白馬岳(栂池〜白馬大池〜白馬岳〜白馬鑓温泉〜猿倉)

2008年08月09日(土) 〜 2008年08月10日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 21.7km
• 登り: 1,832m
• 下り: 2,416m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:27
• 休憩: 0:27
• 合計: 6:54

7:11 栂池パノラマウェイ 自然園駅
8:14 8:14 天狗原の祠
9:12 9:12 乗鞍岳
9:43 10:00 白馬大池山荘
11:53 11:53 小蓮華山
13:27 13:37 白馬岳
13:47 13:47 白馬山荘
14:05 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 8:22
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:52

4:30 白馬岳頂上宿舎
4:42 5:12 丸山
6:53 6:53 鑓ヶ岳
8:00 8:00 大出原
9:26 9:26 白馬鑓温泉小屋
10:21 10:21 杓子沢
11:29 11:29 小日向のコル（1824m）
13:22 13:22 猿倉荘
13:22 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

栂池高原の無料駐車場に車を停めて、ゴンドラ、ロープウェイを乗り継いで栂池自然園へ。　下山は猿倉からバスを利用して八方を経由し、栂池高原の駐車場へ戻る。

コース状況／危険箇所等

多くの登山者が行き交うルート、全く問題なし。　唯一のクサリ場は白馬鑓温泉の手前のトラバースのみ。

写真

8/9 5:55

栂池高原の無料駐車場から望む白馬鑓ヶ岳と杓子岳。

8/9 6:48

ゴンドラからは鹿島槍ヶ岳と五竜岳が望める。

8/9 6:57

栂の森駅からはロープウェイにお乗り換え。

8/9 8:14

栂池自然園の登山口を出発して1時間あまり、天狗原を通過。

8/9 8:28

行く手にこれから上る雪渓が近づく。

8/9 8:58

キックステップで高度を稼ぐ。

8/9 9:08

ヒメシャジン

8/9 9:12

乗鞍岳の立派なケルン。

8/9 9:24

ケルンから少し行くと、白馬大池と山荘が見えた。

8/9 9:30

池の水は濃い青色をしているが、透明度は高い。

8/9 10:05

白馬大池小屋の近くの草原に咲く、タテヤマリンドウ。

8/9 10:09

小屋で小休止したのち、雷鳥坂を登り、さらに先を目指す。

8/9 10:43

雷鳥坂を登るとこれから進む稜線が見渡せた。

8/9 11:24

タカネナデシコ

8/9 11:37

雲間から白馬岳が顔を出した。

8/9 11:43

ミヤマアキノキリンソウ

8/9 11:46

同じく、ミヤマアキノキリンソウ。

8/9 11:47

ふと、振り返ると火口湖のような白馬大池が眺められた。

8/9 11:49

トウヤクリンドウ

8/9 11:54

登山者の点景が、山の雄大さを演出する。

8/9 12:05

シラザレの稜線。

8/9 12:05

奥の山は雪倉岳。

8/9 12:09

主稜線の雲が晴れて、白馬岳までの工程を見渡す事ができた。

8/9 12:33

雪倉岳の稜線は日本海(親不知)へと続く…

8/9 12:42

8/9 13:12

美しい彩色を施された、シコタンソウ。

8/9 13:12

イブキジャコウソウ

8/9 13:15

子ライチョウを見かけたので…

8/9 13:15

後をついて行くと、

8/9 13:16

母ライチョウに出くわした。

8/9 13:16

外敵に発見され易い天候の良い稜線、周囲の警戒には余念がない。

8/9 13:32

白馬岳山頂部から杓子岳の山腹を望む。

8/9 13:32

山頂部から足元を覗き込むと、かなりの高度感。

8/9 13:34

白馬岳登頂の証拠画像。

8/9 13:47

山頂を越えて少し下ると、白馬山荘。

8/9 13:58

基本的に登山道が富山県(左)と長野県(右)の県境だそうです。

8/9 14:05

本日お世話になる「村営白馬岳頂上宿舎」に到着。

8/9 16:23

チェックイン後に周辺のお花畑を散策する。「ミヤマオダマキ」

