予想以上に厳しかった!聖岳東尾根敗退記


- GPS
- 60:14
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,221m
- 下り
- 2,843m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:23
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:05
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:30
天候 | 12/31 晴天、気温もあまり低くなかったが、夕方ごろより寒気が入りはじめ、雪へ 1/1 吹雪。樹林帯の中でも西からの強風が脅威でした。標高2250mでは日没後-20℃ほど? 1/2 晴天→昼過ぎから曇り、雪。やはり-20℃ぐらい? 1/3 夜明け前まで雪、日の出からは一日じゅう晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
笠張峠のあたり、畑薙ダム周辺は路面凍結していました。 土砂崩れも日常茶飯事のようで、井川集落の手前で新しい土砂崩れに遭遇し、たまたまいらした地元の男性2名と3人で力を合わせて岩を撤去、ぎりぎり車が通れるスペースをつくって通過しました。 帰りには跡形もなく片付けられており、慣れっこなんだろうなあと感じさせます。 道路の規制などはこちらで要確認です。 http://ikawa.ooi-alps.jp/aspsrv/asp_news/news.asp?DATE=20150105&ID=241 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目のGPSデータが消失してしまいました。 1日目の行動は、畑薙ダムから10kmほど手前のてしゃまんくの里(井川オートキャンプ場の向かい)で前泊、沼平を7:30ごろ出発。4時間半林道を歩き、昼頃登山口に到着。BPとしてよく使われる出会所跡(跡といってもなにがあるわけではない)を通過し、トラバース気味に東尾根の末端にとりつき、若干登った1550m付近の平坦な場所でテントを張りました。 携帯電話電波状況 聖沢登山口・出会所跡・ジャンクションピーク ドコモ・ソフトバンクともに入らず 白蓬ノ頭直下(2600m)ドコモ使用可 水場 出会所跡から10メートル進んだところにある沢から採れる。 今年は特に雪が多いとのこと。 1日目の1550m付近のBPでスノーシューを履いて整地し、テントを張ろうとスノーシューを外したら膝まで埋まる。 2250mジャンクションピークまでの登りはサラッサラのパウダースノーで、スノーシューで踏んでも踏んでもなかなか固まらず。 時折スノーシューでも膝以上に埋まるという状況。 ジャンクションピークから白蓬の頭までもあまり状況はかわらず、白蓬の頭手前の急斜面は非常に厳しいラッセルとなる。 自分たちの技量では、スノーシューがなければとても白蓬の頭までは達しなかったであろう。 出会所からジャンクションピークまでの尾根は急斜面で支尾根が多いが、ペンキやテープの目印は豊富で、慎重に探して地図と照らし合わせればあまり心配ないが、最低限の地図読み能力は必須。 |
その他周辺情報 | 正月のUターンラッシュのせいで、東名は深夜1:30でも渋滞! 足柄PA内にある温浴施設に寄りましたが、綺麗でなかなかよい施設でした。 |
写真
hibaはレッドホット、kameはメリノホワイト。
それでもやはり寒い時は寒いです。
厳冬期の寒気の入った3000メートル峰だとファントムガイドみたいなゲーター付きの2重靴がいいのか??
装備
個人装備 |
カメラ
筆記具
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
タオル 1
携帯電話 1
防寒着 1
テルモス 1
時計 1
非常食 1
ストック 1
ピッケル 1
アイゼン 1
シュラフ 1
シュラフカバー 1
エアマット 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
スノーシュー 1
水筒 1
スコップ 1
|
---|---|
共同装備 |
コッヘル 1
ガス 3
バーナー 1
食料5日分 1
テント(フライ) 1
行動食5日分 1
旗竿 4
|
備考 | さらなる防寒対策、軽量化が必要。 |
感想
もう七草も過ぎてしまいましたが、
あけましておめでとうござます!
年末年始バタバタして皆様の素敵なレコにもご挨拶にいけずごめんなさい。
今年も素敵な山に、人に、出会えることを祈っております。
年末年始、今年は運よく5日間とれたのでお休みまるっと使ってまたもや畑薙ダムへむかいました。
まあ予想通りアクシデントがいくつかありましたがまずはアプローチから始まりました。
車中泊を予定していたてしゃまんくの里のほんの手前で夜11時過ぎに林道を歩いているおじさまがいるなぁと驚いていたら、目の前を塞ぐ土砂。
hiba一人ではどうにもならなそうな大きさの岩が三つゴロゴロ。
徒歩のおじさまもやって来て「これは無理だら〜」と。
二人で奮闘しているともう一台車がやって来てガタイのいいおじさまが降りてきて三人がかりで大きな岩を道の脇に寄せて車一台なんとか通れるようになりました。
お二人がいなければアプローチ敗退は間違いないです。
本当に助かりました。
ホッと安堵して車中泊、そして夜が明ける前に2014年4回目の畑薙ダムへ向かいます。
畑薙ダムの山岳救助隊詰所前で登山届を出す準備をしていると救助隊の皆様がお出迎え。
登山届を見て「あ〜聖ですか。今年は雪が深いですよ。3パーティー入って皆帰ってきちゃいました」とのありがたい情報をいただきました。とほほ。
「無理せず行ってきま〜す」とご挨拶して出発!
