幌尻岳(額平川コースを日帰り)


- GPS
- 11:20
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 1,966m
- 下り
- 1,966m
コースタイム
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:21
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉は深いところで膝上ぐらいの水量でした。このコースは渡渉が一番の核心でそれ以外は危険箇所はほぼ有りません。増水時には勇気ある撤退が必要だと思います。 |
その他周辺情報 | 前日は"くろべこ"でステーキを食べ、下山後は"じゃんけんぽん"でハンバーグ&ステーキ食べました。 びらどり牛とても美味しかったです。 |
写真
感想
前日に北海道入りしてとよぬか山荘に前泊。頼めば夕食と次の日のおむすびを用意してくれますが今回は素泊まりで利用しました。宿泊部屋は2部屋有り、この日は男性用と女性用で部屋を分けて2段ベットで一部屋辺り12人寝れるようになっていました。部屋にエアコン付いていてお風呂も有ります。男性の利用者は11人宿泊していました。
売店も有りガス缶や登山バッジ、Tシャツも売っています。
また自己責任で無料で提供してもらえる中古のガス缶も有ります。今回はこの中古のガス缶を使いました。
緊張と周囲のイビキと臭いで全然寝付けず睡眠時間3-4時間で挑むことになりました。
4時のバスは3台で人数は30-40人ぐらいの登山者が居たと思います。1台はツアー専用の小型バスでした。
約1時間弱の乗車で第2ゲートに到着。
ここから長い林道歩き。ここは単調な林道歩きで危険箇所は全く無く約2時間で北海道電力取水施設に着きました。そこから10分ぐらい進むと渡渉開始地点に到着です。ここで沢靴に履き替えて渡渉開始。最初の渡渉で水が冷たくてネオプレンソックス持って来れば良かったかなと後悔しましたが徐々に水温にも慣れました。
深いところで膝上ぐらいの水量でした。
2ヶ所ほどこんなところどうやって渡る?と感じたところが有りましたが他はしっかりと体勢整えれば流されるほどの水の流れではなかったです。
それぞれの渡渉ポイントにしっかりとピンクテープが有るのでしっかり見ていれば迷うことは有りません。トレキッングポールを2本使えばバランスが取りやすいのと足を出す前にトレッキングポールで深さの確認が出来たのでトレッキングポールは持って行った方が良いと思いました。
渡渉開始から1時間ほどで幌尻山荘に到着。管理人さん2人が外で受付待ちをしていました。「今日は混んでますよね?この時間から日帰りは厳しいですか?」と聞いたら2人共、「今日いままで来た人は全員日帰り、この時間なら充分間に合うよ。」と口を揃えて言ってくれたので急遽日帰りに変更。休憩も取らず着替えを済ませて早々に幌尻岳に向かいました。日帰りでもザックは倉庫に預かってくれて食料はネズミ対策で山荘内に保管してくれました。管理人さんとても優しい!
幌尻山荘から先は急登。林道歩きと渡渉でそれまではさほど汗をかきませんでしたが一気に汗だくになりました。幌尻山荘からコースタイムで7時間半と山荘の管理人に聞いたので時間を気にしながら登りました。
1時間ほどで展望が開けました。空は雲がほとんど無い青空!一気にテンションも上がりました。そこから幌尻岳山頂までは気持ちの良い稜線歩き、左手には戸蔦別岳を眺めながら大きな優しい山容の幌尻岳を目指しました。結局は幌尻山荘から2時間ちょっとで幌尻岳に着きました。
山頂はそこそこ広く多くの登山者が居ました。
思う存分写真を撮って下山開始。下山開始が11時前だったので日帰りは大丈夫かなとこの辺りて確信を持ちました。
幌尻山荘に戻り預けたザックと食料を引き取った際に山荘限定のTシャツを売っているのを発見、色は黒でSサイズだけ残っているとのことで記念に購入しました。また雑談で管理人さんに話を伺ったらこ気温も少し下がって今日は沢も水量も少なかったので歩きやすかったそうで日帰りしやすい時期になって来た言っていました。また沢は直ぐに増水するけど水が引くのも早いそうです。
下りの渡渉は今朝歩いてきた沢を下るだけで少し時間にも余裕が有り偶然にも同じ時間に下る方が私以外に2人居たので渡渉を楽しむ心の余裕も有りました。後から思いましたが2人ともソロの方で私と山荘を出るのもほぼ同じだったのでそれぞれソロだと心細く感じてタイミングを合わせて下山開始されたのかなと思いました。
下りの渡渉は気温が朝よりも高かったので気持ちの良い沢歩きでした。登りと下りで同じルートですがピンクテープは登りを意識して付けているのか下りで1、2ケ所渡渉が分かりにくいところが有りました。また今回初めて沢靴を履いたのですがフェルト製のアウトソールは本当に滑らなかったです。この為だけに購入しましたが買って良かったと思いました。
14時40分頃に北海道電力取水施設に到着。ここから長い林道歩き、もうさすがに17時のシャトルバスには間に合うだろうと思いましたがやっぱり長く何度も何度もスマホで現在地を確認して歩きました。最終的には16時15分に第2ゲートのシャトルバス停留所に到着。そこまで余裕がある訳ではなかったですがなんとか日帰り達成出来ました。この日はたぶん私を含めて5~7人日帰りをした人が居たと思います。
結果論ですが最初から日帰り装備で挑んでいたら荷物も少なくもっと楽だったかなと思いました。
水分は2リットル持参してちょうどぴったりぐらいの消費量でした。山荘前に水を引いていますが沢水とのことなので濾過か煮沸が必要です。途中に登山道から少し逸れたところに命の水という水場が有りますが今回は日帰りで時間が無かったため寄りませんでした。
過去に羅臼岳に登った時にはヒグマを気にしながら登りましたが今回は天気も良く登山者も多かったのでヒグマへの恐怖心は全くと言ってよいほど有りませんでした。
下山後にとよぬか山荘で登山バッジの購入とガス缶の返却した時にスタッフの方も今シーズンで一番良い日だったと仰っていました。とよぬか山荘のスタッフの皆さんもとても親切でした。
2018年から幌尻岳を計画していましたが2年連続で増水のためシャトルバス運休、その後はコロナ、昨年は林道崩壊や気象条件が合わなく、今回念願の幌尻岳登頂でした。
昨年、林道崩壊後にとよぬか山荘に電話で問い合わせた時に「いつか神様が埋め合わせをしてくれますよ。」と言ってくれましたがこの日は今までの苦労を全て埋め合わせてくれました。
本当は今回の山行も1日前の予定でしたが当日朝方まで降水量の多い雨予報でした。偶然に1日後に幌尻山荘の空きが出たので1日ズラして今回の日程になりました。
個人的には花を楽しむのであれば7月、晴天を狙うのであれば台風が発生する可能性は有りますが9月上旬が比較に晴れる日もあり虫も少なく渡渉も水が冷たくなくて一番良いタイミングかなと思います。
おめでとうございます!!
長い事狙われていて、やっと宿願叶いましたね。
なんか自分の事のように嬉しく感じます。
最も手強い幌尻を踏めたのは格別ですね。
本当にお疲れさまでした。
コメントありがとうございます。
念願の幌尻岳を快晴で登ることが出来て本当に満足でした。satoshi7604さんと羅臼岳でお会いしたのが懐かしく思います。やっぱり北海道の山はいいですよね!
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