8/9 16:24

タカネシオガマ

8/9 16:25

チシマギキョウ

8/9 16:27

ムカゴトラノオ

8/9 16:29

ミヤマアキノキリンソウ

8/9 16:30

8/9 16:31

ハクサンフウロ

8/9 16:34

イワギキョウ

8/9 16:37

シナノキンバイ

8/9 16:40

積乱雲が発達するも、雨は降らなかった。

8/9 16:42

8/9 16:44

ミヤマムラサキ

8/9 17:36

夕食はバイキング形式、山小屋の割にはかなりの品数。

8/9 18:08

村営宿舎はテントサイトも隣接している。

8/9 18:16

夕日を眺めに丸山に向かう。

8/9 18:16

山頂部と白馬山荘。

8/9 18:20

ブロッケン現象

8/9 18:23

今日はガスが多く、

8/9 18:36

スッキリとした日没は見られなかった。

8/10 3:32

2日目の朝、早く起きて、星空を楽しむ。

8/10 3:37

真夏のオリオン。

8/10 4:48

朝日を迎えるために丸山に向かう。

8/10 4:51

早立ちのパーティーが稜線をゆく。

8/10 5:00

5時ジャストに日の出を迎える。

8/10 5:01

白馬岳がシルエットとなって浮かび上がる。

8/10 5:02

遠くの台形の山容は戸隠山。

8/10 5:08

日の出を拝んだので、2日目の縦走を開始する。

8/10 6:08

杓子岳の山腹をトラバースして、白馬鑓を目指す。

8/10 6:35

振り返ると、杓子岳と白馬岳。

8/10 6:53

白馬鑓ヶ岳の登頂も果たす。

8/10 6:54

稜線上に続く、大パノラマ。

8/10 6:55

手前から唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳が直線上に並ぶ。

8/10 6:55

立山と剣岳。

8/10 6:56

剣岳をアップで。

8/10 6:57

幾重にも連なる山並みの最も奥に、穂高連峰と槍ヶ岳。

8/10 7:11

稜線歩きを満喫！

8/10 7:16

写真の右に見える小屋は、天狗山荘。

8/10 7:16

楽しい稜線歩きもそろそろ終わりを告げる。

8/10 7:30

ここ鑓温泉分岐から、主稜線を後に下山を始める。

8/10 7:42

大出原を進む、足元にはお花畑が広がる。

8/10 7:58

ハクサンコザクラ

8/10 8:02

主稜線があっという間に高く、遠くになっていく。

8/10 8:34

チングルマ

8/10 8:44

今回の山行で唯一のクサリ場を通過する。

8/10 9:02

タカネニガナ

8/10 9:04

雪渓に巨大な岩が転がっている。　こんなのにヒットされたらひとたまりもない。

8/10 9:26

白馬鑓温泉に到着し、しばし休憩する。

8/10 9:35

ウメバチソウ

8/10 9:37

テガタチドリ

8/10 9:41

沢に架るスノーブリッジ。

8/10 10:21

杓子沢を渡る。

8/10 10:31

シロバナホタルブクロ

8/10 10:40

杓子岳東壁と杓子沢。

8/10 10:40

下部の雪渓は先ほど歩いたルート。

8/10 12:18

タマガワホトトギス

8/10 13:22

無事に猿倉に到着する。

8/10 13:40

次のバスまで1時間あまり、のんびりとそばを頂くことに。

8/10 14:42

14時半のバスに乗車し、栂池高原の駐車場へ向かう。

撮影機器：

EOS 40D CANON

感想

muku-muku

1泊2日で初めて白馬岳を計画した。　今回は定番の大雪渓の直登ではなく、工程が長くとも高低差の少ないために体力的にラクチンな栂池高原からの入山とした。　そして、実際にこのルートを歩いてみると、湿原、雪渓歩き、山上湖、高山植物、そして稜線からの大展望と、夏山の魅力の全てが凝縮されたかのようなルートであった。　さらに登山道がしっかりしているにも関わらず、このルートを歩く登山者は大雪渓ルートと比較して格段に少なく、後ろから追い立てられたり、先行する登山者のスローペースに気をもむ事は全く無いので、絶対におすすめのコースである。　しかし、工程が長いので、できる限りの早立ちとし、稜線上で落雷が発生する時間帯よりも前に小屋に到着するように心がけたい。