百名山 穏やかさと厳しさの蓼科山


- GPS
- 05:44
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 814m
- 下り
- 813m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 5:39
駐車場看板わきからでも、バス停からでも、トレースがありました。
1777mまでは緩やかに上昇し、ここから1900mまでは更に坂となる。
森の中を進むので、木々の間から見える空を楽しめる。
時々、トレースないでも、踏み抜きがあるので、気を付けたい!
2170m付近で緩やかになるが、蓼科山の直登に差し掛かると、一気勾配が増す。
が、ここからは、後ろを振り返ると、眺望がよくなるので楽しい。
ここでも、トレース内にでも、踏み抜く事あり。
樹林帯をぬけると、遮るモノがないので、風の影響をうける。
山頂からは、独立峰なので、360度の眺望が良い。
今回、北からの風が強かった為、南の風景ばかりを見てしまった・・・。
北アルプスや浅間山、四阿山方面も良く見えたはず・・・。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雪に埋もれて駐車台数が少なくなっている |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は見当たらず |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
小さな車内に、大きなエンジン音が響く・・
今日の目的地は蓼科山。
雪の八ヶ岳は憧れていた山の一つだ。
天気予報では風は強いが、晴天になる筈だ。
自宅で仮眠をとる時、大きめの雨が地面に落ちていた・・・。
エンジンをかけた時、チラチラとまだ、雨が舞っていた・・・。
今もまた、駒ヶ根SA近く、小雪が舞っている。
一番の心配は天気。
独りでいる時はついつい色々な事を考えてしまう、が、最後は行って、もしくは、体験してみないとわからない、と、なるのだけれど。
雪と凍結したビーナスラインを走り、あと、数台のスペースに車を停車できた!!
道路の温度計は−7℃。
着替えて、用意をして歩きだす・・・アイゼンはまだ、先!
ポールを持つ手は少し痺れる。
身体はまだ、温まらない、温かい血を指先まで送るには、まだ、時間がかかりそうだ。
手のひらを、広げたり、ポールを強く握ったりを繰り返す。
登山口から暫く、緩やかに上昇していく。
で、手の痺れが穏やかになる頃、傾斜が激しくなっていく。
一歩だして、その足が滑らない様に、足の筋肉を強張らせ、少しのバランスで次の足を出していく・・・・アイゼン・・・・こんな時は、素直に装着!!
アイゼン無しで行きたい思いと状況は別。
状況の変化に対して、気持ちも変えていける事はいかなる時も、必要だ。
アイゼン装着後は急騰も楽チンだ。
そうすると、周りが見えてくる。
木々の間から差し込む太陽の光。
太陽光の光に照らされ、輝き舞う雪。
雪を枝の先まで纏い、空と私を隔てようとするかのように広がる木々。
濃く広がる蒼い空。
歩くたびに、穏やかな雪山に出逢えた喜びを感じる!!
・・・樹林帯を抜けるまでは・・・・・・・少なくとも稜線にでるまでは。
頂上付近を見上げると、雲の流れがはやい!
南に面している登山道は風がなければ穏やかだ、が、ここで、装備もバージョンアップが必要だ。
サングラスはゴーグルに!
帽子にネックウォーマーをたして!
手袋はオーバーグローブに!
そして、風を防ぐハードシェルをたして!
おなかには、シリアルと乾燥バナナと水分たして!
樹林帯を抜けて、振り返れば、眼下にはモンスターと化した木々。
南には、本当に緩やかに、裾野を広げた南八ヶ岳。
硫黄、横岳、赤岳、阿弥陀岳。
裾野の緩やかさと反対に、荒々しさを感じる山頂たち。
更に、南に眼を向ければ、甲斐駒ケ岳。
山頂の風は勢いを増してゆく、雪の飾りを散りばめて。
その輝きとは裏腹にイタイイタイ。
そんな時は、岩のくぼ地で風を凌ぎ、突如、やってくる無風の時と太陽を待つ。
厚手のグローブをした手も寒くなってきたし、北アルプスの方から大きな雲も迫って来る!!
そろそろ、良い時だ。
穏やかな蓼科山へ下ろう!!
体験してみないとわからない数々ある事の一つ、雪の蓼科山。
決して、本やネットでは感じる事の出来ない世界が広がる・・・
・・・・穏やかさの裏に、厳しさを忍ばせながら・・・。
良い体験として、穏やかに蓼科山を経験できた事を素直に嬉しさを感じる!!
晴天の内に、招いてくれた蓼科山に感謝!!
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