【東大雪】音更川 川上岳東面沢右俣遡行・川上岳南面沢下降
- GPS
- 10:25
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,149m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 10:28
天候 | 小雨後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遡行図と記録参照 |
その他周辺情報 | ・周辺の国有林計画図 https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/keikaku/other/attach/pdf/higasidaisetu-5.pdf 上記地図に今回遡行・下降した沢の名称は記されていない。 |
写真
装備
備考 | ・ラバーソールの方が良さそう |
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感想
【計画の経緯】
相変わらず日高の天気は悪いので、それ以外で、と考え、焚火をしたいとなり、駐車場近くで焚火ができ、流域に険しそうな沢がいくつかある音更川流域へ。まずは、記録の見つからない川上岳東面沢を遡行することに。
【記録】
○川上岳東面沢遡行
入渓して暫くはゴーロだが、河原は広いので歩きやすい。二俣が近づいてきたところで漸く2段7m滝が出てくる。小雨で気温も低めなのでいきなりのシャワーに躊躇するが、直登。続く9m滝を右から登ると、二俣。稜線近くまで明瞭な沢型がある右俣を選択。
右俣に入っても小滝は続き、つまらなくはないが、それほど特徴のある滝もない。ガレゴーロの区間を経て沢が左に曲がるところで、厳しそうな9m滝。Takenakaは左から、tamoshimaは右から取りついて登ろうとするが、どちらもそれなりに苦戦。結局同じくらいのタイミングで滝上に抜けたが、右は結構怖かった。kaiseiにはお助け紐を出して登攀。
また小滝を越えてガレゴーロを過ぎると雪渓出現。予想よりは少なくラッキー。右から簡単に巻き、またガレゴーロを歩いていくと、急に険悪そうなゴルジュが出てくる。しかしよく見るとさほど労せずに巻け、どちらかというと拍子抜け。次の7m滝も巻いて越えると、ゴルジュっぽいところは終了。
その先も小難しい滝が続くが、適当に登っていき、最後の三俣を左に入って、比較的楽な詰めで稜線へ。いつしか空は晴れ、稜線上の景色は素晴らしい。
さて、この東面沢右俣の内容がいまいちだったので、明日はこの山域をやめようとなり、電波も入ったのでいろいろ考えた上で、チトカニウシ山東面直登沢へ向かうことに決定。それでも岩間温泉は行ってみたいということで、川上岳南面直登沢の下降を選択。
○川上岳南面直登沢下降
この沢は標高1350m〜1100m区間にありそうなゴルジュが核心であろうと予想していた。予想通り、その区間までは大した滝もなく、さくさく下っていく。ところが、1350mを過ぎても相変わらず大した滝はない。そのまま1308m二俣に着。いよいよゴルジュが出てくるかと思いきや、相変わらず容易に巻けるかクライムダウンできる滝ばかりで、楽ではあるが面白くはない状況。結局そんな調子で核心部ともいえないような核心部の河口を終え、長いゴーロに突入。飽き飽きしたころ、待望の岩間温泉着。
さて、服を脱いで、入浴しようと思うが、クソ熱い。50度以上はあるだろう。いったん源泉の供給を止め、さらに川から引き込む水の量を苦労して増やし、暫く待って、何とか適温になった。こうなってしまえば最高の風呂で、しばし温泉を満喫。しっかり温泉を整備してくれた方に感謝。
心ゆくまで温泉を味わったところで帰ろうと思うが、意外に道が悪い。多少迷ったり末に林道に上がり、こちらも意外に長い林道を歩いて駐車場まで。
【感想・総評】
等高線の混み方からは結構期待していたが、東面沢・南面沢ともにゴーロで稼ぐ標高差が大きく、期待を下回る内容であった。この辺りの地質的にそういうものなのだろう。恐らく、北海道の山と谷で!!!となっている石狩岳東面直登沢も似たような内容で、さほど遡行価値は高くないのだろうと思われる。
そうはいっても、初めての山域で未知の沢を調査することができ、素晴らしい岩間温泉も満喫できて、充実した1日だった。
いい沢を探し当てるというのは難しい。
でも温泉が素晴らしすぎたので全て良し。ここを管理してくれている人に感謝します。
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