畑薙大吊橋までは序の口、まだ登山口への1/4くらいか?げっそり。。
去年よりも雪が降ったのは確かのようで林道は凍結箇所が多くて疲れる。
その上、久しぶりのデカザックで肩は痛いし、スタートしたばかりだというのにヘタれるkame。
ようやく14キロの半分をきた所で男女ペアの方と出会う。赤石岳を目指していたが明日からマイナス36度の寒気が入ってきて天気が崩れるので諦めて下山するとのこと。
うん、朝からありがたい情報の連続です。
赤石ダム手前のトンネルで男性二人のパーティーとご挨拶。
こちらも赤石岳組でラクダの背のところでホワイトアウトになり、明日明後日と荒れる予報なので敗退されたとのこと。
おひとりが雪の深さや明日以降のお天気など色々教えてくださってとてもフレンドリーだったのですが、話しながらも「う〜ん、このお方、どこかで見たことある〜〜」と思っていたら、チ〜ンと閃いた!
あのピオレドールを受賞した花谷さんによく似てるのだった。
帰ってきてネットで調べたらやっぱり花谷さんだった!
写真の一枚でもとってもらえばよかったな〜イケメンだったな〜
その後またもや赤石敗退組の男女2人のパーティーとご挨拶しました。
赤石岳は技術的にも聖よりも難しいと思うので悪天だと厳しいですね。
ちなみにトンネル前後は雪崩地帯でガードレールに押し寄せるデブリが残っていたりして不気味でした。
4時間半歩いてようやく聖岳の登山口に到着。
歩き出しはさほど雪がありませんでしたが10分もするとばっちり雪道になりました。
出会所まではトレースがばっちりありましたがこの日は気温が高くなったせいでトラバースする箇所の足場がゆるんでいやらしかった、というか一度ヒヤリハットありました。
登山口から1時間もかからずに出会所に到着。
水の採れる沢も近いしkameはここを1日目のBPにしたかったけど「まだ1時だからもう少し登る」のhiba軍曹の一言で先に進みます。
出会所跡から橋を渡ってトラバースするトレースを辿って進みました。
トラバースを終えて尾根へ取り付く辺りでトレースがなくなり、そこからはツボ足でふくらはぎくらいのラッセル。
ヘたれたkameは先頭をhibaに任せて愚痴をこぼしながらの歩きです。
2時過ぎに幕営によさそうな平坦地があったのでようやく行動終了。
整地をしようとするとツボ足だと膝くらいまで埋もれました。
この日はテント設営後に雪が降り始めましたが標高がさほど高くなかったためか温々と眠ることができました。
翌日、予定通りの悪天。
小雪の中テントを撤収してキツイ登りが始まります。
スタートからスノーシューをはいて、すぐに急登のラッセル。樹林帯の中なのに西からの風が雪とともに強く吹き付けて痛い、辛い、もういやだ。
先頭はhibaに任せて進む。先頭じゃないけど雪が全く締まっていないので2番手でもテンポよく登っていかないとあっという間に足場の雪が崩れる。
スノーシューなのにこのラッセルはなんなのよ〜〜とヘタレながらhibaについて行く。
急坂をラッセルしながら登っているのに冷え込みが激しく風が強いので手足が冷たくなる。
手足を暖めるために不本意ながらトップを代わる。温まったらすぐトップ交代。
スノーシュー履いても腿くらいまで潜る。頑張って頑張って1時間で100メートルしか進まない。その上背中の荷物が重い。
こんなダメダメな考えが頭にグルグルしながら登る。楽しくない。。
2000メートル越えた辺りでhibaのスノーシューが不調で何度も外れるのでまたもやkameがトップ。
四足になって登るような斜面を数メートル先の木を目標に黙々と登る。
目標の木にたどり着くと次の目標を決めて進む。傾斜がちっとも緩まないので「こんなの登れないよ。もういやだ〜戻る〜」と後ろのhibaに叫ぶと「大丈夫、登れる!あとちょっと!」と返される。。
「さっきからあとちょっと、あとちょっとってちっともあとちょっとじゃないじゃん」と激怒プンプン丸になりながらひたすらラッセル。
