三頭山〜大沢山〜三頭大滝

2023年08月06日(日) [日帰り]

• GPS: 03:18
• 距離: 8.8km
• 登り: 843m
• 下り: 821m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:30
• 休憩: 0:48
• 合計: 3:18

9:16 檜原都民の森駐車場
9:21 9:22 森林館
9:40 9:44 三頭大滝
9:57 10:07 野鳥観察小屋
10:38 10:42 三頭山東峰展望台
10:43 10:44 三頭山東峰
10:45 10:46 三頭山
10:51 10:54 三頭山西峰
11:04 11:06 ムシカリ峠
11:08 11:15 三頭山避難小屋
11:21 11:24 大沢山
11:32 11:32 ハチザス沢ノ頭
12:04 12:15 三頭大滝
12:28 12:29 森林館
12:34 檜原都民の森駐車場

天候

晴れ→曇り→雨→曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
武蔵五日市駅から、都民の森行きの西東京バスの急行バス（※直通バス）に乗車。
終点の都民の森バス停から徒歩。

■帰り
都民の森バス停まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特にありませんでしたが、沢沿いの濡れた岩が滑りやすかったです。

写真

8/6 9:16

今日のスタート地点は都民の森バス停。標高が約1000mなので比較的涼しかったです。

8/6 9:18

鞘口峠方面（森林館方面）に登って行き...

8/6 9:22

森林館の手前で左折して、ウッドチップで舗装された道を進みます。

8/6 9:26

ソバナ。1株だけ咲いていました。

8/6 9:28

タマアジサイ。綺麗に咲いているものは少なかったです。

8/6 9:33

ヤマホタルブクロ。これも咲いていたのは1株だけでした。

8/6 9:39

三頭大滝への吊り橋。午後から天気が崩れそうなので、滝は帰りに見ることにしました。

8/6 9:43

ここで右手に進んで沢沿いの道へ入ります。

8/6 9:44

モミジガサ。葉は特徴的ですが、花は地味ですね。

8/6 9:47

沢沿いの道は、岩が苔むしていて滑りやすい所もありました。

8/6 9:52

ヤグルマソウ。どの個体も葉が傷んでいました...

8/6 9:54

ムシカリ峠へ登り詰める沢沿いの道を離れて、野鳥観察小屋へ向かいます。

8/6 9:58

野鳥観察小屋。小屋で撮影していた夫婦が、ここでは野鳥を撮れないと小屋の前に回り込んでいてなんだかなぁと思いました（汗）

8/6 10:01

次は左折してコマドリの路へ入ります。

8/6 10:06

少し登ると岩っぽい場所があり、写真左手が数mほどの小さな崖になっていましたが、高度感は無く普通に通行できました。

8/6 10:12

これはテツカエデだと思います。割とマイナーなカエデだと思っていましたが、三頭山ではチラホラ見かけました。

8/6 10:15

これはヤマホトトギスだと思われます。

8/6 10:18

ようやく尾根路に到着。ここから緩やかに登って山頂に向かいます。

8/6 10:20

急な階段に見えますが、この辺りも楽々クリアしました。

8/6 10:21

コウヤボウキ。これも地味な花ですが、線香花火のようで可愛らしい花ですね。

8/6 10:24

尾根路の大きなブナをパチリ。

8/6 10:25

大きなブナの近くに生えていたブナの稚樹は、葉がとても小さくて驚きました。

8/6 10:27

この葉はバイカツツジのようです。

8/6 10:30

最も近い東峰まではあと一息です！

8/6 10:41

ミヤマガマズミ。ガマズミと同じように、実は果実酒の材料になるのでしょうか？

8/6 10:41

ヤマボウシ。花期を過ぎると地味ですね...

8/6 10:43

三頭山の東峰に到着！

8/6 10:45

そして最高峰の中央峰にサクッと登頂！

8/6 10:48

中央峰から一度下った後、緩やかに登り返して...

8/6 10:51

山梨県境の三頭山（西峰）に登頂！

8/6 10:51

西峰からは富士山が見えるはずですが、今日は雲が多くて全く見えませんでした（汗）

8/6 10:55

三頭山西峰の山頂のベンチに腰掛けて昼食を食べようかと思いましたが、雨が降り始めると厄介なので少し下って三頭山避難小屋で昼食を食べることにしました。

8/6 11:01

山頂から長い階段を下り続けると...

8/6 11:03

ムシカリ峠に到着。昔はユキザサなどが生えていましたが、今ではシカの食害で下草が壊滅しています...

8/6 11:05

ムシカリ峠から僅かに登り返して、三頭山避難小屋に到着。

8/6 11:06

ここでランチタイム。珍しくチョココロネを買ってみました。

8/6 11:16

リョウブ。昼食を食べている間に雨が降り出したので、急いで出発することにしました。

8/6 11:18

大沢山に向かって登って行きます...

