記録ID: 572218
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ハイキング
甲信越
新春の滝子山 笹子駅→寂ショウ尾根→山頂→初狩駅
2015年01月10日(土) [日帰り]
山梨県
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,247m
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標高グラフを拡大コースタイム
笹子駅9:00→桜公園9:25→寂惝苑9:35→大鹿林道出合9:55→稜線出合11:25→11:45滝子山山頂11:50→桧平12:15→立河原・藤沢分岐12:40→水場12:55→林道終点13:20→登山口13:30→初狩駅13:55
| 天候 | 快晴 山頂付近は強風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
日野駅→高尾駅→笹子駅 【復路】 初狩駅→高尾駅→日野駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
JR中央線・笹子駅（ささごえき）→寂ショウ尾根（寂惝尾根＝じゃくしょうおね）→滝子山（たきごやま）→JR中央線・初狩駅（はつかりえき）のルートについて記入します。滝子山は、「山と高原地図」では「��24大菩薩嶺」編に記載があります。 【笹子駅（ささごえき）→寂惝苑（じゃくしょうえん）】 JR中央線・笹子駅からは国道20号線（甲州街道）を大月方面に「吉久保入口BS」まで歩きます。BSまでは20分程度でしょうか。 BS脇には「←滝子山」の標識がありますのでこれに従って左折し、JR中央線を潜ります。 次に、突き当たりを右折し、稲村神社まで来たら左折。神社を右手に見ながら舗装路を歩いていきます。要所に標識が出ているので迷うことは無いと思います。 神社先からは、いよいよ「三つの頭」を持つ滝子山がよく見えるようになります。緩やかに登りながら中央高速道にかかる橋を渡ると、その先の右手には桜公園があります。公園を見ながら更に歩くと、舗装路は右に折れて沢を渡ります。そこから100m余先に、寂惝苑とその先に続く寂惝尾根への分岐があります。 木製の立て看板に「寂惝苑」と書かれているので、分かるかと思いますが、ここで右折します。（直進すると大鹿林道や道証地蔵へ続きます） 寂惝苑に人の気配はありませんでした。建物入口の正面に、地面に寝かせた「←滝子山」の標識がありますが、それに従って左折していきます。道が不鮮明で「え？ここを入っていくの？」と不安になりますが、不明瞭ながら道がなんとなく分かりますので、注意しながら進みます。 【寂惝尾根（じゃくしょうおね）】 寂惝苑から暫く歩くと尾根への九十九折があり、送電鉄塔を潜っていくと先ほどまで歩いていた舗装道路（大鹿林道）に再び出合います。 林道に出たら右に僅かに進むと標識があり、再度、山道に入っていきます。入口付近はかなりの傾斜で、よく見るとロープが落ち葉に埋まっていました。 この先は勾配のある尾根歩き。私は、奥多摩の鷹ノ巣山・稲村岩尾根と同じ様な印象を持ちました。滝子山は登山口から山頂まで、標高差が約1000mあるので、登り応えがあります 山と高原地図に「危」「迷」と書かれた岩場は、尾根のかなり上部にあります。手掛かり、足掛かりは十分ありますが、途中で振り返ったら結構な勾配があり、下りで使うのは避けたい感じでした。安全に下山できるルートが他にありますので、このルートは登り専用で良いのではないでしょうか。 岩場には所々にペンキ表示がなされています。ただ、「どこから登ろうか」と迷う場所もあり、ルート選択によってはその先で危険が増す場合もあるので、周囲をよく見て登りたいです。岩場を含む上部は痩せ尾根です。 最上部には、「右：滝子山、左：浜立山」の分岐があります。浜立山への登山ルートは地図に記載されていませんが、分岐付近は明瞭でした。滝子山山頂へは、若干のアップダウンがあります。登山道には雪が少ししかなく（北斜面は積もっています）、滑り止めは使いませんでした。 【滝子山山頂→初狩駅】 山頂から暫くはロープ場で急坂です。その後は傾斜が緩やかになり、広葉樹林帯の明るい尾根を気分良く歩くことができます。 「男坂・女坂の分岐」では、私は南斜面で明るく、傾斜の緩い女坂を選択しましたが、この時季は落ち葉が堆積していて道が分かりにくい感じでした。