666から直線的に下ると熊ノ平小屋に到着。
本日は4名の宿泊者。
私達は外のテラスで正面に見える農鳥岳を見ながらqurousagiさんの美味しい料理とクラフトビールで乾杯!
紫に染まる空を見ながら楽しい時間でした♪
翌朝は寝坊。
直ぐに三峰岳へ向かいますがご来光には間に合わず、、、(泣)
晴れた山頂から見る南アルプスの景色は最高!
尾根屋の私は自分のいる三峰岳から西に伸びる尾根を観察。大横川大滝へ伸びる綺麗なラインでここもいつか歩いてみたくなりました。
小屋に戻って朝ごはんのカップラーメンを食べて出発!
昨日1番苦労した2666までは同ルートを辿りますが、悪場が全て下りとなるので往路より慎重にRFしました。
特にハイマツに覆われた尾根先は崖、、、という落とし穴の様なトラップに危うく引っ掛かかる所でした(汗)
2666から南西に伸びる尾根は名前が付いたピークこそ無いものの標高点が6つもあり、尾根ハンターとしてはヨダレが出そうです。
時折、藪あり、倒木あり、伐採後のシラビソ幼木藪かある尾根ですが、イワカガミの群生、ふかふかで種類豊富な苔、、、変化に富んだ尾根でした。
地形図を見て荒川まで最後の下りは複雑な地形だと思ってましたが、予想より高い位置に雨量計があり、そこから先はマーキングのベタ打ちで苦労せず荒川に着地。
着地した場所は昨年sunatomoさん、ayukaさんと歩いた場所で懐かしかったです。
帰りも長い林道をサイクリングしてゲートに戻って今回の山行は終了!
私にとって念願の尾根にご一緒してくれたqurousagiさん、本当にありがとうございました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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そして毎度ご飯がとても美味しそうで、めっちゃ羨ましいです!!
・・・めっちゃ羨ましいです!!!
それにしても周回を日帰り、更に時間も早いし、、、この頃から人間離れしてたんですね。
今年の海の日は賑やかななりそうなので川で焼肉やりましょう!
黒檜山までではなく熊ノ平小屋まで足を延ばされるとはさすがです👏
私は黒檜山で息絶え絶えでした😅
さすが、バリルートのkaikaireiさんですね。。簡単にサクサク行かれてて、すごいや😊
ずんだ餅にバウムクーヘン、美味しいご飯と余裕のある楽しそうな山歩き、見ていて私も大満足しちゃいました😊
なんか頂き物やお料理作ってもらったりで自分はただ歩いてるだけ、、、何様なんですかね。
私は2日間時間をかけて熊ノ平でしたが、ぼっちさん前日に赤石岳〜悪沢岳1DAYでしょ? そちらの方が人間離れしてますよ😰
足を引っ張りまくると思いますが、スイーツくらいは用意するのでよろしくお願いします😊
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