富良野岳→上ホロカメットク


- GPS
- 06:21
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,090m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:16
天候 | 晴れ 気温:入山時→11.5度 下山時→26度 風:弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
慎重運転によるノロノロ運転にイライラすることなく、ゆっくり登りましょう。 特に降ってくる自転車・バイクには気をつけてください。 自分が降る時もスピードには注意です。マジでカーブキツイですから。 吹上温泉登山口のトイレが使用不可なので、日の出公園近くのコンビニで買い物ついでに用便を済ませることを強くオススメします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山路は良く整備されていて歩きやすい ただ、自然現象による劣化や破損はやや目立つ。 利用者が多いのも消耗の要因か。 上部のガレ場はほとんどが浮石 ザレ場ではスリップ注意 笹かぶりの箇所はほぼナシ 規制のロープやコース表示の黄色ペンキはかなりお疲れ気味 ガスが濃かったりした時は箇所によっては道迷いにつながるかも。 |
その他周辺情報 | 十勝岳温泉登山口というだけあって、十勝岳温泉は隣接 吹出温泉白銀荘へは車で10分ほど。大人700円 個人的に凌雲閣よりこっちがスキ 【重要】トイレ 十勝岳温泉登山口の公共トイレは閉鎖中 冬季閉鎖と書いてたけど、故障中との張り紙あり とにかく現時点では使用不可 十勝岳温泉登山口から入山時は、麓の施設で済ませることを強くオススメします。 |
写真
感想
今日は札幌50峰は一休みで、初十勝連峰です。
実は厳密には初ではなく、一度先輩にくっついてバックカントリースキーで上がってるんですが、ホントにくっついてただけなのでルートも地点も無知識登山だったので、今回が実質初ということで。
今回は主峰の十勝岳をあえて外して富良野岳→上ホロカメットクの周回
理由は十勝岳に登りたい仕事の妻にチクチク言われたので、次に一緒に来る時の楽しみを残すためです。半分ホント笑
感想
当初から吹上温泉から十勝岳美瑛岳のコースとかなり迷った挙句、上記の理由で南側の4峰を繋ぐルートにしたわけだけど、初十勝連峰としては最高だったと思う。次に登る十勝岳を強烈に瞼に焼き付けることができました。
あえて登らないことも、次の意欲になるってことで笑(どM思想笑)
先ずはとにかく天候に恵まれたこと。快晴微風、気温もこの時期にしては充分高め。直近の降雨もナシと、快適過ぎる山行でした。
最近は札幌近郊の急峻な山ばかりだったせいか、今回のルートには急登らしい急登もなく、淡々と歩を進めることができました。
こういう一歩一歩淡々とという山行は大好きです。
登山路の状況も砂利、土、ガレ、ザレ、岩など様々だけど、どれも注意さえできれば危ないものではないので、慌てず慎重にが山歩きの鉄則ですね。
一つめの富良野岳が本当に素晴らしかった。
十勝岳の荒々しい雰囲気とはだいぶ違う山容で、連峰の尾根にさえ出れば、容易に登頂できた。
山頂からは遠く日高山系、近くには芦別岳かな〜という遠くの山並みが雲海に突き出していて、コレを見れただけで、本当にきた甲斐があった!って思えた。
今回は登らない十勝岳も、下からじゃなくて同じ目線から望むことができて、立ち昇る噴気や荒々しい幾多の噴火の痕跡越しに十勝岳を重ね見ると、十勝岳が本当に活火山だということが痛感できた。
富良野岳から見る十勝岳は本当に素晴らしいと思った。
富良野岳から上ホロカメットクを目指して稜線を伝って行く。途中軽い昇降を繰り返して三峰山→上富良野岳と通過する。
景色はそれ程変わるわけではないけど、左側の崖はどこを見ても、過去の火山活動を物語る荒々しい物。
歩きながら手前から見える、切り立った崖と目指す稜線沿いのピークの絵は、怖さと自然地形の造形美が混ざって美しい。
稜線歩き自体も困難ではなく、踏み跡通りに通行できれば滑落の心配もない。
ただ道標になる黄色ペンキマークや危険箇所のロープがだいぶお疲れの様子なので、濃霧などで極度の視程不良の場合は、道迷いや不意の危険箇所への接近には十分に注意が必要と感じた。
【ちょっと注意喚起】
D尾根に限らず、登山路に木製階段が備えられ、急登時には非常にありがたい設備だが(私は苦手w)下りの時は重々注意したい。
D尾根の階段はピッチが狭く、チョコチョコ登れるような配慮がされていると感じるが、これが下りになった時、足の置き場がとても狭くなってしまう。
足を置くつもりだった段の前(上)の段に踵が乗ってしまい、踏ん張れず膝カックン状態になることがある。コレ、急斜面ではかなり危険
さらに階段は角材状もあれば、使用劣化からか丸太状になっている段もある。いずれにしても角は湿気で脆くなっているし、面も湿気で滑りやすくなっている。階段で足を滑らすのもケガリスクは高い。
階段と階段の間は土砂が雨で流されていて、木材だけが浮いている状態なので、木部に足を置くしかなく、しかもストックをつく場所も自由にならないからストックの補助もあてにならないという二重苦状態
特に急いでいなくても、この階段下りだけは本当に注意が必要と感じた。
ザレ場でのスリップ、根に躓いてオットット、大岩に膝を痛打などなどヒヤッとする場面はたくさんあったけど、今回もケガなく下山できたことに感謝
今度は紅葉が始まった頃に十勝岳に登らせてもらおう。妻と一緒に笑
帰りは凌雲閣ではなく、昔からのお気に入り白銀荘で整えて、赤コーラでシメて帰路につきました。
ありがとうございました。
【余談】
帰り道、ツールド北海道での事故現場に遭遇しました。ドクターヘリが飛んでたのはコレでした。
当事者の選手は既にヘリで搬送後でしたが、事故の痕跡は凄惨を極める状態で、目を背けたくなるほどでした。
早朝の奥まった峠でも自転車を見かける機会が増えたように感じます。安全運転も山登りの一部、山登りの行き帰りに同じ事故の当事者にならないとも限らないと肝に銘じました。
元自転車乗りとしても、事故当事者の自転車選手の回復を祈るばかりです。
【追記】
夕方、事故にあった選手の死亡が報道されました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
この事故を受けて、今後ロードレースが危険で厄介なイベントと認知されないことを切に願います。
ブーム真っ盛りの自転車業界、故に不埒な話も耳にしも目にもします。市民権を得るために、ブームで終わらせないためにも、自転車、歩行者、自動車が相互に優しさ・思いやりある振る舞いを心がけたものです。
9/9夜
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