【北那須】二岐山 〜御鍋神社登山口から男岳ピストン〜


- GPS
- 03:54
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 583m
- 下り
- 581m
コースタイム
天候 | はれ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています。赤テープを見失わないように歩けば迷うようなことはないと思いますが、有雪期や残雪期などはその限りではありません。ブナ平周辺は登山者の少ない時期は注意が必要でしょう。 |
その他周辺情報 | 二岐温泉では日帰り入浴ができるところもあるかもしれませんが、今回は下山後に大内宿に行きたかったので立ち寄りませんでした。大内宿観光後、国道121号線沿いにある弥五島温泉 郷の湯で汗を流していきました。 |
写真
感想
天候に恵まれず、登山らしい登山ができないまま新緑の時期は去っていき、気がつけば季節は梅雨入り。このまま夏が来てしまうのかと思った矢先、上手い具合に休日に晴れ予報が出たので、1泊2日で福島に山登りに往ってきました。
湯野上温泉の民宿に宿を取り、初日に二岐山、2日目に小野岳に登るつもりで計画を立てていたのですが、当日になってまさかの寝坊。登山をする時間的余裕がなくなってしまいました。初日は国道4号を通って白河方面から福島入りし、道中にある白河小峰城を観光することにして、2日目に小野岳か二岐山に登ることにしました。
小峰城を見学した後、県道37号(白河羽鳥線)、国道118号経由で湯野上温泉へ。宿について温泉につかると、すっかり気が抜けてしまい、このまま登山を中止して観光するのもいいかなんて考えが頭をよぎる始末。とはいえ一晩明けた翌日には体調・天候ともに良好なようだったので、二岐山への登山を実行することにしました。
【早朝散歩で中山風穴へ】
2日目は6時前に起床。7時半の朝食まで時間があったので宿の近くの中山風穴までウォーキングに出かけることにしました。舗装路の坂道を登っていくと、途中で車道と併走するようにトレイルが整備されています。風穴周辺では地下から冷気で冷涼な環境が維持されるため、標高はわずか500〜600mながら貴重な高山植物などが自生しているそうです。もっとも時期はずれの為めぼしい花などは見られませんでしたが。かつて野菜の保存施設として使用された冷風体験施設はさながら冷蔵庫の中のようなヒンヤリとした空気を体感できて面白かったです。気持ちよく朝の散歩ができたところで宿に戻り、朝風呂で汗を流してから朝食を取り、宿を後にしました。
【二岐温泉〜御鍋神社駐車場】
前日に走ってきた国道118号線を東に戻り、途中で南に折れる道に入り、二俣川に沿って進むと二岐温泉に至ります。さらに川沿いにダートの林道を進んでいくと、登山口のある御鍋神社駐車場の広場に到着です。林道はかなり荒れ気味なので走行には注意が必要です。9時半頃に駐車場に着いた時点でクルマは1台、自分が身支度を調えている間にさらに1台がやってきました。広場から林道に戻り、西に進むとすぐに登山口と御鍋神社の分岐があります。ここに簡易トイレが設置されているのでありがたく利用させて貰いましょう。以降、山中にはトイレはありません。御鍋神社には帰りに立ち寄ることにして、入山開始です。
【八丁坂〜あすなろ坂〜ブナ平〜男岳坂】
明るい広葉樹林の森の中、目印の赤テープを頼りに九十九折りの道をどんどん登っていくと、八丁坂、あすなろ坂と書かれた道標が次々と現われます。今回は特に道を見失うようなことはなかったのですが、入山者の少ない残雪期などには道形が不明瞭になることもあるようです。やがてブナ平の道標を通過する頃には、道は平坦になり一息つけるようになります。この辺は湿地状になっていて時期によっては泥濘状態の道を歩かされることになるそうですが、前日から晴れが続いていた為か、それほどでもなかったです。やがて男岳坂の道標が見えてくると、ふたたび道は急登となります。時おり吹き抜ける風は爽やかで、それほど蒸し暑くはなかったのですが、なまった身体にはなかなか堪えます。わずかに残っていたシャクナゲの花を見送ると、山頂に到着です。
【二岐山山頂(男岳)】
登山口では晴れていても、山頂付近はガスに包まれているというのは登山あるあるですが、この日もまさにそれでした。本来なら眺望に優れているはずの二岐山の山頂(男岳)ですが、この日は隣の女岳もよく見えませんでした。それでも行動食を取りながら休憩を取っていると、わずかな時間ですが、西側の雲が切れて視界が開けました。「眺望絶佳」とはいきませんでしたが、これだけでも額に汗して登ってきた甲斐があるというものです。
【往路を下山〜御鍋神社〜駐車場】
二岐山というくらいだから、男岳と女岳ふたつのピークを縦走する周回コースを歩きたいところですが、今回は体力的な問題もあり、最高峰の男岳の山頂を踏んだだけで引き返すピストン山行とすることにしました。登山道のコンディションが良かったこともあり、順調に高度を下げていき、登山口に到着。
往復登山にしたことで時間的余裕もあったので、御鍋神社に参拝して行きます。林道から鳥居を潜って遊歩道に入り、しばらく歩くと川沿いにある御鍋神社の社が見えてきます。その名の通り、鍋を御神体とした珍しい神社で、案内板によると祭神は平将門だそうです。参拝を済ませると、駐車場への道を進みます。先程歩いてきた林道からの道とは別に周回コースが整備され、駐車場に戻れるようになっています。
下山後、大内宿に立ち寄り観光。名物のねぎそばもいただきました。通りがかりに偶然みつけた弥五島温泉 郷の湯で汗を流し帰路につきました。行き当たりばったり感の強い行程でしたが、意外と充実した旅になったと思います
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