7時間掛かって700メートル登って2時近くにジャンクションピークにたどり着いた時にはそれ以上進むことを断固拒否。
hibaは白蓬ノ頭まで行きたかったようだけどまだ400メートルの登りで少なくとも4時間はかかるから渋々諦めた。
この日はかなり冷え込むのはわかっていたのにテント設営後靴をすぐにテント内にいれないで前室に置いておいたらインソールが凍りついた。
靴もカチカチになり大反省。なんという初歩的ミス。。
夜あまりに寒くていけないのはわかっているのにシュラフに潜って寝たらシュラフがまんまと濡れた。特に顔のところはビッショリ濡れてそれが凍りつくという最悪の状態。
寝始めは潜ったお陰で暖かかったけど、それが結露に繋がりシュラフが濡れてどんどん寒くなった。
夜中降り続いた雪も日が出ると止みよいお天気。
テントを撤収して白蓬ノ頭へ向かう。
降り続いた雪で前日の自分たちのトレースも消えていた。
前日ほどの急斜面ではないがなかなかの登りが400メートル。
サラサラ雪のラッセルで今日も1時間100メートルのペース。
でもお天気がよく時折木々の間から周囲の山が見えるので楽しい。
予定通り4時間掛かってようやく白蓬ノ頭直下の平坦地にたどり着く。
窪地から少し登って見晴らしのいいところに出ると目の前に東聖岳!
後には富士山がお目見え。
「は〜このために苦しいラッセルをしんだよ〜」と思いながら景色を堪能。
富士山のよく見える風の影響の少なそうな場所を見つけてテント設営。
陽のあたったテントの中でぐっしょり湿ったシュラフを広げて乾かしちゃおうといそいそとテントを設営しているといつの間にか雲がぐんぐんと迫っていた。(涙)
午前中青空キラキラあんなにいいお天気で富士山も赤石岳も聖も見えていたのにあっという間に白い世界に。。
東聖〜奥聖〜前聖への取り付きへ偵察に出発した時にはすでに強風と雪にかわりました。
取り付きまでは平坦なのですがその分吹き溜まりが多くスノーシューでも腿〜腰まで沈むことも。
2700メートル近いのに相変わらずの樹林帯歩きでルートがちょっと判りづらい。
40分位進むとようやく森林限界を出て目の前に白い東聖がそびえる。
どんより白い空に風に雪、でもそこにそびえるラスボスはとてつもなくかっこいい。
東聖への取り付きのルートをhibaと確認して雪もさることながら気温もかなり下がってきたのでテントへ戻る。
2600メートルの幕営地。風は避けられるけれど相当寒くなるはずなので昨晩でしっとり湿ったシュラフを換気に気をつけながらガスストーブちょろちょろ作戦で乾かす。
雪は降り続き明日はどうなるのだろうと不安になりながら就寝。
hibaは寒さに負けて相変わらずシュラフに顔を入れて寝てまたもやシュラフはぐっしょり。
kameはバラクラバ、ネックウオーマー、帽子にマスクで顔を出して寝たところシュラフの湿りは最低限で済んだ。
ただやっぱりそうすると寒いし、その上整地が手抜きで背面が斜めっていたので一定の姿勢でしか眠れず眠れぬ夜を過ごす。。
4日目、4時に起きて外に出るとまだ雪、そして極寒。。
ここで二人の、特にhibaの心が折れた。「もう下山しよう」
朝ご飯を食べてテントの中を片付けて、日の出直前に外に出ると雪はもう止んでいて雲も少なくなっていた。
富士山の横に出始めたオレンジの陽は美しいけど寒い、寒すぎるっ。
寒くて痛くなった手足はテント撤収の作業をしてもちっとも暖まらない。
撤収が終わった頃には聖もよく見えて稜線の風は強そうだけどいいお天気。
でももう帰ると決めた心は動かなかった。
下山開始。
予想通り昨晩の雪で前日の自分達のトレースはほとんど消えていました。
下りですが雪が深いのでスノーシューのヒールブロッカー(踵固定でワカンのようになります)をセットして下りました。
荷が軽ければザクザク降りられるのかもしれないけれど、雪はサラサラで立ち木も多く傾斜もかなりあるので下りでも歩きづらい。
200メートル位降りた時、ちょっとした傾斜のところで前を歩くhibaの足が滑り、掴んだ木が折れて顔から木に激突!
