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Yamareco

記録ID: 5672670
全員に公開
ハイキング
四国

東赤石山 初夏は楽しい🌼花の道

2023年07月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:53
距離
10.6km
登り
1,194m
下り
1,190m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:11
休憩
0:43
合計
8:54
7:54
8:05
175
11:00
11:08
55
12:03
12:17
40
12:57
13:05
126
15:11
15:13
37
15:50
15:50
5
15:55
15:55
2
15:57
ゴール地点
◆筏津登山口〜コース分岐→勾配はさほどでもないが,深い谷沿いの道が続く。
◆東瀬場谷コース→渡渉数箇所。雨の後は水量が増えるのでドボン注意。稜線に近づくと橄欖岩の足下の悪い道が続く。
◆東赤石山〜オカメ岩→山頂部稜線は大岩が出張った場所等あり。岩の上は眺望がよく花がいっぱい。
◆瀬場谷コース→足下が湿ったゲキ坂が続く。転倒,滑落に注意。
天候 晴れ→晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岡山より瀬戸中央道,松山道経由で三島川之江I.C.を下り,国道319号で筏津の登山口へ。
コース状況/
危険箇所等
筏津から渓谷に沿って登山道が伸びる。谷は深く険しい。丸太の桟橋が多くあるが,朽ちて不安なものが多い。雨の後は沢の水量が多いので,渡渉でドボン注意。
5年ぶりに訪ねた東赤石。梅雨の合間の貴重な一日で,対岸の駐車場には朝からハイカーの車多数。立派なトイレが整備されていました。駐車場にはユキノシタ。銅山川に差し込む朝日を浴びてスタート。
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5年ぶりに訪ねた東赤石。梅雨の合間の貴重な一日で,対岸の駐車場には朝からハイカーの車多数。立派なトイレが整備されていました。駐車場にはユキノシタ。銅山川に差し込む朝日を浴びてスタート。
筏津の集落跡,炭焼き窯跡などを横目に瀬場谷川の分岐まで歩く。深い谷の底からゴーッと水の流れる音が響く道。稜線方向は少し雲が湧く。
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筏津の集落跡,炭焼き窯跡などを横目に瀬場谷川の分岐まで歩く。深い谷の底からゴーッと水の流れる音が響く道。稜線方向は少し雲が湧く。
5年前に傾いていた橋はきれいになっていた。コース分岐上の滝に近づいてみる。ひんやりした涼しい空気が吹き下りてくる。
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5年前に傾いていた橋はきれいになっていた。コース分岐上の滝に近づいてみる。ひんやりした涼しい空気が吹き下りてくる。
沢筋の主役,白い花はアワモリショウマ。水の滴るところイワタバコが準備中,ヤマシャクヤクの名残り,イエロー・スターのコナスビ等々。
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沢筋の主役,白い花はアワモリショウマ。水の滴るところイワタバコが準備中,ヤマシャクヤクの名残り,イエロー・スターのコナスビ等々。
雨の後で水が多い。桟橋,渡渉ポイント等あり。命を取られる水量ではないがドボンに注意。沢筋を離れても橄欖岩の登山道が沢になっている場所が多い。
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雨の後で水が多い。桟橋,渡渉ポイント等あり。命を取られる水量ではないがドボンに注意。沢筋を離れても橄欖岩の登山道が沢になっている場所が多い。
トチバニンジン,ガクウツギが道べりに。
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トチバニンジン,ガクウツギが道べりに。
岩々の東瀬場谷コースは足に堪える。見上げると鮮やかなヤマツツジ。日も陰って暑くないはずだが,汗をかきまくる。
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岩々の東瀬場谷コースは足に堪える。見上げると鮮やかなヤマツツジ。日も陰って暑くないはずだが,汗をかきまくる。
白いノイバラが道べりに。上できっと出会うはずのタカネバラに期待。
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白いノイバラが道べりに。上できっと出会うはずのタカネバラに期待。
だいぶ上がって来た。南側に大座礼山〜平家平〜冠山の稜線が見え始めた。山頂方向は青空に雲が沸く。
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だいぶ上がって来た。南側に大座礼山〜平家平〜冠山の稜線が見え始めた。山頂方向は青空に雲が沸く。
下に白い花がらが積もっている。見上げるとドウダンツツジが鈴なり。
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下に白い花がらが積もっている。見上げるとドウダンツツジが鈴なり。
権現越と赤石山荘の三叉路に上がって小休止と炭水化物補給。ここまでで大汗をかく。🍺飲んでばかりいては体重落ちず,燃費が上がりませんな。
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権現越と赤石山荘の三叉路に上がって小休止と炭水化物補給。ここまでで大汗をかく。🍺飲んでばかりいては体重落ちず,燃費が上がりませんな。
この辺りから花が変わってきた。まず目立ち始めたのはイヨノミツバイワガサ。
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この辺りから花が変わってきた。まず目立ち始めたのはイヨノミツバイワガサ。
そして見たかったコウスユキソウ。紀伊山地にもあるらしい。中部地方に行かないと見えない花に出会える。
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そして見たかったコウスユキソウ。紀伊山地にもあるらしい。中部地方に行かないと見えない花に出会える。
岩をまたぎながらほどなく東赤石山1706mへ。八巻山方向を振り返る。瀬戸内側は大雲海。石鎚山系も笹ヶ峰から向こう側は雲を纏っていた。
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岩をまたぎながらほどなく東赤石山1706mへ。八巻山方向を振り返る。瀬戸内側は大雲海。石鎚山系も笹ヶ峰から向こう側は雲を纏っていた。
続いて三角点ピークへ。権現越方向は雲の中。
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続いて三角点ピークへ。権現越方向は雲の中。
稜線から雲が沸き上がる。エビラや二ツは見えず。
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稜線から雲が沸き上がる。エビラや二ツは見えず。
ゴゼンタチバナ。アルプス方面では当たり前なのに,西日本では初めて見た。
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ゴゼンタチバナ。アルプス方面では当たり前なのに,西日本では初めて見た。
岩に張り付くイワキンバイ。黄色い花は太陽を浴びて元気に輝く。
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岩に張り付くイワキンバイ。黄色い花は太陽を浴びて元気に輝く。
まだまだつぼみがたくさん。これからしばらく楽しめそうです。
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まだまだつぼみがたくさん。これからしばらく楽しめそうです。
八巻山への岩稜ルート。トラバース道を上り下りしながら進む。橄欖岩の岩場は花のパラダイス。あっちにもこっちにもコウスユキソウ。
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八巻山への岩稜ルート。トラバース道を上り下りしながら進む。橄欖岩の岩場は花のパラダイス。あっちにもこっちにもコウスユキソウ。