まあ、迷うほどではありません。 桧平から先までは明るい道をどんどん高度を下げていきます。その先に地図には記載がありませんが「立河原・藤沢の分岐」があります。立河原方面への標識には、「立河原65分、初狩駅90分」とあります。どうやら南に直進していくようですが、滝子山初心者の私は地図でルート確認済みの藤沢方面（南東）に向かうことにします。 ここからは針葉樹林帯に入り鬱蒼とした感じ。ある程度まで下ると、藤沢集落までは沢沿いを歩いて行くことになります。何度も渡渉して、ようやく集落まで来ると正面に大きな富士山の姿を見ながら30分ほど舗装道路を歩いて駅に到着します。 【全体的に】 人がいません。登りでは先行する登山者1名と、道を横切るテン1匹。下りでは山頂直下で登山者2名を見かけただけでした。 寂惝尾根はトレーニングに最適と思いましたが、できれば複数名で登りたいものです。 トイレは両駅にありました。水場は「山と高原地図」にも記載がありますが、桧平と藤沢集落の中間に「手洗い用水場」がありました。沢の水を直接汲んでいるのでしょう。水場にも「手洗い専用」と表記されています。 商店は「初狩駅入口交差点」にあるコンビニ以外、見かけませんでした。 私のau携帯は、終始電波が入っていたようです。 |
| その他周辺情報 | 富士の国やまなし観光ネット「笹子餅」 http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/specialty/sasagomochi.html |
写真
笹子駅（ささごえき）に到着。只今、午前9時をまわったところです。
駅前の様子です。目の前を国道20号線（甲州街道）が通っています。これから写真で見えている東方向（大月方面）に向かって歩いていきます。
1/10 9:05
駅前の様子です。目の前を国道20号線（甲州街道）が通っています。これから写真で見えている東方向（大月方面）に向かって歩いていきます。
笹子餅を販売している店があります。もう開店している様子でした。
( ・・)つ-●●● 且_(・_・ )
( ・・)つ-●●● 且_(・_・ )
こちらは笹一酒造さん。「蔵見学できます」との看板も出ています。ああ、見学しながら日本酒を飲んで帰るのもいいですねぇ…。
おっ！「特急かいじ」かな？ 武田菱をモチーフにした菱形のマークがいいですね。奥には中央高速道が見えています。
吉久保入口BSが見えてきました。駅から20分は歩いたでしょうか。
突き当たりでは右折。小さな標識が取り付けられていますね、ありがとう。
桜公園入口の正面には、「滝子山へはこのまま直進せよ」との指導標識があります。
ここで舗装路は右へと沢を渡っていきます。笹子駅からの私の先行登山者の男性は、ここで左手の土道に入っていきました。でも、私はこのまま舗装道路を進みます。
1/10 9:32
ここで舗装路は右へと沢を渡っていきます。笹子駅からの私の先行登山者の男性は、ここで左手の土道に入っていきました。でも、私はこのまま舗装道路を進みます。
どうやら木製看板には「寂惝苑」と書かれているようです。では、ここを右折していきましょう。
建物入口の正面には、標識が寝かされています。どうやら、建物前で左折するようですね。
その先を見ると、道だか何だかよく分かりませんが、とりあえず入って行きましょう。
明瞭とは言えませんが、なんとなく登山道と思われる場所を辿っていきます。
道が分かりやすくなってきました。これは「笛駒線��83」の送電鉄塔です。この下を潜って登っていきます。
それなりに勾配があります。この先に大鹿林道があります。写真では僅かに白いガードレールが写っています。
標識に従って林道を右に僅かに進むと、寂惝尾根への指導標識が現れます。
入口は「あり得ない」ほどの急傾斜。落ち葉が堆積していて滑りやすいです。
だいぶ登って、「鳥獣保護区」の看板です。ここから先が岩場になります。
ふと振り返ってみると、結構な急傾斜です。下りでの使用は避けたいところです。
かなり景色がよくなってきました。（*'∀'人）♥*+
三つ峠の向こうに富士山が見えます。山頂付近は風が強そうですね。
三つ峠の向こうに富士山が見えます。山頂付近は風が強そうですね。
おお、やっと山頂に続く稜線に出ました。「←浜立山」とあります。しかし私は、滝子山を目指して右へ。