「イッテッ!」の声に近寄って見ると、白い雪面に流血。
「うひゃ〜」と内心思ったけど平静を保ってhibaの顔を見てみると鼻と眉間に数箇所擦り傷があるけど出血は鼻血のよう。
ぽたぽたと鼻血が出るhibaにタオルを渡し、鼻の上の方を押さえてみてもらう。
最初は結構な出血だったのですが数分で止まってホッとしました。
白蓬ノ頭からジャンクションピークまではほとんどノートレースで流血騒動もありましたがかなりの早さで下ってこれました。
無事行きのジャンクションピークのBPに到着。
ここから激下りが始まります。雪もまだまだ深く、スノーシューがないとあっさり膝上まで潜る。
最初はやはりノートレースでしたが1800メートル位からありがたいことにトレースが薄っすら残っていたのでこの辺でこの山行初のアイゼンを装着しました。
行きは出会所跡からしばらく夏道を辿るようにトラバースして西側から尾根にとりついたが帰りは出会所跡に直接降りるトレース&リボンがあったのでそちらを下る。
このルートはかなりのショートカットになりましたがこの辺りから気温が上がりアイゼンの団子がハンパなく数歩歩くと雪を落とすの繰り返しで疲れた。。
ショートカットのお陰で出会所跡に1時過ぎに着いたので本当はここでもう一泊して下山の予定でしたがこのまま下ることに。
登山口に2時前に降り立った。
うちはヘタレ隊なので敗退は何度もあるけど今回はなんとも複雑な気分だった。
そして林道歩きを始めてすぐに感傷的になるのはまだまだ早かったことに気がついた。。
最初の4〜5キロは凍結路に雪が乗っているのでアイゼンのまま歩きました。
例の雪崩れているところをドキドキしながら歩き、あまりの足の重さに1時間半くらい歩いたところでアイゼンをはずす。
最初の10キロ位は地表の出ているところはほどんどなくて滑らないように歩くのに神経を遣いぐったり。
畑薙大吊橋手前で日没になりヘッデン歩き。あっという間に気温が下がってテラッテラに凍った路をどうにか避けながらひたすら歩く。
平坦な道歩きでザックの加重は全て肩にかかり、右肩激痛。(帰ってみたらごりごりに懲り固まってぽっこりコブができていた)
少しは下りだから楽かなぁと思ったが結局行きと同じくらいの時間をかけて沼平ゲートに無事到着!
下山届けを出そうと詰め所前へ行くと、救助隊の皆様が勢揃いでお出迎え。
「聖?予備日も使って明日降りてくるのかと思ったよ。お疲れ様。」と声を掛けていただく。
暗い中の下山だったので謝ると「いいの、いいの。予定通り下山したんだから」皆様にこやかに対応してくださった。
どこまで行けたか、どのくらい雪が深かったかなど話して、「帰りの林道の凍結と小さな落石に気をつけて安全運転で帰るように」と。
別れ際にハッと気がついて「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」と皆様にご挨拶した。
なぜだかここでやっとkamehibaの年明けが来た気がした。
車に着くとワイパーにカマちゃんからのメモが。
やっぱりあの車は二人の車だったんだなぁ。お互いに南アルプスで無事年越しできてよかったなぁとしみじみ思いました。
新静岡ICまでの林道を慎重に下り、日帰り入浴時間を過ぎた白樺荘を泣く泣くパスして帰宅の徒に。
ICの周りはまともなお店がないので高速の初めのSAで今年初めての外食、豚丼とマグロアボガド丼♪
夜10時過ぎだというのに御殿場から渋滞の表示にぐったりして、足柄SAのお風呂に入ってのんびり帰ることに。
温泉ですっきりして、途中のSAで仮眠をとって明け方4時に都内の自宅に到着。
前日は4時起きだったのでまさかの24時間行動!
