立山カルデラ砂防体験学習会（立山砂防工事専用軌道 トロッコ薬師＆バス）
富山県
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その他4人 
体力度について
- GPS
- 03:28
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 676m
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| 天候 | 晴天 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
整備済 |
写真
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佐伯克美さん。今回の参加者はラッキーです
立山登山で河川敷に駐車された方は通っている軌道です
河川敷駐車場を立山駅側に向かう際に通るアレです
北陸地方整備局 立山砂防事務所の中を通り軌道へ
立山カルデラ内は、砂防事務所出てから
折立までヘルメット着用義務。
ケーブル乗る時気づかなかった
一時、下車
立山砂防工事専用軌道 トロッコ薬師号！
白岩砂防堰堤 全容
左より 鬼岳 獅子岳 ザラ峠 鷲岳、鳶山稜線は雲の中
水谷平から白岩砂防堰堤側、トンネル出口右側 工事中は新しいトンネル工事
真ん中 現在のトンネル
左側 主堰堤を管理する吊り橋を支えるワイヤーが
打ち込まれている補助トンネル＊今回は見学出来ず
右側 工事中は新しいトンネル工事
真ん中 現在のトンネル
左側 主堰堤を管理する吊り橋を支えるワイヤーが
打ち込まれている補助トンネル＊今回は見学出来ず
湯川挟んで対岸には第1班（折立側よりバス経由）も到着
天涯の湯（工事関係者のオアシス）にてトロッコ組（2班）と バス組（1班）が交代
＊お湯は800m離れた場所で湧き出ている温泉を
引き入れています。入浴は工事関係者だけですが、
ツアー参加者にも体験してほしいと平成12(2000年)に
足湯が開設されました。
コロナ禍より足湯は現在は入れません。
トロッコ組（2班）と バス組（1班）が交代
＊お湯は800m離れた場所で湧き出ている温泉を
引き入れています。入浴は工事関係者だけですが、
ツアー参加者にも体験してほしいと平成12(2000年)に
足湯が開設されました。
コロナ禍より足湯は現在は入れません。
主堰堤は高さ63m、長さ76mで副堰堤も合わせて全体108m
と日本一の高さを誇ります
管理橋は、主堰堤を管理する吊り橋を支えるワイヤーが
打ち込まれている補助トンネル内部。工法は下記参照https://www.hrr.mlit.go.jp/tateyama/jigyo/techno.html
主堰堤を管理する吊り橋を支えるワイヤーが
打ち込まれている補助トンネル内部。工法は下記参照https://www.hrr.mlit.go.jp/tateyama/jigyo/techno.html
六九谷展望次の写真で鳶崩れかろうじて見えます
日本三大崩れの一つ、1858年(安政5年)鳶崩れ(とんびくずれ)は、
後の2つは、1707年静岡大谷崩れ、1911年長野県稗田山崩れ
次の写真で鳶崩れかろうじて見えます
日本三大崩れの一つ、1858年(安政5年)鳶崩れ(とんびくずれ)は、
後の2つは、1707年静岡大谷崩れ、1911年長野県稗田山崩れ
向かいます立山温泉跡地に向かいます
供養塔。1858年(安政5年)の跡津川断層の活動によるマグニチュード7.0〜7.1の大地震が飛越地方で襲い、30余名の方々が生き埋めになった場所。
30余名の方々が生き埋めになった場所。
2001年(平成13年10月23日)除幕立山砂防は1096年(明治39年)に富山県営事業に始まり、
1926年(大正15年)に内務省(現 国土交通省)直轄事業へ引き継がれ、現在まで1世紀以上にわたり砂防堰堤の工事が続けられている。
立山砂防は1096年(明治39年)に富山県営事業に始まり、
1926年(大正15年)に内務省(現 国土交通省)直轄事業へ引き継がれ、現在まで1世紀以上にわたり砂防堰堤の工事が続けられている。
立山温泉跡地と泥鰌池の間を流れる湯川に架かる橋
ピンテの所、お湯出てます。
昔は、湯川の水とお湯でセルフ露天風呂していたらしい
この辺り熊の巣らしい
1858年(安政5年)の飛越地震時に、
鳶山崩れによって作られた堰き止め湖とされている。