もうあとちょっとで山頂です。それにしても稜線に出たとたんに強烈な北風が吹いてきます。寒いよ〜っ！！
これは北側、大菩薩嶺・牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面です。
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
こちらは南側、富士山が光ってよく見えないですねぇ。それにしても風が強く、もう寒くて限界です。
では、とっとと下ります。山頂から暫くはロープのある急坂です。
池への道を見ますが、北斜面で凍結している様子。とても寒いので、今回はパス。
「この先岩場危険」の方向（恐らく東側）の先は、どこなのか。私には分かりませんです。
明るくて広い尾根。南斜面に入り風も収まってきて、気分がいいです。
日本男児の私としては迷わずに「男坂！」と言いたいところですが、女坂が日当たり良く、あまりにも快適そうで、迷うことなく女坂を選んじゃいました。てへ。(ノ≧ڡ≦)
2
1/10 12:10
日本男児の私としては迷わずに「男坂！」と言いたいところですが、女坂が日当たり良く、あまりにも快適そうで、迷うことなく女坂を選んじゃいました。てへ。(ノ≧ڡ≦)
ただし、落ち葉の量が多くて道が若干分かりにくいかと思います。
大鹿林道への分岐。ここを下りると、山と高原地図では「駐車可」と書かれた場所まで辿りつけるものと思います。
桧平の先に「立河原」と「藤沢」への分岐があります。立河原は「山と高原地図」に記載がありません。私は藤沢へ向かいますが、次回は立河原を目指してみたいです。
1
1/10 12:44
桧平の先に「立河原」と「藤沢」への分岐があります。立河原は「山と高原地図」に記載がありません。私は藤沢へ向かいますが、次回は立河原を目指してみたいです。
実際には写真よりも薄暗い感じです。この斜面を九十九折に下っていきます。
「→最後の水場」の標識があります。ちょっと行ってきましょう。
栓をひねってみると、冷たい水がチョロチョロと流れ出しました。沢の水を直接汲んでいるのでしょう。
渡渉します。この辺りから藤沢集落までは、沢沿いを下っていきます。この先、何度も渡渉をします。ただし、水量はさほどではなく、靴が濡れるほどではありません。
1/10 13:15
渡渉します。この辺りから藤沢集落までは、沢沿いを下っていきます。この先、何度も渡渉をします。ただし、水量はさほどではなく、靴が濡れるほどではありません。
渡渉して間もなくの場所で振り返って。この辺りが林道終点でしょうか。
その前には「駐車場はこの先」と。登山者用なのか等仔細は不明です。
少し歩いてまた振り返ったところ。「自然保存地区案内図」の大きな看板がありました。この右側から下りてきました。
なになに？ 初狩駅裏に八幡荘という入浴施設があるようです。温泉ではなさそうですが…。
鎮西ヶ池の謂れが書かれています。源義朝の弟、鎮西八郎（源為朝）が滝子山で自害して果てたとの伝承と関わりがありそうです。
高速道を潜ると、高川山の姿がくっきりと見えるようになりました。
国道20号線と出合います。ここは「藤沢入口交差点」です。駅へはここを左折して国道沿いに歩きます。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
皆様。このレコをもって新年のご挨拶に代えさせていただきます。
そして、雪山で遭難のニュースが絶えないお正月でしたが、登山をされる全ての方にとって無事な1年となりますように。(人д＜o)
さて、私の新年初登山は、大菩薩山塊の南端にある滝子山でございます。
去年の暮れに、私が所属する「すぎなみ山と仲間」の先輩方が寂惝尾根を登りました。このルートは山と高原地図では破線で表示されており、不安もありますが、生きた情報を元に未踏のこの山を是非登ってみたいと思ったものです。
計画では、滝子山→大谷ヶ丸→コンドウ丸→大鹿山と縦走し、甲斐大和駅に下りることにしていました。気がかりは積雪の状況です。
寂惝尾根に取り付いたのが午前9時半過ぎ。だいぶ遅いかったのですが、快晴・微風の中、気分良く登ることができました。ところが、尾根を登りきって、山頂に続く稜線に出たとたん、北風がゴーゴーと吹き付けてきて一気に体感温度が下がってしまいました。
耐えられません…。(இдஇ; )
本当は寒風吹きすさぶ中、初志貫徹してレコを掲載し、男子力アピールしたいところです。
"Σ⊂(☉ω☉∩ ) 壁ドンッ!