明け方にビールで乾杯して家の暖かいベッドで就寝しました。
hibaはタイトルに「予想以上」と書いていますが、私は予想通り厳しい山行でした。
kameは基本、志が非常に低いのでよくhibaに怒られますが聖岳東尾根を歩くには私達には足りないものが多すぎました。
脚力、歩荷力、厳冬期3000メートル級をテント泊のための知恵、どれも足りませんでした。
下山して二人で今回の山行について大討論。
kameは「4日目午前中にリミットを設定して聖へ向かい、出会所でもう1泊して5日で下山」が正解だったとすごく後悔しました。
寒さ、下山のラッセルが心配で幕営地より先に足が向きませんでした。
体力以上に心も弱かった。。
情けない4日間、でも自分達の実力を知るためにもよい山行でした。
この山域はやはりとても雄大で静かで美しかったです。
また来ます。ありがとう。
改善点
◎アプローチにチェーンスパイク導入。
◎シュラフを濡らさない工夫。(顔を出して寝るためには上着のダウンがフード付だと有効だろうなぁ)
◎今回珍しく朝も調理して食べたが冬期のテント泊はいろいろと時間がかかるので暖かい飲み物と行動食位が我々にはあっている。
◎さらなる軽量化。(kameのマックパックはやはり冬期の縦走にはあっていない。雪が付きやすいし重い。今度カモシカでアライテントのザック・マカルーを背負ってみよう)
◎靴はちょっとした出入りの後でもすぐにテントに入れる。
よかったこと(少なっ)
◎スノーシューを持っていったこと。
◎白蓬ノ頭まで荷物を担げたこと。
下山後,足が非常に軽い凍傷(変色や水疱はなく痺れだけ)になっていることに気が付きました。
幸い、会社近くに著書で有名な金田正樹先生のいらっしゃる病院があったのですぐに診察してもらい薬を出していただきました。
思っていたより若々しくいかにも昭和の山屋という感じの素敵な先生でした。
コメント
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kameさん、hibaさん 2015年もよろしくお願いします。
今回のレコとても沁みました。
本やネットでの情報以上に現場での経験ははるかに多くのものを吸収できますよね。自分も今回そうでした。1泊2日とそれ以上での雪中泊はまるで違うと思いました。
でも、お互いに支え合ってトレースをつくり目標に向かって進む姿はとても感動しました。
聖東尾根、自分も目標の一つですが簡単ではないことがよくわかりました。それを教えて頂けたのも大きな収穫です。
自分も来年は今年行けなかったあの頂に立ちたいと思っています。
書かれていたように、自分の固定概念の中のスケジュールだとよっぽど運がよくないと3000m峰での快晴登頂は期待できないですね。難しいです。
長期休みは終わりましたが、シーズンは始まったばかりなのでまたレコを楽しみにしています。月末ゆっくりお話を聞かせてくださいね。
metaさん、こちらこそ今年もよろしくお願いします
うちは毎回相当なヘタレレコですが今回はピカイチなのでこんなレコが心に沁みたら
だめよ、だめだめ〜〜
いろいろ未熟なのが年末の集大成で大露見してお恥ずかしいです。
でもまあおみくじで凶を引いたときのようにこれよりひどいことにはなかなかならなそうなので自慢の前向き思考で今年もお山を楽しみたいです
そうですね、長〜い雪のシーズンは始まったばかりですね。
月末はこちらこそよろしくお願いします
kamehibaさん、こんにちは。
年末年始ですごいところ行かれましたね。
雪深い長い歩きはつらかったことでしょう。
チャリやスキーがほしくなりますよね。
凍傷、早く治るといいですね。
わたくしは1月2日に易老渡側から
聖岳・光岳に行こうと考えていたのですが、
根性がなくて別の山に変更してしまいました(笑)。
ほんとうにお疲れ様でした。
shibayan88さん、こんにちは!
ラッセル、かなり覚悟していたはずなのですが我々の覚悟なぞぶっとんだ雪深さでした。
ここの林道歩きは本当に苦行で辛かったです
この辺りの山域は厳しく美しいですのでshibayan88さんのレコがいつかあがるのを楽しみにしてますね
凍傷、ほんとに早く治ってくれないと困ります
コメントありがとうございました〜
こんにちは、kame&hiba様〜!
三行半ギリギリ男のカマセンでございます(^^)v
&今年も山にヤマレコに宜しくお願いしますm(__)m
いや〜お待ちしておりました!と言うか、今回心も体も消耗しきってしまいレコは上げないかなあと思っておりましたが(^-^;
どこの山域もそうですが、今年は降雪量がかなり多いみたいですね、それでも白蓬の頭まで辿り着くとはサスガのお二人です
今年も各地で遭難・事故が起きていたので心配しておりましたが、無事の下山こそが何よりも「山行成功」ですよね。
そして経験から学ぶことはかなり多いですね、雪山は。
学ぶためにはそこそこ痛い目をみる必要もありますから、その辺りの線引きはとても難しいですが(^-^;
テント泊快適グッズの数々参考にさせて頂きます!
