グミの滝からシャクナン尾根、三ツドッケ
- GPS
- 07:25
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,406m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:07
天候 | 一日中快晴 北の風強し 7時:浦山大日堂 氷点下3度 9時:グミの滝 氷点下7度 11時:シャクナン尾根上部 氷点下9度 14時:浦山大日堂 3度 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
浦山方面 ↓(県道73) 浦山大日堂バス停脇P バスは西武秩父駅からあるが、1便が10:20発、浦山大日堂10:50着なので、 この時期にこのルートで明るいうちに下山するのは非常に厳しい、というかムリ。 http://www.city.chichibu.lg.jp/2064.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
※滑り止め必携。ピッケルがあるとなおよい。 ※地形図、エアリアともにルート記載なし ■天目山林道 川俣から林道に入ると、ほどなく全面凍結。 クルマも途中のシゴー平の営林署小屋手前の橋にあるゲートまで入れるが、 スタッドレスタイヤ必携。 そこから先も、林業関係者の車両が頻繁に通る。 ■グミの滝まで たまーにテープあり。登山口から最初のうちは割と明瞭。 凍結はあるが、際立った積雪なし。 谷の西腹を延々と歩くが、奥になるにつれて道が荒れる 途中、沢の渡渉3回、木橋が4本あるが、1本目だけ新しく、 あとの3本は腐っていて使えない。 凍結しているので滑りやすく、注意。 ■シャクナン尾根 ものすご〜〜〜〜く急。踏み跡はまったくなし。 奥多摩三大急登のどこよりも急。 テープはたまに適当についているが、あまり当てにせず、 登りやすそうなところを選んで登る。 ■長沢背稜 1/2に歩いた時はかなりの積雪だったが、 溶けてほとんどない。滑り止めもいらないくらいだった。 ■仙元尾根 1,300m付近までは凍結していたが、それより下はほぼなし。 下りでは迷いやすい箇所が2か所ある。 1,330m付近で尾根から少し北東に折れる箇所と 大楢(1,167m三角点付近)から東に下りる箇所。 前者は北東に折れずに北の尾根に入りやすく、 後者は下りきったところで尾根を右手に見ながら北に歩くのが正だが、 先の木にテープがあるので、それにつられて東に進んでしまいやすい。 よく見ると、いずれも正しいルート上にマーキングがある。 |
その他周辺情報 | 風呂(温泉ではない):渓流荘、100円。火曜定休。 地元でも結構有名らしいが、今回も入らなかった。 |
写真
感想
今年2回目の登山は、偶然にも1回目と同じく
奥多摩・長沢背稜の三ツドッケ(1,576m)に登ってきました。
今回は秩父側の仙元谷という深い谷の奥にある、
グミの滝というところを経由し、
三ツドッケの名の由来ともなった三つの尖峰が連なる、
シャクナンという変わった名の尾根から登りました。
三ツドッケの「ドッケ」は、この地方(奥多摩・秩父)の古い言葉で
「尖った峰」を意味します。
シャクナン尾根から登ると、この三つの峰をそのままトレースしますが、
急登の末にピークに立った!と思ったら、その先がすっぱりと切れ落ち、
向こうにもっと高い峰が見えていて落胆すること2回で
やっと三ツドッケの頂に立ちます。
そこで、ぼくはこのシャクナン尾根のことを勝手に「ガッカリ山」と呼んでいます。
秩父の浦山地区の一番奥にある、
川俣という集落を起点とするグミの滝への道は、
伐採した樹木を運搬するために造られた天目山林道を経由しますが、
登山道は事実上廃道になっており、トレースはもちろんありません。
途中の沢にかかる木橋は完全に朽ち果て、腐り落ちています。
そんな荒廃したルートを歩くのはなかなか骨だったし、
奥多摩側から登るのでさえもなかなか急なこのお山、
シャクナン尾根からの急登は奥多摩側からのそれを凌駕するものでしたが、
氷結したグミの滝の美しさ、大きさには大変感激しましたし、
いつも隣の蕎麦粒山や酉谷山から横っ面ばかり見ていた「ガッカリ山」を
実際に歩いたところ、ガッカリどころか心躍るアップダウンの連続でした。
ごくたまにシカの鳴き声がする以外は何ひとつ生きものの気配もない
深い秩父の谷をとぼとぼと歩きながら色々と思索に耽る、
いい1日を過ごすことができました。
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