針ノ木サーキット


- GPS
- 20:00
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,499m
- 下り
- 2,552m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 8:23
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 11:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
駐車場が混むので前日入りして車中泊とした。夜12時で無料駐車場は満車となったようだ。扇沢から針ノ木雪渓を歩くはずが、すでに雪渓はほとんど姿を消し、登山道は全コース夏道であった。暑い中、ときおり涼しい風が吹く。登山道脇にはたくさんの花があり、それを楽しみながら登っていく。徐々に視界も開け、峠を見渡せるようになる。最終水場で2日間の水を確保したため、荷物が急に重くなり、足取りもゆっくりとなる。
針ノ木小屋に着いて、急ぎテントの受付をする。もともとそんなに広くないテント場に、すでに大勢の宿泊者がテント設営している。小屋近くだけでは足らず、針ノ木岳方向へだいぶ登ったところに設営する人もたくさんいた。
蓮華岳への途中にもたくさんの花が咲いている。メインはコマクサであり、他の植物のいない砂礫の斜面一面がピンク色に染まっていた。ただ、花は終盤で色も少し黒ずんでしまっていた。蓮華岳山頂からは、近くの北葛岳や船窪岳が見えていたが、ガスで遠くの景色は残念であった。小屋に戻ったら、さっそく生ビールをいただいた。冷えていてうまい。
2日目は行程が長いので暗いうちに出発する。針ノ木岳山頂で日の出を迎えた。360度の大展望と日の出の光の変化を十分に楽しめた。黒部湖を従えた立山と剱岳。立山から薬師岳へと続く稜線とその途中の五色ヶ原。赤牛岳から水晶岳、鷲羽岳の連なり。船窪岳から不動岳、烏帽子岳、野口五郎と続き、高瀬ダムの奥には槍ヶ岳と大天井岳が見渡せた。また、これから歩く稜線もしっかりと見えて、長い行程であることを再確認した。
次はスバリ岳を目指す。稜線上でも花は多い。ザレ場をいったん下り登り返した。スバリ岳も景色は良いが、針ノ木で十分すぎるくらい堪能したので、新たな感動はない。スバリ岳からの下りで、一度ルートミスして急なガレ場に入ってしまった。後から来た方に声をかけてもらい、正しいルートに復帰することができた。
そこから先はアップダウンを繰り返し、時間とともに疲労が増え、ガスで見通しも効かなくなっていった。新越山荘と種池山荘で冷たい飲み物を補給し、休みながらゆっくりと下山した。
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