ワタシも新しいインソールが欲しいです、緑は硬く寒い(>_<)
そのようなワケで、また落ち着いたらパフパフのモフモフで宜しくお願いします
カマちゃん、ちは〜
ほ〜んと今回は身も心も疲れました〜
その上新年早々仕事も山盛り
カマちゃんの仰るとおり「そこそこ痛い目」の加減が難しいですねぇ。
インソールにGPSにツェルト、新年早々欲しいものが多くって困るね
是非是非、パフパフのモフモフしましょう
D−chanにもよろしくです〜
kameちゃん、hiba軍曹、こんばんは〜
南に行かれたってことは拝見してたのですが、なかなかレコが上がらなかったので、どうなったんかな〜
なかなか大変だったようですが、今回も素晴らしいファイトに乾杯
なんだかどんどん遠のいていくお二人が眩しいばかりですが、きっと、hiba軍曹の頭の輝きなんでしょう
ちょっと疲れた時の居酒屋FRE、今年も待ってるよ〜
フレさん、あけおめ〜ことよろ〜
よそ様より短いお休みなのにがっぽり山にはまっていたのでレコに時間がかかってしまいました。
いつもはファイトだけが取り柄なんですが今回は特にkameはファイトもなかったですよ
そうそう、眩しいのはhibaの頭の輝きで。。って違うがな
ちっとも遠くないから今年も一緒に遊んでくださいね〜
そうそう、膝痛はいかがですか?
kameも去年の夏は膝痛悩まされました。
雪山は膝に優しそうだからたっぷり雪を堪能してくださいまし〜
かめひばさん、こんばんは。
いや〜厳冬期の南ア…只でさえアプローチがキツイ南アが更に遠い…
今年は関西も雪が多いです
正月なんか我が家で30センチ以上積もりました…
大変な下山行程だったみたいですが、やっぱりこういう経験って何事にも代えがたい貴重なものなんでしょうね。
救助隊の皆様の無事下山出来たんだから…これが本当に一番の財産なのでしょう
遅くなりましたが今年もどうぞよろしくです
utaotoさん、こんにちは!
南アルプスのこの辺りは本当に遠いですがそれでも通ってしまうくらい
魅力のある山域ですね。
辛いし、寒いし、根性ないし、なんだかなぁの山行でしたが山の中に入れただけで幸せだったりもします
京都の雪、凄かったんですね
下山してSAのTVのニュースを見てびっくりしました。
近くのお山でもたっぷり雪山が堪能できますね
こちらこそ、今年もよろしくお願いします
序盤の、アプローチでのアクシデント、
登山始めてからの、他の入山者の方々の
ありがたい?お話、
きれいなお写真など
楽しそうな雰囲気だな〜と思いつつ
読み進めて、日にちが経過してくごとに
状況が、壮絶になってきて。。
大変でしたね。凍傷、軽くすんで
何よりです。
完全武装な装備でも、アクシデント続きで。
お二人だからこその、素晴らしい記録
感動しました!!
雪山での聖岳、僕にはとても
およびつかない世界ですが
ぜひ、登頂を果たされますように
願ってます。
komakiさん、あけましておめでとうございます
今回のルートは避難小屋もなく、自分達で全てをまかなわないといけないので
実力不足が見事に露呈しました
なかなか樹林帯を抜けられず眺望は少なかったのですが
たまに見えた南アルプスの白い山々は本当に神々しかったです。
はい、めげずに精進していつか登頂できたらうれしいです。
ありがとうございます
今年もどこかのお山でお会いできるとうれしいです
こんばんわ、kamehibaさん
遅ればせながらお邪魔させていただきま〜す。
うぅ〜〜、レコ読んでいるだけで、
行きの林道での土砂崩れ、岩をどかして・・・
のっけからヘトヘトになりそうです
スノーシューでもラッセルですか!!
もう私は疲れ切って、一歩も歩けません
こんな極寒に身を置いた事もなく、ただただビックリする事ばかりです!
kamehibaさんのパワー、すごいですね
読んでいると、こんな事もあんな事もあるんだな?
と、とても興味深く読ませていただきました。
年末年始は荒れたんですね。
3日目に晴れ間が出て見えた景色、写真で見るよりもっともっと素晴らしかったのでしょうね。
今のところ私には行けそうにないので、これからもお二人のレコで本格的な雪山、
暖かい部屋の中で楽しませていただきますね〜〜
雪がない時期には、私も未踏の笊ヶ岳に行ってみたいです。
pikachanさん、こんにちは!
パワーだったらpikachanさんの方が断然あると思いますよ!
うちはもの好きで遠出するだけですから
でも、行きの土砂崩れは本当にドキドキもんでした。
おじ様2人がいなければドライブ4時間で敗退の危機でした。
あっ、そしたら暖かい部屋でぬくぬくお正月を過ごせたのかっ。
しまったっ
笊ヶ岳もよさそうですね!
今年もpikachanさんのレコ、楽しみにしてますね!
厳冬期聖岳東尾根をプランニングするだけですごいです!
