平標山,仙ノ倉山,大源太山


- GPS
- 09:14
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,477m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 9:11
天候 | 曇りのち晴れ。山頂付近の雲は取れず |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に良く整備されており歩き易い。但し,平標山の家から大源太山までの路では左側が急傾斜になっているので転倒などしないように注意が必要。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉「雪ささの湯」が駐車場から5分の近距離。通常1000円だが,駐車場でもらった割引券で800円に。 |
写真
感想
40年も昔に笹穴沢を遡って着いた平標山に再会したく,ついでに未だ歩いていない仙ノ倉山,大源太山もということで周回コースを設定した。毛無山から上信越自然歩道に向かう道の状況が良く分からなかったが,駄目なら浅貝スキー場に出ればよいだろうと考えた。結果的には歩き易い林道だったので問題はなかった。
明るくなり始めるころに歩き出す予定で,自宅を1時少し前に出発し,目論見通り4時半頃に元橋駐車場に到着。既に3台が居て,準備をしているようだった。
辺りが薄明るくなってきた5時少し前に出発。駐車場から直ぐで登山口に着き,良く整備された路を上り始める。松手山まで600m余りの登りだが,登りやすくて1時間半ほどで到着し一休み。湿度が高く汗が半端なく流れ出し,既に全身ビッショリになっている。しかも上部は雲の中で平標山は見えず。晴天になると信じていたのに残念だ。それでも歩き始めると,結構あちらこちらに花が咲いていて楽しめた。風も吹いてきて気持ちが良い。
平標山頂はガスがかかっていて眺めを楽しむことはできなかった。ここまで来ると風が強く冷たく感じられたので,風よけのために雨具を着込んで広場になった山頂にある灌木の陰で休憩。仕事でこちら方面に来たついでに一登りしているという方が居られた。うらやましい限り。
腹ごしらえもできたので仙ノ倉に向けて出発する。木道の階段を下り鞍部から緩やかな斜面を再び登ると前仙ノ倉山。そこから少しで仙ノ倉山に到着する。この間も高山植物がポツリポツリと咲いており,遠景が見えない代わりに目を楽しませてくれる。山頂からは万太郎山,谷川岳へと続く登山道が続いているが,これも少し離れた処からは霧の中に隠されていた。
往路を辿って再び平標山に戻り,南に向きを変えて山の家を目指す。振り返ると,時々,山頂付近の雲が吹き払われるが直ぐに新たな雲がかかってくる。気温も上がってきたので,山頂から直ぐにあったベンチで雨具を脱ぐ。山の家はひっそりとしており,外のベンチでは登山者2人が歓談しているだけだった。特に休む間もなく,そのまま大源太山へと向かう。
ここからの路も良く整備されてはいるが,左側はかなりの傾斜で沢に向かって落ち込んでいる。樹木で覆われていて分かり難いが蹴躓かないように注意して歩く。少し行くと笹穴沢の滝などが手に取るように見えてくる。あの頃は若かったなあと,柄にもなく思い出したりしながら歩くこと1時間弱で山頂に到着。万太郎山や谷川岳方面が良く見えるが,残念ながら山頂付近はやはり雲の中。本当に残念だ。
次の三角山までは僅かな距離で,直ぐに毛無山へと下り始める。ここも路が良く整備されており,適度な間隔で浅貝新生会の設置した道標ナンバーが目易になる。三角山頂が30番で,毛無山が5番になっていた。毛無山の少し手前にある鉄塔との間に林道につながる路があるが,目印は何も無かったので気を付けていないと見落とすかもしれない。ただ,数メートルも入ると直ぐに原っぱになっていて,林道へとつながっていた。廃道になっていることを心配していたが,現役で使われているようで歩き易かった。途中で見えた平標山は綺麗に雲が取れて,スッキリとした顔を見せてくれた。よくある話ではあるが,本当に残念。
毛無山から30分ほどで上越自然歩道に出会い,そのまま下って行くと車止めのゲートに出会う。脇には沢が流れており,上部から水も引いてくる管もあったので顔を洗ってサッパリとする。別荘が並ぶ一角を通り過ぎるが誰も居らず,使われている気配もなかった。バブルの頃の名残なのかな等と考えながら歩いている内に駐車場に戻っていた。
駐車場を出る際に管理人さんから割引券をもらったので,直ぐのところにある「雪ささの湯」で汗を流し,帰途に就いた。特に大きな渋滞もなかったので,実質3時間半ほどで帰宅できた。
今回は眺望は得られなかったが,懐かしい沢も望めたし,高山植物にもそこそこ出会えて満足の山旅であった。
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