8/6 11:19

ブナ林に多いオオカメノキ。別名はムシカリなので、ムシカリ峠の名前が付けられたのでしょうか？

8/6 11:22

本日4つ目のピーク、大沢山に登頂！

8/6 11:22

大沢山の山頂にはベンチが設置されていて、良い休憩スポットになっています。

8/6 11:22

晴れていれば大沢山の山頂から富士山が見えるはずですが、雨が降っているので今日はダメですね。

8/6 11:26

大沢山から続く長い下り坂が終わると...

8/6 11:31

槇寄山・西原峠方面（右）と三頭大滝方面（右奥）の分岐点に到着。ここで進路を東に変えて、三頭大滝方面に下っていきます。

8/6 11:36

鈴なりになったアセビの実。実をまじまじと見るのは初めてかもしれません。

8/6 11:40

三頭大滝へは下り一辺倒からと思いきや、小さなコブのような場所での登り返しが幾つかありました（汗）

8/6 11:43

今日のルート中で唯一のアカマツ林。疎林なので雨が思い切り吹き付けてきました（涙）

8/6 11:45

その後すぐに葉が密生しているヒノキ林に入ったので、濡れ鼠にならずに済みました。

8/6 11:46

ここは標識の奥がしっかり塞がれていますが、標識を見ずに迷い込む人が多いのでしょうか？

8/6 11:47

「石山の路」という名前の通り、大きな岩がゴロゴロした尾根道になりました。

8/6 11:56

この標識で尾根道から外れて、三頭大滝へと続く沢へ降りていきます。

8/6 12:01

つづら折れの道を一気に下っていくと...

8/6 12:06

三頭大滝の手前にある小さな滝を発見！勝手に「三頭小滝」と命名しちゃいました（笑）

8/6 12:08

往路で通った分岐点に戻ってきました。ここから三頭大滝まではすぐですね。

8/6 12:13

三頭大滝。雨が降っていても水量はそれほど多くないですね。

8/6 12:14

これはイロハモミジでしょうか？周囲に紅葉した葉が沢山落ちていて驚きました。

8/6 12:18

ウッドチップの道は膝に優しいのでありがたいですね（笑）

8/6 12:24

歩道に垂れ下がっていたクマヤナギ。往路では全く気が付きませんでした。

8/6 12:28

さあ、下山完了までもうすぐです。

8/6 12:33

ウバユリ。歩道沿いで咲いていましたが、ほとんどの人は気付いていないようでした。

8/6 12:34

都民の森バス停（駐車場）に無事ゴールイン！

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 靴 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 地図（地形図） GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 モバイルバッテリー 時計 タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
平野部は35度以上の高温なので、少しでも涼しい所を歩きたいと考えて、標高1000m地点からスタートできる三頭山の山行を計画しました。
鞘口峠経由で登るのが最短かつ省エネのルートだと思いますが、今回は未踏のルート（コマドリの路）を歩きたかったので、あえて遠回りとなるルートを歩いてみました。
往路は野鳥観察小屋〜コマドリの路を経由しましたが、野鳥が多いわけでもなく、斜面に付けられたつづら折れの路をひたすら登り続けるルートでした。
帰路は大沢山〜石山の路を経由しましたが、すれ違った人は2人だけで静かな山行を楽しめました。

[展望・景色]
三頭山：晴れていれば西峰からは富士山が見えるそうですが、この日はあいにくの空模様で見えませんでした。また展望スポットの周囲の木々が生長しているため、あと5年程度で富士山は見えなくなってしまうかもしれません。
大沢山：山頂から西側が大きく開けているので、晴れていれば富士山が見えるのですが、この日は雲で隣の山すら見えませんでした。

[動植物]
駐車場に近いエリアや、シカ柵で防護された場所を除いて下草がほとんど壊滅した状態でしたがヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ソバナ、コウヤボウキの花は見られました。
三頭山の有名なブナ林も下草が酷く食害を受けており、このままではブナ林どころかミズナラやカエデの林すら維持できないのではと感じるほどでした。

[飲食・お土産]
駐車場前の売店（とちの実）にて、地元の檜原村産の漬け物と山バッジ（槇寄山）を買いました。
なお、山バッジは三頭山／槇寄山／浅間嶺の3種類が売られていました。

[その他]
三頭山に登る人の大半は、鞘口峠〜三頭山〜ムシカリ峠を経由するルートを歩くので、その他のルート上ではあまりハイカーに遭遇しませんでした。
静かな山行を楽しみたい場合は、メジャーなルートを少し外すだけでもかなり雰囲気が変わるかもしれません。