常念岳 まさかのスピードレース登頂

2023年09月01日(金) 〜 2023年09月02日(土)

• GPS: 18:14
• 距離: 14.6km
• 登り: 872m
• 下り: 3,089m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:56
• 休憩: 2:10
• 合計: 9:06

6:08 常念小屋
7:18 7:35 三股への分岐点
7:46 8:18 常念岳
8:26 8:26 三股への分岐点
9:16 9:43 常念小屋
11:40 11:51 最終水場
12:32 12:52 笠原沢
13:21 13:35 烏帽子沢
14:05 14:13 王滝ベンチ
15:02 15:03 山ノ神
15:14 15:14 一ノ沢登山口
15:14 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ほりでーゆ〜からタクシーで三股登山口まで。

コース状況／危険箇所等

胸突き八丁付近で下山の日、滑落事故があったと報じられました。
人の多い週末、すれ違い時には注意です。

その他周辺情報

ほりでーゆ〜にて下山後の汗を流しました。

写真

9/1 5:20

【9/1】
燕岳、蝶ヶ岳の次はいよいよ常念岳での講習。

9/1 8:39

安曇野側、三股から入山。

9/1 13:15

模擬トラブル、ナビゲーションなど、実際のガイディングを想定した講習をしながらの登りが続く。

9/1 13:30

ようやく全員で登れる山。天気も上々。

9/1 15:11

今日は安曇野も驚くほどくっきりと見える。

9/1 17:56

常念小屋で過ごす夜。
夜もロープワークなど講習が続く。
それでも楽しさが上回るのはなんだろう。

9/2 4:22

【9/2】
日の出待ち、安曇野の灯りが見える。

『夜明けのケニー』、写真ありがとう、KAZUさん。
金星が出てるね。

9/2 5:00

四阿山。

9/2 5:01

浅間山。

9/2 5:05

今日も良い天気のようです。

9/2 5:15

月がまだ残っていました。

9/2 5:15

槍ヶ岳。

9/2 5:18

一瞬だけ赤くなって終わりました。
今朝はいよいよ山頂を目指す。

9/2 6:43

水晶岳遠望。

9/2 6:43

伊藤新道で鷲羽・水晶縦走のプランが仲間で今盛り上がってます。出来れば赤牛まで歩き、読売新道を下りたいもの。

9/2 6:43

鷲羽岳（左）、ワリモ岳。

山頂手前の偽ピークまで、全員バラバラで歩き、体力確認のため時間を競う事に。

9/2 6:45

いきなりレースになり、皆それぞれ歩き出したものの、350mの登り、なかなかにキツい。

9/2 6:47

とはいえ、眺めも素晴らしく、撮影も欠かせない。
鹿島槍・五竜・白馬乗鞍岳。

9/2 6:47

頚城山塊、戸隠方面。

9/2 6:48

東鎌尾根越しに見る北鎌尾根。

9/2 6:51

遠く上信越、日光の山々。
眼下は登ってきた一ノ沢。

なんやかんやで、登りきり全員で一息つく。思えば
初めて全員が揃う山行。

見える山が多すぎて、話す事も多すぎて…
楽しすぎるひと時。

9/2 7:22

伸びやかな横通岳稜線。
奥に見えるのは立山・剣や針ノ木岳・蓮華岳。

9/2 7:26

燕岳遠望。
奥に針ノ木岳。

9/2 7:26

大天井岳。

9/2 7:44

富士山と南アルプス。
山頂近くになって初めて姿を現すニクい演出。

9/2 7:44

山座同定。
今日は深南部の山々までクッキリ見えてうれしい。

9/2 7:44

八ヶ岳。
今日は安曇野も雲海もなくスッキリ見える。
もう、夏の空気ではないですね。

9/2 7:49

大キレット越しに見えたのは…なんと白山！
常念山脈で白山が見えるのは常念岳山頂だけだと…師匠に教えてもらいました。

9/2 7:50

穂高連峰。

9/2 7:53

蝶ヶ岳への稜線。
講習の最後は大天井岳から常念をへて一気に蝶ヶ岳へとこの稜線を歩く、一番キツい日になるハズ。

9/2 7:53

御嶽山、乗鞍岳、霞沢岳と上高地。

9/2 7:56

蝶ヶ岳ヒュッテ遠望。
奥の山は恵那山。

山頂を踏み、この後は三股まで同じルートを戻りました。週末と重なり帰路はすれ違いの連続。
ガイド講習にはうってつけのシチュエーション？　登りは比べ物にならないほど頭と体を使った下山でしたが、よい経験になりました。

撮影機器：

iPhone 13 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

kenny

ガイド講習での常念岳登山。
週末ですれ違いも多く、好き勝手に歩く気楽な山行とは全く違う視点で安全にパーティを導く難しさを実感。山慣れているから案内も出来る、そんな単純なものてはなく、やはりだいじなのはコミュニケーション。メンバーだけではなく、すれ違う人、山小屋スタッフの方々など、お互いが円滑な意思疎通出来て初めて安心が担保され、山を楽しめる。

折しも同じ日、すぐ近くで滑落事故があり救助が入ったニュースが。『なんて事ない』と今まで思っていた場所が実は大きな危険をはらんでいて、実際に落ちる人がいる。
そしてそんな人を山に安全に誘うには、山だけではなく人との関わり合いを含むもっと大きなものを求められる…


幸い良き仲間たちに恵まれてモチベーションは高く、楽しみながら頑張れている。同じ山に登っているのに、全く違う新しい景色を見ているように思えるのは、登る立場が大きく違うからだろうか。

燕岳、蝶ヶ岳と全員そろって登れなかったが、常念でようやく全員一緒に山頂を踏んだのが、一番うれしい。

7月に始まって、あっという間に過ぎ去った講習、残すは最後の効果測定のみ！燕岳から上高地までのパノラマ銀座フル縦走が来月待っている。
全員で無事貫徹して卒業をして締めくくりたい。