清八峠〜本社ヶ丸〜角研山
山梨県
harutake
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,200m
- 下り
- 1,191m
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| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年02月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・登山ポストは笹子駅と清八峠入口にあり。 ・清八峠〜本社ヶ丸間は岩場を数カ所通過します。（一か所残置ロープあり。） ・本社ヶ丸周辺〜角研山周辺は、灌木のトンネルや雪氷に重く垂れさがった枝を掻き分けながらの前進となる為、高低差はさほどないがスピードがあまり出ない。 ・一帯の山腹は植林が進んだ杉林ですが、稜線付近は自然林が多く秋にも楽しめそうです。 ・角研山(1377ｍ地点)〜庭洞丸(1000.6ｍ地点)のルート及び山名は、｢電子国土」の地図には記載無し。市販のハイキングマップをお勧めします。 ・庭洞丸(1000.6ｍ地点)三角点からの下山路は、雪の下に落ち葉が積もっていたり、柔かい土で足をとられ歩きにくい。 ・笹子駅周辺は、自動販売機程度で飲食店等は何もありません。 |
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感想
当初13日(土)に山行を予定していたが、天気予報により14日(日)へ変更。
正月から左足甲部の腱鞘炎？に悩まされ、今年初めての山行です。
不安を抱えつつも、痛みが出た場合の伸縮ｻﾎﾟｰﾀｰ（Mueller社製ﾜﾝﾀﾞｰﾗｯﾌﾟｱﾝｸﾙ:低ｺｽﾄでｽｸﾞﾚﾓﾉ)も準備して山行決行！（痛かったらｴｽｹｰﾌﾟﾙｰﾄで下山できるかなぁ･･･。）
笹子駅に7時過ぎに到着。先頭の方の車両に乗ってしまった為、ホームの初狩駅側端にある出口には気付かず、下車後に進行方向へ歩いてしまい、ホーム出口階段を降りたのは一番最後になってしまった。
まずはトイレで出すもの出してから出発！と思ったが、皆さん同じ考えのようで、遅れを取った為に駅のトイレは順番待ち…。
あわよくば（調子がよければ）三ッ峠まで足を伸ばそうと考えていたが、出鼻を挫くタイムロスで駅を出発できたのは7時半をまわってしまった。
国道２０号を車に煽られながらトボトボと歩くのはツマラナイと思い、駅から右手に廻り込んで、線路脇の道をカラ沢（穴沢？）へ向かう。
前日の降雪で道路には新雪が積り、先行者の車か轍が二本続いている。
舗装路から林間の山道に入り、カラ沢の沢沿いを辿る。途中 工事資材置場の先で分岐し、橋を潜って林道へと上がる。
冬山装備（といってもﾌﾘｰｽｼﾞｬｹｯﾄ＋15年前の北壁ｺﾞｱﾔｯｹ＋ｶｯﾊﾟｽﾞﾎﾞﾝ）に汗を感じ、林道に上がったところで上下一枚脱ぐ。
青空と対面する滝子山の雪化粧とのコントラストが綺麗だ。林道の路面は前日までの積雪に覆われ、通行止で車の轍も無く、踏み跡も雪を被り薄っすらとしか見えない。風もなく、遠く中央道の喧噪も雪に吸い取られ音がしない。山を独りじめしている感覚。
林道を進み、発電所脇を通り抜け、いきなり開ける伐採跡が清八峠登山口。ここで軽アイゼンを取り出す。踏み跡にはアイゼン無しで登っている人もいるようだが、今回の山行の目的の一つは、「アイゼン歩行練習」。夏に白馬で使って以来２度目。記憶を呼び戻しながら装着。
ここから清八峠へは一気に高度を上げていく。運動不足の下半身に鞭を入れ、踏み跡を確かめながら着実に高度を稼ぐ。太腿の筋肉が段々目覚めてくるのが判る。伐採により風によく晒されるのか尾根の枝には、樹氷（霧氷？）がよく付いている。喉が渇き時々それを口に含みながら進む。
この頃からガスってきて、清八峠に上がる頃には辺りは白・黒・灰色のみ。この天候では清八山から三ッ峠方面へ足を延ばしても眺望は望めないと諦め、当初計画通り本社ヶ丸に向かう稜線へ進む。
幾つか岩稜が現れ、その度「これが本社ヶ丸山頂か？」と惑うが、どうも雰囲気が違うような…。
豪雨の白馬での教訓で防水ﾏｯﾌﾟｹｰｽを購入し、「電子国土」よりﾌﾟﾘﾝﾄｱｳﾄした地図を入れてきたのだが、確認しようと広げて見ていると、中に入った雪が溶けて地図が滲んでいく…。
寒さでﾛｰﾙｱｯﾌﾟ部に亀裂が入ってしまったらしい。そのﾏｯﾌﾟｹｰｽも灌木のﾄﾝﾈﾙを潜っているうちに、ｻﾞｯｸのｻｲﾄﾞﾎﾟｹｯﾄから落としてしまった。
誰もいない本社ヶ丸山頂に到着。やっぱり富士山は見えないなぁ（当たり前）。
独り占めで昼食かなと思いきや続々と人が現れ、たちまち狭い山頂は一杯に。
ﾗｰﾒﾝを作りｺｰﾋｰを淹れたりｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞやっていると、皆さんﾃｷﾊﾟｷと食事を済ませ続々と出発して行く。
「どなたか地図忘れていますよ〜」と声を掛けている方がいて、ふと見上げると自分のﾏｯﾌﾟｹｰｽがその手に…。後続のどなたかが拾ってくれて山頂に置いてくれたらしい。
下山路の情報を聞き、ﾊｲｷﾝｸﾞﾏｯﾌﾟを見せて貰って、自分が目指していた船橋沢を降りるルートの手前に、角研山から尾根道を下るルートがある事を教えていただく。（※国土地理院の地図には載っていない。）
稜線をたどる道は、落葉樹林の中を通っていて、本来見通しが良く歩き易いはずだが、着氷により垂れ下った枝を、搔き分けながら進まなければならず煩わしい。
角研山分岐からの尾根道は踏み跡が続き、時々忘れたころに現れる道標もあるので、ルートロストの危険は少ないが、正規の登山路ではないような雰囲気…。
地図上に記載がないので、等高線とコンパス、鉄塔を目印として位置を確認していく。
距離はさほどではないはずだが、下りでのアイゼン装着感が悪く、度々付け直したこともあり、登りよりも時間が掛ったように思える。
ﾓﾝﾍﾞﾙ社製ｱｲｾﾞﾝとﾀﾞﾅｰ社製ﾌﾞｰﾂ27�僂鷲�が合わず相性が悪いようだ（当たり前？）。
駅について次の電車まで時間があったので、帰りの電車でビールでもと周辺を探したが、お店は見つからず、おとなしく帰路につきました。
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