飯森山(山スキー)

2010年03月14日(日) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 7.9km
• 登り: 949m
• 下り: 961m

コースタイム

国道121号大峠トンネル6:00-8:25桃源郷8:40-9:47種蒔手前（1480m）10:07-10:25西峰（JP）10:35-10:44飯森山山頂-11:02西峰（滑降準備）11:31-12:06桃源郷-12:48大峠トンネル

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

大峠のライブ映像や積雪量が日中・大峠総合管理事務所のホームページに載っているので事前にチェックしておくと良い。 雪が下までつながっているのは今週までか。1360mから尾根はたどらず右側を少し下降し1340m平坦地にトラバース、1415mの小鞍部(桃源郷)めざしてブナ林を進む。小鞍部からは鉢伏山東斜面をトラバースして1472mの尾根上鞍部(種蒔)をめざし、その後は稜線上をたどる(ルート図参照)。鉢伏山東斜面のトラバースは雪の状態によっては雪崩れ、滑落の危険あり。西峰（JP）でスキーをデポ、飯森山山頂はアイゼンで往復。復路は往路と概ね同一だが、登り返さず斜滑降で行ける。今回は駐車場までスキーを脱がずに戻ることができた。

写真

3/14 4:11

大峠トンネル喜多方方面出口。飯森山登山の起点。

3/14 4:12

下部は残雪期の様相で、雪面が寸断されているが、何とかつなげて登ることができた。うっすら新雪が積もり、シールはほとんど効かず、スキーアイゼンが頼り。急斜面は斜登高のコース取りが難しい。

3/14 4:18

次第に晴れてブナが美しい。

3/14 4:19

このブナの疎林の感じは、鍋倉山を思い出す。

3/14 4:20

標高1350m付近からはトラバースにはいる。前方に見える鞍部を目指す。

3/14 4:21

晴れていたが、再びガスがかかってきた、標高1400mいわゆる桃源郷付近。

3/14 4:23

桃源郷を振り返る。

3/14 4:27

鉢伏山東斜面のトラバース。写真よりもかなり急な斜面もある。

3/14 4:33

ガスが晴れて飯森山の全貌があらわれた。

3/14 4:34

トラバースで予定の鞍部より上に出てしまった。種蒔の鞍部付近を見下ろす。

3/14 4:35

飯森山、左が西峰で右が本峰。

3/14 4:36

鉢伏山。

3/14 4:37

西峰への登り。

3/14 4:38

西峰から本峰。

3/14 23:17

本峰から栂峰。

3/14 23:25

ガスの中から飯豊連峰がかすかに見える。

3/14 23:26

西峰からの滑降後、飯森山をふりかえる。

3/14 23:27

種蒔から桃源郷にむかって長いトラバース。この時間になると雪が少し安定してきた。

3/14 23:28

ブナの根空き。大峠への最後の下りにて。

撮影機器：

μ1030SW オリンパス

感想

Neuron

飯森山は飯豊連峰と吾妻連峰にはさまれ岩羽国境稜線に位置し、大峠トンネルの喜多方側出口が積雪期登山の起点となる。
web siteで確認すると積雪40cmとかなりすくなくなっており心配したが、なんとか下から上まで雪はつながっている。雪は堅雪+うっすら新雪で3回でてくる急斜面ではルート取りに注意が必要。1000mくらいまでのぼるとパウダースノーになってきた。鉢伏山は登らず東側の平坦地を行く、ここは桃源郷ともよばれるブナの疎林だ。種蒔きのコルへは急斜面のトラバースだが、スキーアイゼンを底雪に蹴り込まないと足元がなだれてしまう。
種蒔きから飯森山西峰〜本峰にかけての真っ白な稜線がみえる。西峰にスキーをデポしてアイゼンで本峰を往復。本峰にきて初めて隣の栂峰が確認できた。飯豊連峰は時々ガスの中からかすかに顔をのぞかせている。西峰からは稜線の滑降だが支障ない、種蒔きから延々と鉢伏山をトラバースし、最後は重雪のブナ林の滑降となった。