立山温泉跡1969年(昭和44年)豪雨で登山道流失
1973年(昭和48年)温泉施設閉鎖
1979年(昭和54年)建物焼却
現在、浴場跡のみが燃え残ってます
1969年(昭和44年)豪雨で登山道流失
1973年(昭和48年)温泉施設閉鎖
1979年(昭和54年)建物焼却
現在、浴場跡のみが燃え残ってます
冷たくて美味しい。空のペットに持って帰りました。
車窓より跡津川断層露頭を見学。飛越地震の震源となったと推定されている活断層。花崗岩とれき層が接している断層は珍しい。
国指定天然記念物指定されてます
跡津川断層露頭を見学。飛越地震の震源となったと推定されている活断層。花崗岩とれき層が接している断層は珍しい。
国指定天然記念物指定されてます
ちなみに、折立登山口の左側に一般車両が入れない
工事関係者道路に出てきます。
本宮砂防堰堤（重要文化財）昭和10年4月着工、2年後の昭和12年3月完成。高さ22m、長さ107.4m 約500万m3という日本最大級の貯砂量。
昭和10年4月着工、2年後の昭和12年3月完成。高さ22m、長さ107.4m 約500万m3という日本最大級の貯砂量。
感想
立山カルデラ砂防体験学習会当選。
学習会は2班制（各班13−14名）
1班 立山砂防博物前より
マイクロバスにて折立経由＞天涯の湯＞水谷平よりトロッコに
乗車し千寿ヶ原ターミナル へ
2班 千寿ヶ原ターミナル からトロッコ＞水谷平＞天涯の湯にて1班のバスと
入れ替わり折立経由＞立山砂防博物館へ。
2班はラッキーにも同行解説員の方が
佐伯克美さんと言うことで有意義な学習会になりました。
佐伯克美さんは、佐伯有若(さえき ありわか)氏の直系血族で代々、
山に携わる家系。
＊息子の佐伯有頼(さえき ありより)は立山開山したとされてますが、
父の有若が開山したという説もあります。まー1000年前の話ですから・・・。
なお、佐伯克美さんは、世界最高齢女子クロスカントリースキーヤー
ギネス世界記録に認定されています。御年88歳。
又、砂防のスペシャリストの解説員も同行。
カルデラ内の説明をして頂けました。
以下、学習会勉強内容です。
カルデラについて
「カルデラ」 スペイン語・ポルトガル語のカルディーラ由来。
＊カルディーラは鉄製の深く大きな鍋の意味。
立山カルデラは東西約6.5km、南北約4.5km、標高差は500〜1700mと巨大鍋。
カルデラ内には国の重要文化財やユネスコの諮問機関による
「日本の20世紀遺産20選」に指定された建造物が数多くあり。
砂防堰堤について
砂防堰堤はザラ峠より、
湯川堰堤＞泥谷堰堤＞白岩堰堤＞
鬼ケ城堰堤＞瀬戸蔵堰堤＞横江砂防堰堤＞
立山橋まで砂防基準はここまで、下流は河川区間。
今なお続く、大規模崩壊地からの土砂流出による対策は国の直轄事業。
かつて常願寺川は、立山カルデラから流出する土砂が原因で洪水氾濫を繰り返し
「日本一の暴れ川」と呼ばれたことがあります。
頻発する洪水に富山県は、明治39年に立山カルデラ内で砂防工事を始めましたが、
自然の猛威の前に工事がはかどらず、大正15年、国の直轄工事として
立山砂防工事事務所に引き継がれてます。
河川について
常願寺川水系は、カルデラ内には湯川、カルデラ外に真川、称名川、和田川、小口川が合流し最終的に常願寺川になります。
立山砂防工事専用軌道について
(国土交通省 北陸地方整備局 立山砂防事務所HPより引用)
スイッチバック方式とは、汽車や電車が急斜面をジグザグ形に前進、後退を繰り返し上がり下りすることで、比較的少ない面積で高度を稼げることが特徴があります。
立山砂防工事専用軌道は、このスイッチバックが全部で38段あります。
また、高低差約200mを一気に登る樺平の連続18段のスイッチバックは、
他に類のないめずらしいものです。
運行区間：千寿ヶ原〜水谷 延長：約18�辧ゝ案始⇒軆蝓�6カ所 橋梁：20カ所
平均勾配：1/28 レール：15��/m 最高速度18��/h（上り）・15��/h（下り）
所要時間：1時間45分 標高差：640m トンネル：12カ所
スイッチバック：38カ所 最急勾配：1/20 軌間：610mm
普段入れないカルデラ内。
現在は、ケーブル＆バスで立山室堂へ入山できますが、現在は廃道である
ザラ峠、松尾峠ルートの起点、立山温泉跡など
立山の違う顔を勉強できた学習会でした。
機会があればまた行きたくなる学習会です。
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