しかし…、あまりの寒さに私は迷わずに、山頂を踏んだら即下山することを決断いたしました。とても軟弱な私です。
それにしても、山頂からの景色は特筆すべきものがあります。360度のパノラマ。富士山は三つ峠越しにとても大きく見えています。これは気候の良い日に訪れたら、帰りたくなくなってしまうような素晴らしい眺めです。
さて、下山ルートは手短に南斜面を下れそうな初狩駅方面に決定。
山頂直下こそ急坂ですが、桧平までは日差しのある明るい尾根を緩やかに、その先は藤沢までを沢沿いにドンドンと下っていきます。
集落まで出ると、再び富士山が大きく見えるようになり、歩いているだけでも楽しいです。
今朝、初狩駅では大勢の登山者が下車するのを見かけました。恐らくは高川山に向かわれたのでしょう。それと比べると、滝子山では僅かに3名を見かけたのみ。
確かに高川山からの眺望も素晴らしいのですが、私は滝子山が気にいってしまいました。もう少し気候の良い時季に山頂でゆっくり過ごし、その後は大菩薩嶺などへ縦走するのも楽しそうです。
寂惝尾根について。
「南稜ルート」とも呼ばれているように、滝子山の南斜面にあるこの尾根。それほど交通の便が悪いというわけでもなく、山頂も勿論、その手前からも眺望に恵まれているにも関わらず、あまり人気が無さそうです。
「惝」の字の意味は「驚きのあまり、ぼんやりすること。心を奪われること。」「がっかりすること。失望すること。」とあります。私としましては「寂惝」とは静寂と素晴らしい景色に、心を奪われる場所ということかと思いました。皆様はどうお感じになるでしょうか…。
上部の岩場については、もっと危険な場所は沢山あるので何とも言えないところではありますが、ある程度山に慣れている方であれば登りは問題ないように思いました。私としては、トレーニングのためにこの尾根を登りに使い、下りは他のルートで帰るようにしたいです。
稜線に雪はほとんどありませんでした。今のところ、北斜面に積もっています。そのため、本日は滑り止めは使いませんでした。
次回はどこかで雪を踏みしめて山歩きをしたいと思っております。
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おはようございます、satotakeさん
滝子山、行ってきましたね。
快晴で絶景だったようでなによりです。
思っていたより雪が少なくビックリしました。
稜線の風は半端なかったようですね
＞本当は寒風吹きすさぶ中、初志貫徹してレコを掲載し、男子力アピールしたいところです。
"Σ⊂(☉ω☉∩ ) 壁ドンッ!
ハハ
大きな岩or大木ドンッ!
satotakeさんのレコ、コピーして持っていったら間違いなく歩けそうです。
satotakeさんのレコこそ、他の人を思ってのレコですよ
私も滝子山行ってみたいと思っていますが、出来れば先日下った湯ノ沢峠まで歩いてみたいと。。
寂惝尾根も読んでいたら、登ってみたくなりましたが
あ、そういえば私の家のすぐ近くから見えた多摩川上流方面の山、
奥多摩かとばかり思っていましたら、滝子山から大菩薩の稜線
10日の土曜日の朝見たのですが、綺麗に見えていました。
あと、富士山、南アの間ノ、農鳥もまっ白に見えていました。（余談ですが
次はどこにいくのでしょう？？
pikachanさん、おはようございます。
今朝は
高校時代は陸上部に所属していた私ですが、その後、運動をサボり続けていました。山登りをするようになって、体を動かす楽しみが戻ってきたところです。ま、スゴイ人は沢山いらっしゃいますので、私は「なんちゃって」ですけれども。
>あ、そういえば私の家のすぐ近くから見えた多摩川上流方面の山、
奥多摩かとばかり思っていましたら、滝子山から大菩薩の稜線 がずら〜〜りでした。
いい景色ですね、羨ましいです。きっと、土曜日はpikachanさんの視界に、弥勒菩薩様に似た男が滝子山に登っている姿が映っていたことでしょう。（そんなの見えないよって？）
私の家は多摩川に近く、家からは何の景色も見えないのですが、河原まで出ると奥多摩の山々が良く見えますよ。
次回はどこに行こうか考え中です。神ノ川から蛭ヶ岳周回も気になっています。
pikachanさんは、湯ノ沢峠狙いですか…。
他の方のレコを拝見すると、秩父の宝登山で蝋梅が咲いているようですし、これからは湯河原の幕山で梅も咲くことでしょう。
私はpikachanさんのレコ、とても好きですよ。
平ヶ岳のレコが出合いだったかな。また、楽しみにしていますね。
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