タカネバラに拝謁。尾瀬の至仏山で見て以来。この時期,登ったことがない東赤石の楽しみを発見。
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タカネバラに拝謁。尾瀬の至仏山で見て以来。この時期,登ったことがない東赤石の楽しみを発見。
つぼみばかりと思っていたら,立派なシコクギボウシが。オオバギボウシほど派手でない分楚々としている。
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つぼみばかりと思っていたら,立派なシコクギボウシが。オオバギボウシほど派手でない分楚々としている。
シコクギボウシは岩場に張り付いて準備中。登山道の周辺はホソバシュロソウやシライトソウがいっぱい。シライトソウは山頂周辺の主役。
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シコクギボウシは岩場に張り付いて準備中。登山道の周辺はホソバシュロソウやシライトソウがいっぱい。シライトソウは山頂周辺の主役。
ホソバシュロソウ,アップで。夏の訪れを感じる花です。
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ホソバシュロソウ,アップで。夏の訪れを感じる花です。
タカネマツムシソウを一株発見しうれしくなる。白山で見て以来です。稜線は夏の花のパラダイスでした。
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タカネマツムシソウを一株発見しうれしくなる。白山で見て以来です。稜線は夏の花のパラダイスでした。
ときどきタカネバラ。花は盛りを過ぎているようだ。
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ときどきタカネバラ。花は盛りを過ぎているようだ。
岩稜を歩いて八巻山1696mへとうちゃこ。ここで簡単ランチタイム。
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岩稜を歩いて八巻山1696mへとうちゃこ。ここで簡単ランチタイム。
新居浜の町は雲の下。雲の向こうに燧灘が広がる。
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新居浜の町は雲の下。雲の向こうに燧灘が広がる。
八巻山から岩場を下りオカメ岩へ。途中の岩陰に小さなピンク色。ユキワリソウがぎりぎり残っていた。先達のレコで拝見したキバナコマノツメは終わっていたよう。
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八巻山から岩場を下りオカメ岩へ。途中の岩陰に小さなピンク色。ユキワリソウがぎりぎり残っていた。先達のレコで拝見したキバナコマノツメは終わっていたよう。
生き物のように雲が青空へと沸き上がる。南方向,大座礼山は雲の中に入り始めた。
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生き物のように雲が青空へと沸き上がる。南方向,大座礼山は雲の中に入り始めた。
オカメ岩小休止で定番写真。通りがかった方に撮っていただきました。
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オカメ岩小休止で定番写真。通りがかった方に撮っていただきました。
石室越まで行こうかと思ったが,そのまま山荘へ。泊まれたら楽なのになあ。奥の方に幕営地や水場あり。
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石室越まで行こうかと思ったが,そのまま山荘へ。泊まれたら楽なのになあ。奥の方に幕営地や水場あり。
八巻山の青空。見納め。
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八巻山の青空。見納め。
開かれた場所にはテン場あり。眺望はない。次回はここか?
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開かれた場所にはテン場あり。眺望はない。次回はここか?
山荘の裏手にはピンクのシモツケ。花盛り。
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山荘の裏手にはピンクのシモツケ。花盛り。
山荘を出て帰路は瀬場谷ルートで下りる。分岐でツマグロヒョウモン子ちゃんが目の前に出てきた。こんな高い場所にも住んでいる。
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山荘を出て帰路は瀬場谷ルートで下りる。分岐でツマグロヒョウモン子ちゃんが目の前に出てきた。こんな高い場所にも住んでいる。
瀬場谷ルートはゲキ坂。沢鳴りを聞きながら渡渉を繰り返す。朽ちた心もとない丸太の橋が何度も登場。沢が近いので冷却水はかぶり放題。
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瀬場谷ルートはゲキ坂。沢鳴りを聞きながら渡渉を繰り返す。朽ちた心もとない丸太の橋が何度も登場。沢が近いので冷却水はかぶり放題。
花が地面に積もっている。見上げるとナツツバキ。もうほぼお終い。
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花が地面に積もっている。見上げるとナツツバキ。もうほぼお終い。
立派なオオヤマカワゲラにご対面。渋い色の羽が美しい。子どもの頃は田舎の川にはフツウにいる虫だった。川の石をひっくり返して幼虫を探し,ハエ(オイカワ)を釣るエサに使っていた。幼虫は石の下に管のような巣を作って籠っていました。
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立派なオオヤマカワゲラにご対面。渋い色の羽が美しい。子どもの頃は田舎の川にはフツウにいる虫だった。川の石をひっくり返して幼虫を探し,ハエ(オイカワ)を釣るエサに使っていた。幼虫は石の下に管のような巣を作って籠っていました。
バイケイソウ群生あり。下左,ナルコユリは葉の中央に白い筋が。こんな葉っぱあったっけ?ミズタビラコ,ミヤマムグラと小さな花が続いた。
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バイケイソウ群生あり。下左,ナルコユリは葉の中央に白い筋が。こんな葉っぱあったっけ?ミズタビラコ,ミヤマムグラと小さな花が続いた。
ツクバネソウも。
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ツクバネソウも。
今日見つけた,「まだ」の花たち。どんな風になるのでしょう?
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今日見つけた,「まだ」の花たち。どんな風になるのでしょう?
フ○バ○ン系。咲く時期に行ってみたいが,その頃は熱中症になりそうです。
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フ○バ○ン系。咲く時期に行ってみたいが,その頃は熱中症になりそうです。
八巻山から下りてこられた方とお話しし,土日限定のジェラテリア Ghiro(じーろ)へおじゃま。手づくりジェラートが並んでどれもおいしそうでした。オーダーはミルクとラム・レーズンで食べ応えばっちり。お店のオーナーさん,赤石山のことにお詳しく,ご紹介していただいた方ともども,山話でくつろぎのひとときでした。左上はリスが齧った松ぼっくり。ホシガラスには会えなかったがいろんな出会いに感謝する😊。
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八巻山から下りてこられた方とお話しし,土日限定のジェラテリア Ghiro(じーろ)へおじゃま。手づくりジェラートが並んでどれもおいしそうでした。オーダーはミルクとラム・レーズンで食べ応えばっちり。お店のオーナーさん,赤石山のことにお詳しく,ご紹介していただいた方ともども,山話でくつろぎのひとときでした。左上はリスが齧った松ぼっくり。ホシガラスには会えなかったがいろんな出会いに感謝する😊。