本当にお疲れ様でした
寒がりの私は確実に無理ですが、こういう世界は本当に神々しいですね
1時間で100mのラッセルというところで、如何に大変かというのが想像つきます
でも本当にご無事で良かったです。凍傷は大丈夫でしょうか?
次回、聖が微笑んでくれるといいですね
また色々とお話聞かせて下さいませ。
今年もよろしくお願いいたします。
(by pen妻)
Pen妻様〜コメントありがとうございます!
畑薙ダムまでの運転、4時間半の林道歩き、だったらもっとアプローチのいい
ところへ行って山の中を歩いた方がいいんじゃないかと何度も思いました
それでも足が向かってしまう魅力的な山域なんですよね。
奥様も大好きな山域だって前に旦那様もコメされていましたよね〜
ラッセルなしの雪山なんて雪山じゃないって本物の山屋さんは思うんでしょうが
今回はまさか連日のラッセル、山中で誰にも会わないとはさすがに想像していませんでした。
はい、次回は是非より高いところへ行きたいと思います。
ありがとうございます
こちらこそ、今年もお山でキャンプでご一緒したいです。
よろしくお願いします。
kameさん、hibaさん、こんにちは
白馬のヴィラ.ワンハンドレットで計画を聞いた時から『スゴイことやるなぁ』と感心しておりましたが、冬の聖への果敢なアタックはピークに行けずとも十分過ぎるくらい賞賛に値します(⌒^⌒)b
長い行程に寒さに負けないテント泊、スゴとしか言いようがないです(*´▽`*)
ホントにお疲れ様でした☆
あ、アプローチにチェーンアイゼンは私も今期初導入しましたが、かなりの戦力ですね♪
私も今後は重宝しそうです(*^^*)
次は何処に登られるのか、またレコを楽しみにしてます♪
またヴィラワンハンドレットでも、新宿岳でも、はたまたゲレンデやお山でも、機会があれば宜しくお願いします(^o^)/
タイさん、こんばんは〜
ピークにはあまりこだわらないのですが、今回は過程がお粗末でした。。
でも得るものはたくさんあったのでよい山行だったと思います。
4日間も山の中に居られるのはなかなかないので幸せでした〜〜〜
チェーンアイゼン、今回軽量化なぞと思って持って行きませんでしたが
次回は絶対に持っていきます。
足元をずーっと気をつけながらの14キロはヤバイです
はい、また今年もお山でご一緒できるとうれしいです!
kameさん、hibaさん、こんにちは〜
とってもハードな行く年&来る年の山行をされたんですね
テン泊でのシュラフの濡らした寒さのところなんか、レコを読んでる
こちら側も寒さが伝わって来ましたよ
急登にラッセルもお疲れ様でした。
参考にしたいですが、真似できませんな
私、年末にマカルー80を
カモシカスポーツで買っちゃいました(笑)
私的には、シンプルでいいなと思いましたよ〜
冬期用に買ったんですが、いつ、使うんだろ的な
kameさん&hibaさんのように男前山行ができるように精進していこうと
思いましたっ
doritosさん、こんばんは〜〜
ヘタレ山行なので真似しちゃだめですよ〜〜
結局、ガスストーブチョロチョロ大作戦でシュラフはかなり乾いたのですが
朝起きてシュラフを触った時は絶望的になりました
おぉ、マカルー80ですか!
私も一昨日マカルー70買っちゃいました。。
パッキングがちょっと難しそうですがこれですでに1.5キロくらい軽量化されました。
とこかのお山でマカルー兄弟に出会えるとうれしいです
doritosさんのレコも楽しみにしてますよ〜
オソコメ失礼。
毎年凄いなあ。
敗退しても、こんなトコ計画できるだけ凄いですよ〜〜〜
悔しいだろうけど、また次に
怪我や凍傷、軽くて良かったね。
大事にしてね。
私は処々の事情で現在冬眠中です。
体重ばかりが増えていく今日この頃、凍傷以上の恐怖を感じる〜〜〜
来月あたり、都合が会うようなら、一山付き合ってね〜〜〜
tekuさん、こんばんは!
tekuさんの元気なレコが上がらないので「年末年始でお仕事もご家族との時間もあって忙しいのかな」って話してたんですよ。
早く山へ戻れるといいですね。
今回は自分たちに情けなくって悔しかったです
凍傷や怪我も自分達の不注意なのでお恥ずかしいです
はい、今年もぜひぜひお山をご一緒させてください!!
