中世日光修験 夏峯 温泉ヶ岳

2023年08月27日(日) [日帰り]

• GPS: 06:12
• 距離: 6.0km
• 登り: 858m
• 下り: 495m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:32
• 合計: 6:12

6:08 奥日光湯元本通り北駐車場
6:14 6:14 切込湖・刈込湖登山口
6:22 6:23 金精道路出合い
10:24 10:24 温泉ヶ岳分岐
10:33 10:51 温泉ヶ岳
11:00 11:01 温泉ヶ岳分岐
11:40 11:52 金精峠
12:19 12:19 金精山登山口駐車場
12:20 ゴール地点

天候

晴れ　のち　雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

日光湯元温泉に車を止めて入山。
温泉ヶ岳登頂後、金精峠からバスで日光湯元温泉に移動。

コース状況／危険箇所等

薮のバリエーションルート。蓼ノ湖からpeak2061を経由し、温泉ヶ岳。危険な岩場はない。マークはないに等しい。

標高2000までは急坂ではあるが、薮は膝程度で踏み跡はしっかりしている。
標高2000からAlt 2061 peakを超え標高2100までの間は傾斜が緩やかになるが、薮が背丈を越えるほど深く、迷う。
その後、Alt 2200までは膝程度の薮。そこから一般登山道との合流までは薮が深く、目標物がなく、迷いやすい。

写真

8/27 6:25

刈込湖への入山口から国道120を西に100ほど歩いたところに入山口がある。

8/27 6:59

このあたりは急坂だが、薮は膝程度で薄い。

8/27 7:13

標高2000を越えると一気に薮が背丈を越える。

8/27 7:21

薮はほとんどが笹で、笹薮は体力を使って突っ切るしかない。
一方、時々出てくるシャクナゲの薮は巻くことができる。

8/27 8:05

8/27 8:41

8/27 9:00

標高2100付近からうえは薮が減る

8/27 9:36

8/27 9:50

温泉ヶ岳が見える

8/27 10:16

登山道との合流近くでマークが出て来る。

8/27 10:17

登山道との合流近くでマークが出て来る。

8/27 10:18

登山道との合流近くでマークが出て来る。

8/27 10:18

登山道との合流地点。

8/27 10:19

登山道との合流地点。

8/27 10:21

登山道との合流地点。

8/27 10:23

登山道との合流地点の近く。

8/27 10:38

温泉ヶ岳山頂。
勤行して碑伝をお供えする。

8/27 10:38

8/27 10:45

山頂から刈込湖と切込湖が見える。

8/27 11:10

日光白根山と、笈吊岩の大岩壁が見える。
中世の修験道の行者はこの岩壁を越えるのに苦労し、背中に背負う笈を紐に吊るしておろしたため、笈吊岩という名前がついた。

8/27 11:25

左に男体山、眼下に湯ノ湖、戦場ヶ原、中禅寺湖が見える。

8/27 11:52

金精神社

8/27 12:38

金精トンネルバス停から笈吊岩

装備

個人装備

バリエーションなので 日帰り装備に加え ツェルト 寝袋 ダウンジャケット テントマット 多めの行動食など ビバークに備えた装備を追加。

熊よけに持鈴と法螺貝も持って歩いた。

感想

m_m_m しんこう

中世日光修験の夏峯の道を辿っています。

2022年にも温泉ヶ岳に登りましたが、刈込湖に下る道があまりにも迷いやすく、薮も酷く、本当にこの道を修験者が通っていたのだろうかと疑問を持ちました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4435970.html
また、古文書にある竜池宿（りゅうのいけのしゅく）の場所がわかっていません。一節では刈込湖の西にあるPeak2207のコルにある池と言われているのですが、水たまり程度なのでこちらにも疑問を感じています。

そこで、竜池は刈込湖か蓼ノ湖(たでのうみ)ではないかと考え、この登山の前日に温泉ヶ岳からの下山口を偵察するため、刈込湖、小峠、蓼ノ湖周辺を歩きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5869840.html
その結果、どの尾根筋もとても薮が深く、岩場が多く、斜面が急でほとんど登れないことがわかりました。唯一残った選択肢として、本日登った登山道は歩けそうであると考え、本日の登山となりました。

偵察のお陰で登山口周辺は薮が薄く登りやすいです。
しかし、標高2000〜2100mの緩斜面が背丈を越える酷い笹薮でとても迷いやすい道でした。マークはほとんどなく、踏み跡を探しながら、方位磁石とGPSを頼りに方向を決めていく感じでした。
標高2200m付近のシャクナゲの薮は巻くことができます。
温泉ヶ岳の登山道との合流点付近は目印がなく迷いやすいです。

温泉ヶ岳山頂の噴火口周辺は笹薮が酷く、見に行くのを諦めました。

金精峠から湯元温泉まではバスで移動しました。バスに乗るまでは晴天だったのに、バスに乗ってしばらくすると大雨になり、夏の日光の天候の不安定さを感じさせられました。