感想

日曜朝から☀マーク。四国方面,この時期に訪ねていなかった花の東赤石へ。先達のレコを見て期待ばかりが高まる場所。いつもながら予習不足だが行きます。
朝7時前に筏津Pへ。支度をしてゆっくりスタート。駐車場の車は結構な数。この次期で梅雨の晴れ間とあっては,皆さん考えは同じのよう。
筏津は朝からピーカンだった。瀬戸内側からは雲が沸き,道中は林の中でもあったので太陽にやられずに済んだ。それでも夏,やはり暑い。もう少し暑ければ熱中症の不安も。
滝の縁は涼しい風が吹き下りてきて心地よい。山頂直下までの登山道が一番暑かったが,途中で出てくる花木を楽しみながら稜線へ向かう。稜線に出るとイワキンバイ,コウスユキソウ,シコクギボウシ,ホソバシュロソウが岩場を彩り,楽しいことこの上なし。
雲に遮られて,石鎚方面や瀬戸内海の眺望はなかった。しかし,青い空と白い雲があるだけで気持ちも☀。アルプス方面を思わせる花の咲きっぷりが,さすがの東赤石山だった。次はよい時期に別のものも見たくなる。
泡の出る飲み物もいいが,帰路のジェラートで一日の疲れがとんだ。

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コメント

satopanさん、こんにちは😃
行かれたのですね。暑かったでしょう。
でも橋も整備されて歩きやすくなっていたと思います。
タカネバラ見に行きたくなりました😊
ミヤマフタバランとコイチヨウラン、今年も見に行きたいなあ。
山頂までのアプローチが大変なので一大決算がいりますが😆
お疲れ様でした
2023/7/4 6:39
aoitoriさん,こんにちは。コメありがとうございます。
この時期の楽しそうなレコに触発されて行ってみました。さすが花の百名山!だけあって,西日本ではあまり見かけない花に多く出会えるよいとこでした。これから後もいろいろ登場しそうですが,暑さと長いアプローチに負けそうです💦。いいもの見たくて足を踏み入れてしまいそうですけど😅。
2023/7/4 12:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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