霜柱と富士山を見る〜@高尾山〜陣馬山
- GPS
- 07:44
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,214m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 7:43
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 陣馬山高原下バス停からJR高尾駅乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし 人が多く、道迷いもありませんが、霜で登山道、泥になりがち。今日は問題すくなかったですが。スパッツは泥除けに必須アイテム |
写真
感想
今年は山終いしたつもりでしたが、ご近所さんが、犬の散歩で家の前を通りかかり、今年ご一緒したかったですねと一言。話の流れは、今日、明日は晴れ。今日はもう十時だから無理でしょうから、明日は?という会話の流れで、急きょ、高尾山〜陣馬山と決まる。彼とは、初めての山行なので、距離はあるが、エスケープラインもあり、起伏もさほどでないお気軽コースを選択。
心配は、前回の表尾根の泥登山道の泥
楽しみは、なんと言っても、霜柱(このところのヤマレコに多く)
電車中で、当初予定の陣馬山→高尾山の逆コースで高尾山→陣馬山に決まる。どこでもやめれるようにと同行者の希望をいれて。(ギブアップを心配)でも結果的には、とても、足腰がしっかりしていて、全行程すいすい歩きました。
清滝駅〜稲荷山コース〜高尾山山頂
冬枯れの時期だからでしょう。人も少なく、のんびりお話ししながら歩きました。まだ、霜も溶けておらず、カチカチで歩きやすいい登山道。一時間長で山頂到着。きれいなトイレ休憩。稲荷山コース途中は、トイレ休止中でした。山頂の風景は、何と言っても富士山。少し雲がかかっていますが。丹沢にも雲がかかっていますが、大山〜三の塔付近までみえます。
高尾山頂〜城山〜小仏峠〜景信山
休憩を多めにとり、一丁平、城山、小仏峠で休息。景信山で昼食。
一丁平では、富士山と丹沢、城山は都会と天狗、小仏峠は、詳細図の作者の守屋さんとの会話、登山道も泥道でなく楽しめました。同行者も調子よく、これも、楽しめた要因です。食事はあたたかカレーラーメンを作りました。おいしかった。そうそう今日は落し物ディでした。景信山で食事を終え、出発の段になって歩き始めた瞬間にゴムパットがないのに音で気が付き、周辺を見るが見つからず!(さらに、影信山〜底沢峠間の日陰で一眼レフカメラのアイピースのゴムが紛失したのを、霜柱撮影中に気が付き探すがこれも見つけられず!)
景信山〜底沢峠〜明王峠〜陣馬山
景信山〜底沢峠間で霜柱を見つけました。ちょっと夢中になりました。どこでも見れるわけでなく、特定の場所だけのようです。どういう過程で成長するのか?どこに成長するのか?その日に成長するのか?何日もかかって成長するのか?などなど興味深々です。
簡単に書くと、霜柱(雪寄草(ゆきよせそう))の茎に吸い上げられた水分がこおり、当日成長、当日消失あるいは、日陰では、何日もかかって成長して不思議な形状になるということです。植物は、霜柱だけでなく、シソ科の植物は作りやすいい。
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以下引用です。「季節の花」http://www.hana300.com/simoba.html
氷の結晶(観察結果をわかりやすく整理しました)
1.シモバシラは多年草なので、冬に地上部が枯れたあとも
地中の根は毎日24時間活動し続けている。それ自体は他の多年草と同じだが、シモバシラの場合は、地上部が枯れてからも、枯れる前と同じように 地中の水を吸い上げて茎の上の方まで送り続けている。(シモバシラは、水分を吸い上げる管の部分が 頑丈なのでこうなるらしい。
2.地上部の茎に送られた水は、普段はただの「水」だが、
(1) 茎の部分が枯れているとき
(秋や初冬など、茎部分が枯れていないときは、水分がそのまま茎の中を登っていくためシモバシラ現象は発生しない。茎がパサパサになって、
裂け目ができてきてから
(2) 気温が氷点下ぐらいにまで下がった早朝(1月頃。気温が低くなると、水は外気に触れるつど、夜の間に少しずつ凍っていく。気温が高いと
そもそも水は凍らない)
(3) 雨や雪が降っていないとき(雨が降ると水が凍ることができない。
また、雪が降ると雪の水分がかかって しまうため氷ができにくい)
(4) 雪が積もっていないとき(雪が積もっていると、氷になろうとするときにまわりの雪の水分で溶かされてしまう)
(5) 強い風が吹いていないとき(強い風が吹いていると、水が動いてしまうため 氷ができにくい)
これらの条件がそろうと、茎に吸い上げられた水分が茎のちょっとした割れ目からはみ出して外気に触れて「氷」になり、それが横方向に少しずつ
「押し出されて」広がり茎に「氷の花」が咲いているように見えるようになる
3.茎は、真冬になると枯れるので裂けやすくなったり折れたりしている。シモバシラ現象も、茎の裂け目が小さい頃には茎の上の方まで伸びて
30〜50cmぐらいの高さになることもあるが、 茎の裂け目が大きくなると
水は茎の上の方には登れなくなり、茎の根元近くの裂け目から横方向を中心に広がって 凍るようになる。夜、長時間氷点下の気温が続くと、横方向への押し出し時間も長くなり、その場合、氷の結晶も、左右に長く展開された、とても美しい姿となる。
長いもの、短いもの、くねっと曲がってるものなど、「氷の結晶」の形は、どれも少しずつ形が異なる。
4.なお、この「氷の結晶」現象は、気温が上がると昼頃までには
全て溶けてしまう。 日が直接当たるともっと早く溶けてしまうようだ。ただし、山の北側斜面など、日中も気温がずーっと低く日も当たらない場合には氷が溶けずに残り続けることもあり、その場合、気象等の条件が揃えば、前日の結晶が押し出されて横に伸びる、ということを何日も繰り返すことでピカピカの氷が節目をもって、くねくねと連なった、摩訶不思議な形になることがある。
「シモバシラ」以外でも、
紫蘇(しそ)科の植物は
「氷の結晶」ができやすいらしい
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陣馬山〜陣馬高原下バス停
陣馬山山頂でちょうどバス停に向かう方とご一緒して、新道という尾根道の直行コースを一挙に下る。これは、ひとりだったら、いけないですね。三人だから、冒険で、行ってみようということになり、ご一緒した方が先頭で、山頂から明応峠方向にちょっと戻り、横道から斜面にある道筋を下り、その後、急峻な尾根道を下り、急峻な道ほど早くていいですねなどといいながらどんどんくだるとあっという間にバス停に着く(45分くらいかな?)この間、先頭を歩くご一緒した方と、山のことや、お住まいの事やら雑談、楽しく山下り。バス停に到着。あいにくバスがいったばかりでしたが、お茶を沸かし、のんびり過ごしました。
今日こそ今年の山終いです〜ありがとう〜山とご一緒した皆様
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