こんにちは。
年末年始はきっとハードな雪山を計画しているのでは…と思っておりました。
いや〜私には到底無理な世界でして。
ぬくぬくしたお部屋で、キレイなお写真を拝見させて頂きました。
軽〜いお山に行きたくなったら声かけて下さいませ。
何より無事の下山良かったです。
お疲れさまでした。
keroさん、あけおめです
無駄に(私たちには)ハードな山行でした〜
ぬくぬくしたお部屋が一番ですよ
この時期に20キロ近く歩いているのに「軽〜い」なんて騙されませんよ
今年もぜひぜひ一緒に山歩きしましょうね
山中泊でもキャンプでも下界でももちろん
よろしくおねがいしま〜す
kamehibaさん☆こんにちは
その年によって雪が多い少ない、天候やタイミングだったりで、登頂出来るかできないかはあるとは思いますが、この時期に何日もかかる雪山に入ってチャレンジしてみようと思う気持ちはとてもスゴイなぁと思います
もちろん、ソロで雪山に入られる人も多くいらっしゃいますが、お二人で力を合わせて頑張ったからこそ分かち合える喜びだったり悔しさだったり・・
つい入り込んでしまった私は、最後の救助隊の方が言ってくれた言葉『いいの、いいの。予定通り下山したんだから』と読んだ瞬間
とても素敵なレコをありがとうございました
また今年もkamehibaさんお二人のレコを楽しみにしてます
kchanさん、心に沁みるコメントありがとうございます!
私達はひとりだと足りないものがたくさんあり過ぎてソロは到底無理ですが
今回は二人で1人前にもなれませんでした
反省ばかりが言葉になって実は帰りの林道歩きではちょっと口ゲンカにもなりました。
でも暗い沼平ゲートのゴールでの会話でなんだかとってもすっきりしたのです。
なんとも上手く表現できないのですが。。
kchanさんのコメントを読み返して「あぁそんなに悪くない山行だったのかなぁ」と思えるようになりました。
ありがとうございます。
今年もkchanさん達の、kchanさん達にしかできない山歩きをしてくださいね
朝日にガッツポーズのレコ、楽しみにしてます!
kameさん、hibaさん こんばんは
聖岳東尾ご苦労様です。
正月に聖チャレンジ立派です。
更に2人だとラッセルに相当体力を消耗しますね
無事下山何よりです。
もうあまり偉そうなことは言えませんが昔冬山では登山靴は雪を払いシュラフの中で抱いて寝てました。
テントの中で2人で抱き合ってどうすんのよ
靴を抱いてあげてください
靴は命の次に大事凍したら最後
ヒザまである羽毛のテントシュ−ズをお買い下さい。2人一足でいいです。
更なる飛躍を
今年もよろしく
tenさん、こんばんは!
覚悟はしていましたが連日のラッセルは厳しかった〜〜
もっと体力をつけないとだめですね〜
靴のことは本当に本当に反省しきりです。
結構痛い目にあったので次回からは寝るときは一定の距離をあけてその間に
靴を置いて寝ます
アドバイスありがとうございます!!
びよ〜〜〜ん、と飛べるといいなぁ
今年はどこかのお山でお会いできると嬉しいです。
女子限定でしたらhibaはお留守番させますからぁ
サザンの“勝ってにシンドバッド”♪の替え歌でどうぞ
サンハイ♪(/°°)/ ̄
「さっきからあとちょっと、あとちょっとってちっともあとちょっとじゃないじゃ〜ん♪」
って歌えそうですね
kameネギさん hibaアトチョッタさん
改めまして “新年おめでとうございます”激寒の年越し聖トライお疲れさまでした
アップさっき気づきました
凍傷と肩の腫れ大丈夫ですか〜?
centは寒がりなので、雪山は挑戦しませんが、kamehibaさんの記録を見せていただき大変感動致しました
経験に基づく緻密な計画と、山屋に必要な体力の増強・高度なテクニックの習得・的確な判断力・強靭な意志そして、森羅万象見据えた生体保持の為の決断 素晴らしいです
本年も宜しくお願致しま〜す cent & K
centさ〜ん♪、今年もよろしくです〜〜
centさんとおKさんの2014年のお山のレコ、見ましたよ
去年もたくさん素敵なお山に出会ったのですね!
替え歌付きコメ、ありがとうございます
新年早々、縁起がよいなぁ
ほんと、あの「あとちょっと」攻撃には
centさんが書かれているような、そんなに素晴らしい山行ではなかったんですが
そう言ってもらえるともっと頑張らなきゃって思います
肩は湿布で凹んだ
凍傷は本当に軽症なのですが初めてなったのでちょっとビビッてます。
今年もお互いに素敵なお山に出会えるといいですね
去年は念願のponzuさんと天使様?遥嬢?にお会いできたので今年はcentさん達にも
是非お会いしたいで〜す!
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